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手術から5年~寛解へ?

5年前の6月17日は癌の手術をした日です。
2019年の会社の健康診断で見つかった癌。
聞いた時は思わず「ガーン!」と頭を殴られたようなショックが来ました。
ってシャレでも言わないとやってられない気分だった。

胃カメラで2年連続で「ちょっと気になる部分が有るので」と細胞を取られて検査されたので覚悟はしてましたが、それでも何も無かったと言われるという気持ちの方が強かった。
しかして…結果は「癌」だった。

それからは怖いとか思う暇もなく手術の日が決まり、主治医の先生からは「○○さん、煙草は絶対ダメですよ!辞めといて下さいね」とあれだけ念押しされたのにやめたのは手術の2日前という不届き者で。
おかげで手術中に心臓は止まるわ、肺が3回潰れるわで、嫁さんはそのたびごとに生命保険の保険証書を開いたり閉じたりしたという(笑)
65歳までに死んでくれれば2500万円の保険金が嫁さんのふところに入る予定だった。残念!

しかし、嫁さんのその願い?も空しく、僕は憎まれっ子世に憚るを地で行く男の本領を発揮してしまい、あれから5年。
まだ生きてます。

冗談はさて置き、手術後は食事が取れず洒落じゃなく、体重がガンガン減った。
皆さん、「癌」に勝るダイエット方は有りませんよ。
一番痩せた時は44キロ前半まで行った時はマジで「嗚呼、俺はこのまま死ぬかもしれない」と何度も思った。
それまでは食事に気をつける事もなく、好きな物を好きなだけ食べていたけど、胃が少ししか無くなり体重が減るのを経験したら、
人間とは食べる生き物だと思いました。食わなきゃ死ぬ生き物だと思いました。

45キロを切った体重の頃
リアル骨川筋衛門だった。

普通に生活出来るようになったのは手術後1年くらい経ったあたりからかな?この頃が本当にきつかった。
1番きつかったのが食べる事。
わかってはいても食えなくて何度か入院もした。
食欲の無さが僕を鬱な気分にさせた。
ひとつラッキーだったのは「コロナ以前」だった事。
コレがコロナと被ってたら…
本当に僕は精神的に参っていただろうと思う。
1年を過ぎたあたりから徐々に体重も増え、今は59キロまで戻りました。
あれから5年。
毎年やってる胃カメラも
今のところ、異常は無し。
そして7月3日にCT 造影検査を受けて「寛解」となる事を祈ってるのだが。

2024版僕です。
9月で67歳になります。


まだまだバンドやりたいし
孫1号2号の成長も見ていたい。

で、病院終了しました。
主治医のおとぼけ女先生からの「寛解」の言葉を待っていたが「5年経ちましたね」で終わり。
そこは「よく頑張りましたね、寛解です。」でしょ、先生。
そして彼女の口から出たのは「〇〇さん、胆石が有りますね、注意しといて下さい」だと。
寛解、俺の寛解は~?
#寛解

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