大部屋

プラットの場作りに込めている思い -自分らしくいられる居心地の良い空間を目指して-

法人の運営する地域の学び舎プラットは、「誰もが気軽にぷらっと立ち寄れる場所」をコンセプトに立ち上げたコミュニティスペースです。

私たちは、すべての子どもたちが自分の未来に前向きに、自立して生きていくための通過点の選択肢に、こんな場所があったらいいな、という願いを込めて、2017年4月にプラットをオープンしました。

そのコミュニティペースで実施している、プラット学習教室を開始し、2年が経ちました。
現在、参加する子どもたち、ボランティアスタッフの平均人数は、それぞれ15名ほどになりました。
1回の開催に30名ほどのメンバーが集まり、2時間半の中で、勉強をしたり、ごはんを食べたり、友達同士でおしゃべりをしたり、話を聞いてもらったり。

 

ここに集まる一人ひとりが、自分のために、そして、それぞれの時間のために、場を作る仲間として存在しているようなコミュニティができ始めているように感じます。

大人になっていく成長過程で、悩んだり、つまずいたり、くじけそうになったりしたとき、一人では選択肢を多く持つことのできない子どもたちの世界は小さく、壁を乗り越えることに困難さが生じやすくなります。
そんな状況でも、自分らしさを受け止めてくれる空間や、弱さを見せられる関係性、社会の中の第3の居場所があることで、ホッとしたり、落ち着きを取り戻せたり、自分について気づくことがあったり、そんな場所でありたいと思っています。

プラットという環境を必要とし、居心地の良い空間を一緒に作ってくれる子どもたちがいるからこそ、この活動は続いています。
ボランティアの皆さんがいるからこそ、私たちだけでは提供できない価値を生み出すことができています。

先生と生徒ではない、ゆるやかな関係性が構築されることで、様々なコミュニケーションを学び、多くの将来像を知ることにつながっていくと考えています。
プラットという場所と、様々な人や物との関わりを通して、子どもたちに新しい価値観を提供し、世界を広げられたら…そんなことを願いながら、私たちはこれからも活動を続けていきます。

written by 池田春奈

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからも、活動を継続してまいりますので、応援したいと思ったら、ぜひ「スキ」のボタンをポチッと押していただけると、励みになります! サポートをいただけることも、とっても嬉しいです。