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コレが見たかった『浅草キッド』だ。

誰もが見たかった『浅草キッド』
一言で言えばそういうことだ。
期待を上回る作品に出会えることは幸せなことです。
僕は劇団ひとりという天才によってビートたけしの唄う『浅草キッド』の世界をようやく心から楽しめた。

柳楽優弥、大泉洋、鈴木保奈美、門脇麦、土屋伸之(ナイツ)
そして柳楽優弥にビートたけしの演技指導をしたという松村邦洋。
この奇跡のキャスティングに拍手を送りたい。

たとえ特殊メイクに頼らずとも最後はビートたけしにしか見えなかった柳楽優弥。
若くして世界的な監督に認められ、世界的な賞をもらって、プレッシャーに苦しんだ時期。
このまま消えてゆくのかと思ってたが、ところがどっこい!
柳楽優弥は踏みこたえた。
最近の出演作を見れば、劇団ひとり監督ならずともビートたけし役は彼以外に考えられない。
見事だった。

そして大泉洋だ。
この人の出る作品にハズレ無し!である。
正にハイアベレージを誇る強打者だ。
飄々と淡々とその役になりきってゆく様はこの人も天才です。
ビートたけしの師匠である深見千三郎という幻の浅草芸人をその死に様まで見事に粋に演じきった。

他の出演者も本当に素晴らしかった。
僕たちがこうあって欲しいと願った『浅草キッド』が2021年に見れた。

コロナ禍で良かったことなんか普段より映画を見た事くらいだけど、その中でもこの作品は本当に素晴らしかった。

出演者、監督、スタッフ、そして深見千三郎とビートたけしに
心からの拍手を。

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