造形は嘘をつく POST その4
デジタルで造りきる。Version1を出力してさらにバージョンアップへ挑みます。
原型は演者
Version1を出力してみると、PC画面とじかに触れるのとでは印象も違います。バランスの見直しや、傾きなどを調整しました。
ヨーロッパでは、郵便の印は管楽器ホルンが示されます。
風船をもっと増やしてみました。パーツ同士の合わせを工夫することで、見る角度によっては浮いている“画“を作り出せます。
造形ならではのウソと言いましょうか。積み重ねをずらすことで、上昇する風船から空への導線になります。
▼バルーンリリースのガイドライン
この視点を、私は『立体造形における構図』と考えています。空間の中で“魅“せる情景の遠近感や奥行き、密度などを作る時の手がかりです。
また、手のポーズは毎回意識するところで、デジタルも同じです。演者として指先を表現します。
誕生、Version2。
高さがうまれ、郵便ポストから主人公の表情をたどり背面の風船へと導線が旧バージョンよりもはっきりしました。
Version2ができました。高さは風船トップまで120mm。ぱっと見大きな変化ってないんでしょうけど、細かいところまでモデリングもできて良くなりました。
次回は出力したものをご紹介します!
▼参照:郵便局のホルン
▼POST制作まとめマガジン
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