2018年の内部事業報告会を開催しました(前編)

こんにちは!
広報担当の池田です。
今日から不定期に、私だけでなく様々なスタッフが、組織のこと、活動に関すること、日常のあれこれを掲載していきます。

今日は年度末に開催した報告会について。

***

「私たちのビジョンは『すべての子ども達が多様な価値観に出会い、自立できる社会』です。では、その実現したい社会って、具体的にどんな社会なのか。それを考えながら、発表を聞いてほしい。」そんな問いかけから始まった報告会。

工房(私たちは自分たちの組織をそう呼んでいます)では、年に1回、こうした報告会を行い、各事業部の活動や組織の方向性について、みんなで共有する時間を設けています。

「今起こっている社会の変化に合わせて、私たちも変化しながら、状況に合わせてこどもや家族をサポートすることが大切なのではないか。」
変わっていくことの不安とおもしろさを知っている代表だからこそ、私たち自身が変わることを厭わずに考えて前進し続ける必要がある、私自身、そんなことを感じ、考えながら1年間の振り返りが始まりました。

各事業部の発表タイトルは以下の通り。

保育園「地域の中でつながりをつくる保育園」
瑞江「チームで動く瑞江教室」
学習教室「安心して自分らしくいられるプラット学習教室」
駅前「本人のやりたいを実現する教室」
自在塾・放デイ「子どもの力を信じて学習環境を整える教室」
中央「安心して通える中央教室 -本当の自分をさらけ出せる- 」
本八幡「自分を出せて安心できる!本八幡教室」
カフェ「輪が広がるコミュニティカフェ」

工房は、法人化する前から自在塾を運営し、その後2012年にスタジオplus+を開室。
より必要な支援を届けられるようにと、地域にひらけた拠点、地域の学び舎「プラット」を2017年に立ち上げました。
2018年には企業主導型保育園「にじいろおうちえん」を開園しました。

市川市という地域で、7年間活動を続けてきて、多くの子どもたちやご家庭に出会ってきました。多くの事業を開設しながら、地域を拠点に、どのようなことが必要とされているかを考え続けてきました。
それは「なにかあった時に、ふと相談しようと思えるつながり」です。

各事業部の発表でも、子どもたちや保護者の方が相談しやすい環境づくりや、保護者の方同士が繋がるきっかけづくりの工夫が発表されました。

「工房の良さは、地域の中で行っているということ。
今まで取り組んできた学習支援だけでなく、その先にどんな支援が必要か、どんな生活実現に近づいていきたいか、という部分のサポートをどうやっていくか。
これから考えていきたいのは、その点なのではないか。」
「教室の中の安心、安全だけでなく、暮らす地域がどんな環境だと、その子の生活、暮らしやすさが担保されるかを考えていく時期なのではないか。」

そんな問いが投げかけられます。
それに関連して、人事部の発表では、今後の工房のあり方を一緒に考えていくためのプロジェクトの発表がありました。

「ビジョンを実現するための組織づくり」について人事部長の久野はこう語ります。

いろんな関わり方ができる組織になりたい。
コミットする時間の度合いは違うが、いろんな関わり方をする人が組織のまわりにたくさんいるような団体にしたい。
関わる人の人生における「やりたいこと」に合わせた働き方の多様性がある組織にしていきたい。
自分の目指したいところ、伸ばしたい部分を、共有して、振り返ったりして、「工房の目指すもの×自分のやりたいこと」を促進していきたい。

「私たち」の範囲が「教室」や「事業部」の単位に留まってしまっては、面白くない、そんな風に感じています。
いかに、工房のことを「私たち」と語れる人が増えていくのか、そんな挑戦の1年間かもしれないと、ちょっとの不安と大きな期待を胸に、具体的に変化していくことを2019年も楽しんでいきたいと思います。

written by 池田春奈

事業報告会のようす後編はこちら


最後までお読みいただきありがとうございます。 これからも、活動を継続してまいりますので、応援したいと思ったら、ぜひ「スキ」のボタンをポチッと押していただけると、励みになります! サポートをいただけることも、とっても嬉しいです。