「マインドフルネス 妙法正寺との不思議なご縁」その4 セカンドライフを愉しむ 〜60歳からの人生のキャリア〜
妙法生寺との不思議なご縁
蝉時雨の中、階段を上がって本堂に近づいていくと、改めてそ
の大きさに圧倒されました。中をのぞくと、本堂の中に自由に上がれるとのこと、誰もいない中、靴を脱ぎおそるおそる入ってみました。
中には、巨大な書が額に入っており、その迫力に圧倒されました。また パワーブッダと
名づけられたお釈迦様に直接触れることができるようにしつらいされていました。
普通はお釈迦様は恐れ多いもので、触る機会は全くなかったので、しっかりと触ってご利益をいただきました。そのお寺の在り方に、「ウン 何かこのお寺 違うぞ」と感じたのが最初の印象でした。
その時は、全く住職もおらず、蝉時雨の中、時が止まる体験をさせていただきました。
私のマインドフルネスのやり方
まず私がどのようにマインドフルネスを行っているかご紹介します。
基本的には、就寝前、ベッドの上で行います。お尻にクッションを入れて足を組みます。
両方の足を組む結跏趺坐ができれば姿勢が安定するので良いのですが、最初は足首が痛くなると思いますので、私は左足を右腿にあげる半跏趺坐で足を組んでいます。
右足膝外 左足膝外 尾骶骨の三点で体を支え、手をお腹の前で組みます。右手を内側
左手で包みます。色々な考えがあるようですが、禅宗では右手は悪さをするものという考えがあるので、右手は中で組みます。
姿勢は意識して背骨を伸ばします。首が上から引っ張られるように意識します。基本的にはこれだけです。
マインドフルネスを行うとき、足は結跏趺坐または半跏趺坐で行うが普通ですが、最初は体を支える膝が固い床にあたると、かなりの痛みを感じます。
そこで、お尻には座布団や坐禅用の坐布の上に座り、膝の下にも毛布や柔らかい布などを当てることをお勧めします。
妙法生寺と寺子屋ブッダ
ここでまた寺子屋ブッダが出てきます。まなびやアカデミーから帰った後、井上広法さんから紹介を受けた 寺子屋ブッダの HP を見ていたら、なんと、小旅行で訪れた妙法生寺でお盆明けの 3 日間 瞑想の合宿が開催されると掲載されているではありませんか。
本当に偶然、ここで妙法生寺と寺子屋ブッダがつながりました。この不思議なご縁を逃すのはないだろう、と思い、日頃の好奇心の塊が頭をもたげ、何も予定が入ってないことを確認したうえで、瞑想合宿の申し込みをしました。
そして、しばらくして、参加承諾のメールをいただいたのですが、なぜか東大の先生の名前で帰ってきました。その時はなぜだかわからなかったのですが、その瞑想合宿の主催は、妙法生寺の住職の弟さんで、東大大学院で仏教学を教えていらっしゃる、著名な学者の蓑輪顕量教授だということは、後から知ることになるのです。
蓑輪顕量先生のご紹介(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%91%E8%BC%AA%E9%A1%95%E9%87%8F
妙法生寺での 2 泊 3 日の瞑想合宿
8 月お盆後の金曜日から日曜日、私にとっては妙法生寺での初めての瞑想合宿が始まります。
特急わかしおにのって、安房小湊駅で下車、そこに迎えの車が来ていることになっています。
はじめての駅で降り、駅前ロータリーの集合場所に行くと、かなりの人数の方々が集まっていました。せいぜい 10 名くらいだろうとたかをくくっていましたが、実際は 30 名くらい、いたような記憶があります。
大型バンも含めて 5 台くらいに分乗して、山道を登ります。途中、うり坊に出くわしたりといった険しい山中を進み、以前偶然出会った妙法生寺に到着しました。
合宿の内容は、3 日間、様々な瞑想方法を学ぶ本格的なものでした。まず、蓑輪先生か
ら、仏教学の基本と上座部仏教と大乗仏教の違い、仏教と瞑想の歴史などを座学で学び、仏教学の権威でもいらっしゃる蓑輪先生から直接学べるという貴重な機会を得ることができました。
またバングラディシュから東大へ留学されていた、Gyana Ratna 先生が直々に様々な瞑想を教えてくれたのも得難い体験でした。
Gyana Ratna 先生の著書
Gyana Tayna Thera
『上座仏教の瞑想修行実践法』山喜房佛書林、2001
瞑想は、坐る瞑想だけではないこと、例えば、歩く瞑想 寝る瞑想 手の瞑想など様々な
種類があることもここで初めて知りました。
またこの 3 日間で、食事も蓑輪先生のお兄さんでいらっしゃる住職が丹精込めた薬石、朝食、昼食を出して下さり、なかなかハードな瞑想合宿の中で、安らぎの時間だったと思い返しています。
蓑輪顕量先生は、私が合宿に参加された後、E テレで、「こころの時代」に元オリン
ピックハードルの為末大さんと出演され、瞑想のことなどを話されています。
Youtube
E テレ こころの時代 で検索してみてください。
このように、まさに偶然が重なり、私自身のマインドフルネス・瞑想に対する関心は、ずっと続いているのです。
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