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468 頑張れ‼斎藤元彦知事

はじめに

今日の教育コラムでは、兵庫県知事である斉藤元彦知事に頑張ってもらいたいことを少しお話してみたいと思います。

そもそも通報された当事者が公益通報に該当するかどうかを判断した時点でアウト

斎藤知事が「嘘八百」「事実無根」と決めつけて内部の職員の調査のみをもって県職員を切り捨て、一方的に処分して隠ぺいしようとしたが、職員の死がそうはさせなかったというのが、今回の事件のほぼ全体の問題点です。
維新の推薦をもらっている当該知事への維新議員や大阪府の吉村知事などの対応は、真実の追究を重んじています。
真実の追及は、失われた命のためにも必要です。しかし、公益通報の性質を十分に予見できた内容について、匿名性を確保せずに内部調査をしたり、早々に処分を下したりと地方行政のトップがとるべき対応ではなかったことについてのみ焦点を絞っても十分に責任を追及されるべきです。

民主主義を冒涜するような暴君を許さない

問題を整理すると、おねだりをしたり、ハラスメントをしたりしている事実については既にいくつか明らかになっているようですが、問題はそこではないといえるでしょう。
告発文の詳細な調査をする前に、本人がいかにも認めたような言葉を交えながら、ミスリーディングさせるような記者会見を開き、ろくな調査もせずに初動の段階で公益通報の可能性を嘘八百という言葉で隠ぺいしようとし、自らを守るために事実無根と断言して、公務員失格という評価を一方的に行ったことです。このことは繰り返し指摘しておきたいと思います。
民主国家で、このように権力者が強権的な政治権力を行使すれば、県民のみならず一般市民は公権力への恐怖心をもつはずです。
そうしたことが無いように定められたのが、公益通報に関して通報者を保護する法律ではなかったのでしょうか。

頑張れ!斎藤知事「辞めるという決断」

権力者が、権威を自ら捨てるのには勇気が必要です。
知事選の際に推薦を出した、維新と自民の2つの党の内、自民からは辞職を勧められています。維新は、真実の追及にこだわっています。県政を立て直すには出直し選挙なり、知事の辞職が最善の道であることを多くの人が指摘しています。しかし、維新が応援し続ける、支え続けるうちは、斎藤知事は「まだいける」と思えてきます。
しかし、まだいけるのではなく、「今やめる」と勇気を出して思ってくれることをきっと維新の議員たちも思っているはずです。相次ぐ知事の不祥事は深刻な民主主義への不信感を生んでいます。
職業差別を公然とする知事、ハラスメントを正当化しようとする知事、すべてにおいて共通していることは、巨大な権力を与えられている人物がなすべきことではないということです。

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