モダホラ2後のVintage環境

モダホラ2がリリースされて3か月近く経ち、環境も落ち着いてきたのでまとめてみました。

1.環境に影響を与えたカード

S
《ウルザの物語》
A
《忍耐》
《敏捷なこそ泥、ラガバン》
B
《虹色の終焉》
《悲嘆》
《思考の監視者》
《猛火のルートワラ》
《死の達人》
《激情》
C
《残虐の執政官》
《激しい叱責》
《ドラゴンの怒りの媒介者》
《イラクサ嚢胞》
《虚空の鏡》
《ヴェクの聖別者》

2.メタゲーム

《ウルザの物語》は対処されなければ1枚でゲームを決める力があり、このカードを起点としてメタが回っている。

---勝ち組---

・Stax
8/29 VintageChallenge 1st by oosunq

画像6

《ウルザの物語》で強化されたデッキ。弱い土地が《ウルザの物語》に置き換わったことでデッキパワーが大きく上がった。起動までの時間が稼げる《抵抗の宝球》や土地破壊に耐性のある《世界のるつぼ》など元の構造から相性がよい為、そのままトップメタとなった。《ウルザの物語》がただ強の為、コンボ型は死滅した。

・青茶系(逆説、親和、船殻破り)
9/5 VintageChallenge 1st by Diem4x

画像2

9/4 VintageChallenge 1st by Murkyblack11

画像3

9/4 VintageChallenge 3rd by bcs8995

画像4

《ウルザの物語》で強化されたデッキその2。従来カウンターの多いデッキに不利だったが、《ウルザの物語》で容易に突破できるようになった。《Time Vault》コンボが再び搭載されるようになった。

・墓荒らし
8/7 VintageChallenge 1st by Ozymandias17

画像5

メイン《不毛の大地》とサイド後《活性の力》で《ウルザの物語》をしっかり押さえられる為、上記2デッキに耐性がある。《忍耐》で墓地系に更に強くなり、DoomsdayやBreachといった苦手なコンボとの相性が改善された。

・Jeskai
8/22 VintageChallenge 1st by discoverN

画像6

青茶系と墓荒らしに強いことから増加。《ウルザの物語》は直接止められないが、サイド後《破壊放題》や《高山の月》である程度対策できる。Staxに弱いのが難点。苦手な墓地系が減っているのはよい。《敏捷なこそ泥、ラガバン》のおかげでDoomsdayに強くなった。《虹色の終焉》のおかげで苦手だったオースにメインから耐性がついた。

---負け組---

・Doomsday
モダホラ2まではVintage最強デッキだったが、他デッキが強化されたのに対して何も強化されておらず相対的に弱体化。カウンターできない《ウルザの物語》、死角からとんでくる《忍耐》、《狼狽の嵐》できない《悲嘆》、
軽く構えやすくライフを詰めパイルを崩せる《敏捷なこそ泥、ラガバン》などいろいろなカードが厳しい。

・Breach
元々数が減っていたが、《忍耐》でさらに厳しくなった。

・RavagerShop
元々苦手だったStaxが環境に増えたことで減少。破壊できなければ即負けになる《ウルザの物語》により相性差はさらに大きくなった。カモだったDoomsday、Breachが減ったのも厳しい。

・墓地系(Dredge、HogaakVine、PitchVine)
ドレッジは《悲嘆》で強化されたが、それ以上に土地破壊が大量に入っっているStaxが厳しく減っている。ピッチヴァインも《猛火のルートワラ》《死の達人》《激情》で大幅強化され一時的に増えたものの、ドレッジと同じ理由で減少。

・Oath
伝説でないクリーチャーの選択肢として《残虐の執政官》が増えたが《Karakas》が環境に存在しない為ほぼ関係無い。《ウルザの物語》で《墓掘りの檻》を用意されたり、カモだったJeskaiが《虹色の終焉》を採用し始めたりと立ち位置はやや悪くなった。但し、オースを使う人は環境関係なく使うのであまり減っていない。

3.今後のメタ

《活性の力》《不毛の大地》《紅蓮破》が環境に刺さる為、Temur、4C等の増加が予想される。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?