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子供の「選ぶ」は生きる力になる

「選ぶ」行為って
日常、当たり前のように発生します。

これって大人になって
自立して自分の人生を歩んでいるからですよね。

「選べる」って
とても幸せなこと

今日は、子育てという視点から
考えてみました。

服を選べない高校生

ある日のtwiiterタイムラインに

「ぼくは高校生まで
着ていく服は親が選んでいた」

という内容のツイートが流れてきました。

ハッシュタグは「毒親」

親の過保護を受けた結果、
何をしていいか分からない
好きなことが何か分からない
と。

このツイート、衝撃でした。

でも、ふと思い返せば、
進路を自分で選べない高校生や
成人しても自分のことを
自分で決められない大人が
世間に存在するということは
たびたび聞くはなし。

少し前、Clubhouseで聞いた
大学の先生のお話とかぶりました。

単位がとれないのは困ると
研究室に相談しに来る学生。

単位がとれないのは
課題を提出しなかったから。

自己責任です。

自分がやりたくて
入学してきたんじゃないの?
と思う先生。

でも、学生は
親に行けと言われて入学したので、
単位が取れなかったら
どうしていいか分からない
と。

自分の進路を親が決めた結果、
困るのは、その子なんですよね・・・

子供に選択肢を与えよう

上記の例は極端かもしれないですが、
少子化の影響もあり、
過干渉&過保護状態な親子は
少なくありません。

子供に選択権を与えず、
親のコントロール下におく。

親の言うことを
かしこく聞く子に育った子供は
どうなるでしょう。

もうあなたも成人して大人なんだから、
自分のことは自分で決めなさい
なんて、
急に言われても
できません。

親の選んだ通り、
言われた通りに生きてきた子ほど、
自分のやりたいこと
好きなことが分からないまま
大人になってしまいます。

真に、
子供の幸せを願うからこそ、
幼少期から子供に選択権を与え、
選ぶ力をつけることが大切。

なーんて、
考えています。

だから、
私たち大人ができることは
有効な選択肢を作ること
だと思うのです。

まず、これがないと
始まりません。

大げさにいえば、
自立のスタートラインにすら
立てないということ。

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選択肢を作るコツ

とは言え、
私のようなワーママには
圧倒的に時間の余裕がありませんよね。

幼児である子供の
「自分でやる~」
「イヤ」「イヤ」
という喜ばしい自我の成長にすら
気持ちよく付き合えませんでした。

何をするにも
「イヤイヤ~」な時期は
大人の許容範囲内で
選択肢を設けることです。
どれを選ばれてもOKな選択肢。

例えば、
保育園に行くのに
靴を履いてもらいたいとき。

「早く靴はいてね~」
「いやぁ」

  ↓

「今日はどっちの靴にする?」
「こっち♡」

ここでの選択肢は
両方、くつ にすることがコツです。
サンダルや長靴を選んでほしくないので
大人の選んでほしくないものは
選択肢に入れないのがコツ。

子供は、自分で選ぶと
自分でやりたい思いも満たされ
気持ちよく、
次の行動に移ることができます。

選ぶことは自己責任

一番大切なのは、
子供の選択を尊重すること
だと思うのです。

親が、
そっちはちょっとな~
なんて思うことがあったとしても、
そっちを選ぶのね、いいよいいよ
と思えることが
子供の成長に直結します。

これって、
子供を一人の人間として
認めることでもあるんですよね。

幼児期から、
学齢期になるにつれて、
自分なりの考えをもつようになります。

その考え(選択)を
それはおかしい、違うと言って
親の価値観で上書きしてはいけません。

私(親)はこう思うよ。
あなた(子)はそう思うのね。

といった具合で
アイメッセージで会話すると
自分の考えを認めてもらえたという
自己肯定感につながります。

さらに、
子供の選択を尊重するということは
それを選択したことで起こりうる結果に、
子供自身で責任をもつことにもなります。

我が家の4歳娘は
真冬にお気に入りの薄手の服を着て
裸足でサンダル履いて
外で遊んだりします。

寒いし、風邪ひくから
その恰好ではお外で遊べないでしょ

なんて、
以前の私なら、
面白くないことを
子供に言っていたのですが、
今は、子供の選択したことに対して
よほどのことがない限り、
何も言いません。
(一応、寒いと思うよと忠告はします)

寒い思いをしたり
寒くて外で長時間遊べないのは
子供の選んだ選択の結果。

自己責任です。

子供のころから、
選択する力と
その結果を受容する力を育むのは、
大人になり人生の岐路に立たされた時、
決断を人(親)任せにしないで、
自分の人生を歩んでほしいと思うからです。

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好きなことを見つけるために

好きなことありますか?
やりたいことはありますか?

好きなことや
やりたいことがあることって
それだけで幸せなことだと思います。

さらにそれをやり続けることができれば、
これほど強いことはありません。

困難な課題があったとしても、
「好き」という情熱で
乗り越えられることがある。

答えの分からない問題に対して、
対峙できる。

「好き」の力こそが、
生き抜く力になる
んじゃないかと
思うのです。

子供には、
この「好き」に出会うために、
たくさん選んで(意思決定力)
たくさん考える(思考力)
経験ができるよう、
小さいころから選択できる環境を
どんどん作っていきたいと思います。

ここまで、
お読みくださり、
嬉しいです。
ありがとうございました!




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