【理系学生のためのQ&A⑤】研究職について
Q『研究職に就きたいと考えています。また、研究職と開発職の違いを教えてください!』
A『まず、研究・開発職は企業の中でも配属人数が少なく(約1割)、大手企業の場合狙って就くとこは至難の業です。どうしても研究職が良い場合は、2つの方法がありますのでご紹介しますね。それぞれの違いは後ほど(^-^)』
1,部門別採用の企業を受ける
多くの企業は「技術職」として一括で採用しています。
ただ、ボッシュ・P&Gなどの外資系企業や、住友重機械・東洋インキなど日系企業の一部では「職種別採用」を行っています。これは、「研究職」「生産管理職」と予め部署を決めた採用です。両者に一長一短ありますが、こだわるのであれば職種別採用企業を受けると良いでしょう。
2,採用人数が5名程度のメーカーを受ける
日本には全国各地に優良中堅メーカーが数多くあります。大手と異なり採用人数が1~5名程度の場合、職種で分業しておらず1人の社員が様々な業務に携わることが多いです。そのような企業では希望すれば「研究職」に携われる可能性も高いです。
続いて、研究職と開発職の違いについて
研究職と開発職の業務内容は似ていますが、目線が違います。
【研究職】
今すぐにはビジネスにならないが、長期的な視点でいずれビジネスになるであろう技術を追求する仕事
【開発職】
営業からの要請により、ある程度要望が決まっていて、それを実現できる製品を作る仕事
(下町ロケットを見ていたのであれば、バルブシステムが研究職、人工弁が開発職です笑)
改めて、現実的な話をすると、そもそも研究職や開発職に就きたいと思って就ける人は多くないのです。
冒頭で記載したとおり、多くの企業は「技術職」というくくりで、採用を行っているうえ、研究開発職に配属される人数は1割もいないことを認識しておくことも重要ですね(^-^)”
「研究職/開発職/生産管理/技術職」などと職種別採用をやっている企業もいくつかありますが、そのような企業は概して倍率が高くなるので、早めからの対策が必須です!
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