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日本の伝統料理のレシピ

シーン1:子どもと一緒に楽しむ節句料理

節句には、それぞれに特有の料理があります。ここでは、節句にちなんだ料理のレシピと、親子で作る節句のお菓子について提案します。

節句にちなんだ料理のレシピ

節句には、それぞれに特有の料理があります。例えば、桃の節句には、ひなあられやちらし寿司、白酒などがあります。端午の節句には、柏餅やちまき、鯉の形をしたお菓子などがあります。これらの料理は、節句の意味を象徴し、祝いの雰囲気を盛り上げます。

親子で作る節句のお菓子

親子で一緒に節句のお菓子を作ることは、子供たちの創造力を育てるだけでなく、家族の絆を深めるのにも役立ちます。例えば、桃の節句には、ピンク色のお餅やひなあられを一緒に作ることができます。端午の節句には、鯉の形をしたクッキーや柏餅を一緒に作ることができます。

桃の節句(ひな祭り)の料理


ちらし寿司

色とりどりの具材が散らばっている寿司で、祝い事によく作られます。

材料

  • ごはん 2合

  • 寿司酢 60ml

  • かんぴょう 70g

  • 干し椎茸 70g

  • レンコン 70g

  • 錦糸卵 100g

  • エビ 100g

  • イクラ 60g

  • のり 5g

  • 絹さや 適量

作り方

  • ごはんを炊き、炊き立てのごはんに寿司酢を混ぜてすし飯を作ります。

  • かんぴょうは煮て、干し椎茸とレンコンもそれぞれ戻してから煮ます。

  • 錦糸卵は卵を溶いて薄焼きにし、細かく切ります。

  • エビは茹でて、冷ましておきます。

  • イクラは醤油で味付けします。

  • のりは細かく切り、絹さやは茹でて冷ましておきます。

  • すし飯を器に盛り、上記の具材を彩りよくトッピングします。


ひし餅

三色のもちで、上から桃色、白、緑の順に重ねられます。

材料

  • 上新粉:300g

  • 白玉粉:60g

  • 砂糖:300g

  • 水:450ml

  • 抹茶パウダー:大さじ1

  • 食紅:適量

作り方

  1. 上新粉、白玉粉、砂糖をボウルに入れ、水を少しずつ加えながらよく混ぜます。

  2. 生地を3等分にし、一つには抹茶パウダーを混ぜて緑色の生地を作ります。別の一つには食紅を加えてピンク色の生地を作ります。残りの一つはそのまま白色の生地として使います。

  3. 蒸し器を用意し、各生地を順番に蒸します。まず緑の生地を蒸し器に入れ、中火で約7分間蒸します。次に白、最後にピンクの生地を同様に蒸します。

  4. 生地が冷めたら、ひし形にカットして完成です。


蛤のお吸い物

蛤の出汁が効いたお吸い物は、ひな祭りの定番メニューです。

材料

  • 蛤(はまぐり):10個

  • 水:500ml

  • 昆布:一片(約5cm四方)

  • 酒:大さじ1

  • 塩:少々

  • 三つ葉:適量(仕上げ用)

作り方

蛤は塩水に1〜2時間浸して砂抜きをします。その後、殻をこすり合わせながら水でよく洗います。

  1. 昆布は水500mlに入れて30分ほど浸し、昆布のうま味を引き出します。

  2. 鍋に昆布と水を入れ、蛤を加えて火にかけます。冷たい状態からじっくりと火を通すことがポイントです。

  3. 弱火で加熱し、沸騰する直前に昆布を取り出します。沸騰したらアクを取り除きます。

  4. 蛤の口が開いたら火が通ったサインです。この時点で酒を加え、塩で味を調えます。

  5. 器に蛤を盛り付け、上から熱々のスープを注ぎます。

  6. 仕上げに三つ葉を散らして、風味を加えたら完成です。


桃の節句(ひな祭り)のお菓子:

  1. ひなあられ: 色とりどりのあられで、ひな祭りに欠かせないお菓子です。

  2. ひし餅風クッキー: 菱餅の色を再現したクッキーで、見た目も楽しい一品です。

  3. 3色プリン: 桃色、白、緑の3層に分かれたプリンで、ひな祭りの雰囲気を出します。

端午の節句(こどもの日)の料理:


柏餅

餅にあんこを包み、柏の葉で包んだ和菓子です。関東地方でよく食べられます。

材料

  • 上新粉:200g

  • 白玉粉:50g

  • 砂糖:大さじ2

  • 水:適量

  • こしあん:200g

  • 柏の葉:適量

作り方

  1. 上新粉と白玉粉をボウルに入れ、砂糖を加えてよく混ぜ合わせます。

  2. 水を少しずつ加えながら、生地が柔らかくなるまでよく練ります。

  3. 生地を一口大に分け、平たく伸ばして中央にこしあんを置きます。

  4. 生地であんを包み、丸めてから楕円形に整えます。

  5. 蒸し器に柏の葉を敷き、その上に生地を置きます。

  6. 強火で15分ほど蒸した後、柏の葉で包んで完成です。


粽(ちまき)

もち米を笹の葉で包んで蒸したもので、関西地方でよく食べられます。

材料(5個分)

  • 上新粉: 200g

  • 砂糖: 大さじ1

  • 熱湯: 200ml

  • 粒あん: 200g

  • 柏の葉: 5枚

  • お湯(蒸す用): 適量

作り方

  1. 下準備

    • 蒸し器を沸騰させます。

    • 柏の葉を洗い、水気をふき取り、バットに並べます。手水のボウルも用意します。

  2. 生地を作る

    • ボウルに白玉粉5gと水46gを入れ、ゴムベラで混ぜます。

    • 上新粉50gに溶かした白玉粉を加え、こね混ぜます。表面が滑らかで一つにまとまるまで、しっかりと混ぜるのがコツです。

  3. 蒸す(中~強火/15分)

    • 生地を4等分し、平らな小判型を作ります。蒸し上がるまでやや時間がかかりますが、形を平らな小判型にすると15分で蒸し上がります。

    • 蒸し器には濡らした手ぬぐいを置き、その上に生地を置いてください。手ぬぐいを上にかぶせ、蒸し器に蓋をして、中火~強火で15分蒸します。

  4. 生地をこねる

    • もちをボウルに入れ、木べらでこねます。やや温度が冷めたら、手でこね、生地を滑らかにします。

    • もちが一つにまとまったら、冷水のボウルに用意し、もちを入れて急冷させます。急冷させると、もちに弾力が出ます。

    • もちを冷やしている間に、ボウルに白玉粉5gと水8gを入れ、混ぜます。やや冷めたら、水から取り出し、白玉粉のボウルに入れ、表面が滑らかになるまでしっかりとこねてください。

  5. あんを包む

    • もちを4等分し、形を丸く整えます。丸く形を整えるには、生地を中心に向かって折るのがコツです。

    • あんを手前にのせ、生地を前に持ち上げ、口を閉じます。あんを包んだら、濡らした手ぬぐいの上に並べておきます。

  6. 蒸す(中火/5~8分)

    • 蒸し器を沸騰させ、もちを入れ、蓋をして中火で蒸します。蒸し上がったら、もちを濡れた手ぬぐいやペーパーの上にのせ、常温で冷まします。

  7. 柏の葉で包む

    • 柏の葉を洗っておきます。もちが冷めたら、柏の葉で包み、完成です。

中華ちまき

いまではこちらのほうが「ちまき」の代表。もち米のもちもち感がおいしいメニューです

材料(4人分)

  • もち米:2合

  • 竹の皮:4枚

  • 豚バラ肉:100g

  • 竹の子(水煮):100g

  • 干し椎茸:4枚

  • 干しエビ:10g

  • にんじん:1/2本

  • サラダ油:大さじ1

  • しょうゆ:大さじ2

  • オイスターソース:大さじ1

  • 紹興酒:大さじ2

  • 砂糖:大さじ1

  • ごま油:小さじ2

  • うずらの卵(水煮):4個

作り方

  1. もち米は洗米してから水に2時間ほど浸し、ザルに上げて水気を切ります。

  2. 竹の皮は水に15分ほど浸して柔らかくし、水気を拭き取ります。

  3. 干し椎茸と干しエビはそれぞれ水で戻し、戻し汁は取っておきます。椎茸は軸を取り除き、1cm角に切ります。エビは粗みじん切りにします。

  4. 豚バラ肉、竹の子、にんじんも1cm角に切ります。

  5. フライパンにサラダ油を熱し、豚バラ肉、竹の子、にんじん、椎茸、エビを炒めます。

  6. 炒めた具材にしょうゆ、オイスターソース、紹興酒、砂糖を加え、戻し汁も入れて中火で15分ほど煮込みます。

  7. もち米に煮込んだ具材を混ぜ合わせ、竹の皮で包みます。うずらの卵を中心に置き、しっかりと包むようにします。

  8. 蒸し器に竹の皮で包んだちまきを入れ、強火で40分ほど蒸します。

  9. 蒸し上がったら、火から下ろし、器に盛り付けて完成です。


たけのこご飯 

春の旬の食材、たけのこを使ったご飯です春の旬の食材、たけのこを使ったご飯です

材料

  • ごはん:2合

  • たけのこ(水煮):200g

  • 鶏もも肉:100g

  • しょうゆ:大さじ2

  • みりん:大さじ1

  • だし:200ml

  • ごま油:小さじ1

  • ごま:適量

  • 青ねぎ:適量

作り方

  1. ごはんを炊き、炊き立てのごはんにしょうゆ、みりん、だしを加えて混ぜます。

  2. 鶏もも肉は一口大に切り、ごま油で炒めます。

  3. たけのこは水煮を使い、水気を切ってから炒めます。

  4. 炒めた鶏もも肉とたけのこをごはんに加え、さらに混ぜます。

  5. ごまをふりかけ、青ねぎを散らして完成です。


端午の節句(こどもの日)のお菓子

米粉鯉のぼりクッキー

鯉のぼりを形作ったクッキーで、子供の日にぴったりです。

材料(約20枚分)

  • 米粉:100g

  • 片栗粉:50g

  • きな粉:50g

  • 砂糖:大さじ3

  • 油(サラダオイルや米油など):大さじ3

  • 水:大さじ2〜3(生地の硬さによって調整)

作り方

  1. ボウルに米粉、片栗粉、きな粉、砂糖を入れてゴムベラでよく混ぜ合わせます。

  2. 油を加えてさらに混ぜ、水を少しずつ加えながら生地がまとまるように手でこねます。

  3. 生地がまとまったら、4〜5mm程度の厚さにのばし、鯉のぼりの形に包丁で切り出します。

  4. クッキーの目や鱗の模様をつまようじやストローでつけます。

  5. オーブンを180℃に予熱し、クッキーを天板に並べて15分ほど焼きます。

  6. 焼き上がったらオーブンから取り出し、粗熱が取れたら完成です。


甘酒と野菜のブラマンジェ

甘酒を使ったブラマンジェで、健康的な甘さが楽しめます。

材料(4人分)

  • 甘酒:200ml

  • 牛乳:200ml

  • 砂糖:大さじ2

  • ゼラチン:5g

  • 野菜(キャロット、パプリカ、ズッキーニなど):適量

  • ミントやパセリ(飾り用):適量

作り方

  1. ゼラチンを水で戻し、ふやかしておきます。

  2. 牛乳を温め、ふやかしたゼラチンを加えて溶かします。

  3. 甘酒と砂糖を加え、よく混ぜます。

  4. 野菜は食べやすい大きさに切り、軽く茹でて冷ましておきます。

  5. グラスに野菜を敷き詰め、甘酒の液を流し入れます。

  6. 冷蔵庫で冷やして固め、ミントやパセリを飾って完成です。


これらの料理は、節句祝いをより楽しく、思い出深いものにします。

参考

 桃の節句のレシピ おすすめの27選を紹介 | クラシル (kurashiru.com)

 桃の節句(年中行事・節句)~日本の行事・暦 (koyomigyouji.com)

 3月3日は桃の節句!春を感じるお洒落でかわいいひな祭りスイーツ&レシピ♡ | キナリノ (kinarino.jp)

 家庭でできる簡単レシピ付き!端午の節句の伝統料理とは? - cocoiro(ココイロ)


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