2023年福島県議会議員選挙 いわき市選挙区立候補者に対する公開質問状
問1 性的マイノリティが直面する困難をご存じですか?もっとも当てはまる答えに〇をつけてください。
1.非常によく知っている
2.ある程度は知っている
3.あまり知らない
4.全く知らない
5.その他
鈴木智さん:2.ある程度は知っている
矢吹貢一さん:2.ある程度は知っている
鳥居作弥さん:2.ある程度は知っている
宮川絵美子さん:2.ある程度は知っている
古市三久さん:2.ある程度は知っている
吉田英策さん:1.非常によく知っている
安部泰男さん:5.その他(以前、当事者の皆様から直接、御相談をいただき具体的な御要望をお聞きしました)
木村謙一郎さん:2.ある程度は知っている
山口洋太さん:2.ある程度は知っている
真山祐一さん:2.ある程度は知っている
問2 性的マイノリティが直面する困難を解決するために以下のような施策は福島県において必要だと思いますか?最もよく当てはまる答えに〇をつけてください。また、明確な理由がある場合は併せてお答えください。
①同性パートナーシップ制度について
2023年10月現在、全国で300を超える自治体が同性パートナーシップ制度を導入しています。「渋谷区・虹色バイバーシティ 全国パートナーシップ制度共同調査」では、人口カバー率は70%以上を越え、性的マイノリティの権利保護や支援の動きが広がっています。都道府県としても東京都をはじめ、東北でも青森県・秋田県が導入を始めています。福島県で同性パートナーシップ制度を導入することについてどのようなお考えですか?
1.必要である
2.必要はない
3.わからない
4.その他
上記を選択した理由
鈴木智さん:4.その他 (まずは県民の、制の多様性に対する理解が増す、深まることが重要)
矢吹貢一さん:4.その他 (県民の理解増進が必要)
上記を選択した理由:県民の性的マイノリティに関する正しい理解の増進が前提であり、その是非を含めた慎重な検討が必要であると考える。
鳥居作弥さん:1.必要である
上記を選択した理由:現実に必要としている人がおり、それを認めても不利益を被る人が想像できない。
宮川絵美子さん:1.必要である
上記を選択した理由:要望が強くなってきている。
古市三久さん:1.必要である
上記を選択した理由:すべての人の対等・平等、人権問題として(憲法14条)
吉田英策さん:1.必要である
上記を選択した理由:マイノリティーの人たちが差別や偏見で自分を表現できない社会は健全とは言えません。現在の民法は同性婚を認めていません、そのため相続権や配偶者控除などなく、権利が縮小されています。同性カップルに異性カップルと同等の権利を認め公営住宅の入居、緊急時の病院の面会など親族同様の扱いを受けることは、パートナーシップ制度を導入し、自治体の裁量で行うべきです。
安部泰男さん:1.必要である
上記を選択した理由:全ての人が互いの人権や尊厳を大切にする共生社会の実現へ向けて必要と考え、福島県議会で取り上げパートナーシップ・ファミリーシップ制度の早期導入を求めています。
木村謙一郎さん:4.その他(まずは県民の理解増進が必要)
上記を選択した理由:先進自治体で導入している「パートナシップ制度」について、まずは、性的マイノリティに関する広く正しい、県民の理解の増進が前提であり、その是非を含めて、慎重な検討が必要と考えるため。
山口洋太さん:1.必要である
真山祐一さん:1.必要である
上記を選択した理由:様々な行政サービスや社会的配慮を受けやすくする必要がある。
②性的マイノリティに対する差別やアウティングを禁止する条例について
「10月1日時点で少なくとも12都府県で26自治体が条例で明記し、3年間で約5倍に増えた」という報道(2023/10/22 共同通信)もあり、性的指向・性自認も含めた差別の禁止やアウティング(本人の許可なく第三者に性的指向や性自認を暴露すること)の禁止を含めた条例が増えています。アウティングは2020年に施行された改正労働施策総合推進法(いわゆるパワハラ防止)のなかでパワハラの一類型に規定され、企業に対して対策が義務化されています。福島県において性的マイノリティも安全に暮らすことができるまちづくりのため条例制定についてどのようなお考えですか?
1.必要である
2.必要はない
3.わからない
4.その他
上記を選択した理由:
鈴木智さん:4.その他(差別、アウディングはあってはならない。その上で国の法整備等議論も注視したい)
矢吹貢一さん:4.その他(県民の理解増進が必要)
上記を選択した理由:互いに人権を尊重し、多様性を受け入れ、誰もが自分らしく暮らせ、活躍できる社会の実現に向けた取り組みは極めて重要。性的マイノリティの社会生活上の困難を軽減するため、地域・学校・職場など、さまざまな場面における理解増進が重要である。
鳥居作弥さん:3.わからない
上記を選択した理由:企業に対して対策の義務化だけでは、対策そのものの形骸化になり得る。まず、やるべきは、当該課題に対する教育の徹底。
宮川絵美子さん:1.必要である
上記を選択した理由:要望が強い。人権の基本的なもの。
古市三久さん:1.必要である
上記を選択した理由:すべての人の対等・平等、人権問題として(憲法14条)
吉田英策さん:1.必要である
上記を選択した理由:性的マイノリティーについて、関心や知識がないことからくる差別や偏見は当事者を苦しめます。差別や偏見をなくすため社会的な認知が必要。学校や職場などでの啓発を進めること、条例制定も必要。
安部泰男さん:1.必要である
上記を選択した理由:福島県において性的マイノリティも安全に暮らすことができるまちづくりのために条例制定は必要と考えます。
木村謙一郎さん:4.その他(まずは県民の理解促進が必要)
上記を選択した理由:誰もが等しく尊重され、受容される社会の実現に向けた取組は大変重要であり、性的マイノリティの社会生活上の様々な困難を軽減するためには、まずは地域や学校、職場など、社会の様々な場面における理解の促進が必要と考えるため。
山口洋太さん:1.必要である
真山祐一さん:1.必要である
上記を選択した理由:当事者が公表していない性的指向や性自認を、本人の意に反して暴露することは重大な人権侵害である。
問3 性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(いわゆるLGBT理解増進法)のなかで、地方公共団体の役割として理解の増進に関する施策を策定し、及び実行するよう努めることが明記されています。
上記を達成するためにどのような施策が必要だとお考えでしょうか?あてはまるものすべてに〇をつけてください。また、明確な理由がある場合は併せてお答えください。
ア.自治体職員への啓発
イ.性的マイノリティも包摂した自治体職員の福利厚生の整備
ウ.公文書における不要な性別欄の点検・削除
エ.事業主への啓発
オ.性的マイノリティも包摂した就業環境の整備
カ.性的マイノリティに特化した相談窓口の設置
キ.既存の相談窓口で性的マイノリティも相談できるように明記&相談員への研修の実施
ク.子どもたちへの性の多様性に関する教育の充実
ケ.誰でもトイレの設置等の教育環境の整備
コ.子どもや保護者が利用できるSOGIに関する相談窓口の設置
サ.性別によらない制服の選択
シ.教職員への啓発
ス.性的マイノリティが安心して過ごすことができる居場所づくり
セ.その他
上記を選択した理由:
鈴木智さん:エ.事業主への啓発、カ.性的マイノリティに特化した相談窓口の設置
矢吹貢一さん:ア.自治体職員への啓発、シ.教職員への啓発
鳥居作弥さん:ク.子どもたちへの性の多様性に関する教育の充実
上記を選択した理由:世代間での理解度の隔りがあり、急激な変化はかえって逆効果を生じかねない。教育を中心とした対策が大事。
宮川絵美子さん:ア.自治体職員への啓発、イ.性的マイノリティも包摂した自治体職員の福利厚生の整備、ウ.公文書における不要な性別欄の点検・削除、エ.事業主への啓発、オ.性的マイノリティも包摂した就業環境の整備、カ.性的マイノリティに特化した相談窓口の設置、キ.既存の相談窓口で性的マイノリティも相談できるように明記&相談員への研修の実施、ク.子どもたちへの性の多様性に関する教育の充実、ケ.誰でもトイレの設置等の教育環境の整備、コ.子どもや保護者が利用できるSOGIに関する相談窓口の設置、サ.性別によらない制服の選択、シ.教職員への啓発、セ.その他
上記を選択した理由:具体的要望にそって真剣に検討すべき
古市三久さん:ア.自治体職員への啓発、エ.事業主への啓発、カ.性的マイノリティに特化した相談窓口の設置、ク.子どもたちへの性の多様性に関する教育の充実、サ.性別によらない制服の選択、シ.教職員への啓発
吉田英策さん:ウ.公文書における不要な性別欄の点検・削除、エ.事業主への啓発、オ.性的マイノリティも包摂した就業環境の整備、ク.子どもたちへの性の多様性に関する教育の充実、ケ.誰でもトイレの設置等の教育環境の整備、コ.子どもや保護者が利用できるSOGIに関する相談窓口の設置
上記を選択した理由:学校や職場での啓発は必要。公務員の研修など直接接する機会の多い職種や職場では、常に研修等が必要。理解を深めるための取り組みが必要。上記全てが当てはまると考えます。
安部泰男さん:ア.自治体職員への啓発、イ.性的マイノリティも包摂した自治体職員の福利厚生の整備、ウ.公文書における不要な性別欄の点検・削除、エ.事業主への啓発、オ.性的マイノリティも包摂した就業環境の整備、カ.性的マイノリティに特化した相談窓口の設置、キ.既存の相談窓口で性的マイノリティも相談できるように明記&相談員への研修の実施、ク.子どもたちへの性の多様性に関する教育の充実、ケ.誰でもトイレの設置等の教育環境の整備、コ.子どもや保護者が利用できるSOGIに関する相談窓口の設置、サ.性別によらない制服の選択、シ.教職員への啓発、ス.性的マイノリティが安心して過ごすことができる居場所づくり
上記を選択した理由:すべての方の人権を守るために、出来ることはすべて実施するべきと考えています。
木村謙一郎さん:カ.性的マイノリティに特化した相談窓口の設置、キ.既存の相談窓口で性的マイノリティも相談できるように明記&相談員への研修の実施、コ.子どもや保護者が利用できるSOGIに関する相談窓口の設置
山口洋太さん:ア.自治体職員への啓発、イ.性的マイノリティも包摂した自治体職員の福利厚生の整備、エ.事業主への啓発、オ.性的マイノリティも包摂した就業環境の整備、カ.性的マイノリティに特化した相談窓口の設置、キ.既存の相談窓口で性的マイノリティも相談できるように明記&相談員への研修の実施、シ.教職員への啓発、ス.性的マイノリティが安心して過ごすことができる居場所づくり
真山祐一さん:ア.自治体職員への啓発、ウ.公文書における不要な性別欄の点検・削除、エ.事業主への啓発、キ.既存の相談窓口で性的マイノリティも相談できるように明記&相談員への研修の実施、ク.子どもたちへの性の多様性に関する教育の充実、サ.性別によらない制服の選択、シ.教職員への啓発、ス.性的マイノリティが安心して過ごすことができる居場所づくり
上記を選択した理由:理解の度合いについて国民の中にも隔たりがあることを踏まえ、多様性を認め合う社会を目指し、まずは行政や事業主において理解増進に努めることが重要。
問4 SOGI(性的指向・性自認)に関する課題についてどのようにお考えですか?あてはまるものを1つお選びください。
1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
2.取り組みは必要であると思うが、他に優先すべき課題がある
3.取り組みを行うかどうかも含め検討したい
4.取り組む必要はない
5.答えられない/分からない
6.その他
上記を選択した理由
鈴木智さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
上記を選択した理由:いろいろな個性があるということをお互いが認めていく社会であってほしいと考えている。
矢吹貢一さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
上記を選択した理由:性的指向や性自認に関する広く正しい理解を促進するとともに、多様性を受け入れ、誰もが自分らしく暮らせ、活躍できる社会を築くことが肝要であると考える。
鳥居作弥さん:5.答えられない/分からない
上記を選択した理由:課題解決にむけての努力は必要。しかし、デリケートな問題であるので、道すじを決めて慎重に行うことも大事。
宮川絵美子さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
古市三久さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
上記を選択した理由:すべての人の対等・平等、人権問題として(憲法14条)
吉田英策さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
安部泰男さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
上記を選択した理由:すべての方の人権を守るために万人に共通する概念を積極的に定着させる必要があります。
木村謙一郎さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
上記を選択した理由:性的指向や性自認に関する広く正しい理解を促進していくことがまずは必要であり、社会全体での理解促進に努めながら、多様性を受け入れる寛容で、温かさのある社会を築いていく事が重要と考えます。
山口洋太さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
真山祐一さん:1.課題解決のために積極的な取り組みが必要
上記を選択した理由:SOGIに対する正しい理解を啓発していく取り組みが必要であるとともに、当事者の人権が守られるよう慎重にニーズを聞き取ることが重要。
問5 今回の福島県議会議員選挙に立候補される際の「個人の選挙公約」、「マニフェスト」などに、何らかのSOGI(性的指向・性自認)に関する政策は含まれていますか?あてはまるものを1つお選びください。
1.明記されている
2.明記されていない
3. その他
鈴木智さん:2.明記されていない
矢吹貢一さん:1.明記されている
鳥居作弥さん:2.明記されていない
宮川絵美子さん:2.明記されていない(具体的な進め方の議論が必要)
古市三久さん:1.明記されている
吉田英策さん:1.明記されている
安部泰男さん:3. その他(「一人ひとりの多様性を尊重し、誰もが活躍できる社会を築きます」という表現で公約に掲げています)
木村謙一郎さん:1.明記されている
山口洋太さん:2.明記されていない
真山祐一さん:2.明記されていない(公表している重点政策に記載はしていませんが、会派として県に対する各種施策の要望活動を行っています)
問6 SOGI(性的指向・性自認)に関する課題の解消を促進するため、福島県としてどのような事ができるとお考えでしょうか? ご自由にお書き下さい(自由記述)。
鈴木智さん:まずは多様性を認めること、そういった考えの方が増えることから始まる
矢吹貢一さん:SOGIに関する県民の理解増進に向けた取り組みが必要である。
鳥居作弥さん:人の考えはなかなか変わることはない。制度を作っても、理解がなければ「絵に描いた餅」。大切なことは理解、そして当事者。これらを前提に進めるべき。
宮川絵美子さん:当事者の要望を聞く機会をもつ。勉強会を行う。
古市三久さん:性的指向や性自認に関する差別を禁止する条例の制定。就業環境改善等に関する取り組み。相談体制の整備。性的指向や性自認に関する課題をテーマとした学習会の開催。
吉田英策さん:県としてパートナーシップ条例を制定すること。性的マイノリティーの人たちの人権と生活向上のために、寄り添い、差別や偏見を許さない姿勢を県が持つべき。国に対して法整備を求めるべき。
安部泰男さん:SDGsの目標である「ジェンダー平等を実現しよう」をさらに深化させる努力が求められています。理解促進のための計画的な取組を進めるべきと考えます。また、皆さんのような若い世代の意見を県政に取り入れる仕組みを確立することが求められていると考えます。私もできる限りこうした考えを施策に盛り込めるよう努力します。
木村謙一郎さん:まずは、課題に関する社会全体で正しい理解促進が何よりも必要だと思います。そのうえで、きちんと対話や検討を重ね、必要な施策を適宜適切に行っていく事が大事だと思います。
山口洋太さん:選挙が終わったらまたゆっくりお話しできたらと思います。
真山祐一さん:行政手続きにおける申請書などの書類から不要な性別欄を削除することや、教育現場でLGBTの子どもらに配慮することなどを通じて、まずは行政機関が性自認や性的指向にかかわらず、等しく尊重され受容される社会の実現に向けた取り組みを積み重ねること。
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