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【ASMR規制】2022年6月何故YouTubeで大量にVTuberがBANされたのか/対策は?

VTuber講師・禰好亭めておです。

本件、相談と質問が相次いでいるため、YouTubeくんが何故2022年6月に、ASMR関連コンテンツを発信してるVTuberのチャンネルがBANされたのか解説します。Twitterでも6月7日に1日中「ASMR規制」と言う単語がトレンド入りしてましたね。

VTuber事務所さんの中には2022年6月6日に既に対応開始したところもあって、波紋が広がってるけど、実際どんな状況か分かってなくてもやもやしたり困ったりしてる方も多いと思う。

ASMRを知らない方も多いかもしれないが、そもそもはポテトチップスのいい音のような「聴覚を刺激する心地よいもの」や「視覚で感じる心地よいもの」を指し、適切な日本語訳はない。
近年、そのASMRが、特に日本のVTuberを中心に少しセクシャルな方向に特化しかかって人気を博していたタイミングでのYouTubeによる規制の為、今回の対応は凄い話題になった。

ASMR規制ポイントは3つ

今回の規制が発生し、これだけ話題になったポイントとして下記の3つが挙げられるだろう。

・YouTubeはアメリカの企業であるという事実
・ポリシーの内容に順守した正当なBANが多い
・未成年+性的なモノを"連想"させるコンテンツが対象

こちらを10~15分も見れば理解できるとは思うんだけど、今回話題になってる事象の根本に、ASMRがどうのこうのいう前に、「日本とそれ以外の認識の差」があるという点が挙げられる。

それが「YouTubeはアメリカの企業であるという事実」

日本では許容される描写が、海外だと忌避される可能性の高いものであるということを理解しておく必要がある。

特に「未成年に関連する性的描写」について。

※10代の少女への性的暴行で懲役が4060年になったという判例
※アメリカの法律では、18歳未満の少年少女による性的搾取は全て「人身売買・人身取引」として扱われるという報道がある
※セレブが撲滅に向けての活動をしてることも少なくない
※国連が日本の漫画の性表現を批判するというコトも

日本に比べ海外は未成年の性的搾取にめちゃくちゃ厳しいという事実があるのだ。

YouTubeのポリシーはどうなってるのか

それを踏まえた上でYouTubeの2022/6/7現在のポリシーを確認すると、何故今回のような状態になったのか、すんなり理解できるだろう。

今回のテーマでは特に「デリケートなコンテンツに関するポリシー」が対象で、その中でも「子どもの安全に関するポリシー」はしっかり見ておく必要がある。

未成年者の性的対象化: 未成年者を性的に描写したコンテンツや、未成年者を性的に搾取するコンテンツは投稿しないでくれ、と言う文言が最初に記載されている。

先に読み進めるとタブを開かなければいけないヶ所にも重要だと思われる記載がある。

分かりやすく言うと
→未成年者に性的アプローチ
→未成年者を性的描写

これらはASMRに限らずどちらもNGだということで、未成年者がやってるかどうかだけが判断の基準ではないという事なのだ。

また、警告も無しにいきなりチャンネル自体をBANしているケースについて苦言を呈しているのも多く目にするが、YouTubeのポリシーには

※悪質な不正使用が一度でも行われた場合や、ポリシー違反をチャンネルの主な活動としている場合も、チャンネルまたはアカウントが停止される可能性があります。

とあるため、メインのコンテンツとして今回の規制対象になる活動を提供していると判断された場合には、不当な対応ではないという事になる。

では、どうすれば規制の対象にならないのか。

今回のASMR規制に対する対策は?

・グローバル基準で物事を考えること
・グレーには触れず、YouTubeの年齢設定も駆使する
・ポリシーを確認する

この3つでたいていは問題ないだろう。
YouTubeの年齢設定については、当該動画や配信の設定にて「視聴者」の箇所にあるタブを開くと18歳以上の視聴者向けに限定できる。


今回の規制に関する対応については「広告がはがれる」や「センシティブ判定で広告が規制される」と言う内容とは別であることは既に理解していると思う。


様々な場所で「センシティブなものはいいのか」と言う発言もあるが、今回はあくまで未成年者の性的搾取に関するものを一斉に対応した結果であると予測されるため、お門違いの意見も多い事は言うまでもない。

尚、YouTubeのポリシーは時折変更が入る。
この記事で確認したのちにもアップデートされているかもしれない。

気になる場合は、一次情報、本家本丸が出している正しい情報を摂取することをオススメする。

☟YouTubeのポリシー


最後に、こんな記事を書いている私自身について触れさせていただきたい。

私は、専門学校でインフルエンサーとして活動するための根本形成に関わる講師をさせていただいたり、雑誌で連載コラムを書かせていただいていたりするバーチャルYouTuberである。

少しでも気になっていただいた方は、このnoteをfollowするなり、TwitterYouTube等をチェックしてもらえたら嬉しい。

☟YouTube

☟Twitter


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