べきという 呪い
子供が生まれて8年。その期間で、唯一、自分の哲学として持ち続け、今も気を付けていることがあります。
それが「~べき」という言葉を家の中で使わない、というものです。
これは部下への対応とかでも気を付けていたポイントです。
「べき」と言う言葉が持つ魔力
「~べき」。英語で言うところの助動詞shouldです。
普段僕らはこの言葉を「当然そうなるはず」と言うニュアンスで使うのではないでしょうか。
・君はもう少し頑張るべきだ
・それはあなたがやるべきだ
・父親は、母親は、子供は、社会は、組織は〇〇であるべきだ
では、当然そうなるはずと言うのは「社会の摂理」でしょうか?運命でしょうか?そんな事ないんです。
あくまでも「べき」が発せられるのは、個人の主観に基づきます。自分の価値観とは「違う」もの・コトに対し、「あ、それ(俺の中では)NGだから」と押し付ける助動詞として、「べき」はチョイスされがち。
でも、個人の価値観や限定的な常識を、問答無用で押し付けられるのって、どうですか?
それって却って、モチベーションを下げてしまう事になるんではないだろうか…と、ごとうは思ってます。
例えば子供に対してもそう。子供が仮に「Youtuber」になりたいと言ってきたとしましょう。それを「がっかりだ」とか「そんな仕事はだめよ!」なんて決めつけ、終いには「あなたは〇〇すべき」と。自らの考えを押し付ける親御さん、時々いらっしゃいますよね。
その度に思うんです。子供を所有物にしてんじゃねーよと。
彼らには彼らの人生があり、選択があるのです。もしYoutuberになりたいなら、じゃあ何が必要か?とかパスを出したり、どんなビジネスプラン・キャリアプランを持っているか等を自己分析させてあげたり。
そんな親の方が、僕なら嬉しいです。同じ口を出すなら、決めて縛る言葉より、彼らが「じゃあどうしたらいいかなぁ」と前を向いて考え始められる言葉、可能性を広げてあげられるような言葉の方がいいですよね。
だって彼らは、僕らが子供の頃より既に多様になっているんだから。昭和世代の幸せテンプレートなんて、令和世代にとっては「選択肢の一つ」にすぎないのだから。
と、個人的には思います。
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