野球観戦の最も古い記憶

自分は高校野球とプロ野球を主として観戦することが多い。新型コロナが流行する以前は年に数度球場に足を運んで観戦することも少なくはなかった。自分が住んでいる場所から離れた場所へと旅行するときも必ず野球要素を含ませていた。また、目処が立てば再開したいと思っている。

さて、自分が野球観戦をするきっかけ、というよりも何が初めてだったのかということがふと気になった。自分の中で強烈なインパクトが残っているのが、ある打者である。右打ちで、少しふっくらして、体をくの字(右打者なので大なりのほうが正しいか)に曲げたバッティングフォームで沖縄の選手であった。あまりにも強烈だったために、その選手の形態模写をえらく好み、親も「あれみせて!」といって自分に要求をしてきたのを覚えている。

いつに出場した、どこの、何という選手だったのだろうか・・・。現代は便利なものでネットで調べてみた。

「沖縄 高校野球 独特のフォーム」と入力し、画像検索にかけてみる。すると、出てきた!くの字というよりもカギ括弧の始まりの方を反転させたといったほうが正しいような気がする。答えとしては、2000年に夏の甲子園に出場した那覇高校の比嘉選手だそう。このときのチームには、左投げの捕手などかなり個性派揃いのチームだったようだ。でも、あのフォームだけが鮮明に蘇ってくる。

沖縄の高校野球といえば、宜野座高校の宜野座カーブであったり、興南高校の島袋投手のトルネードなど強烈な個性に加え実力も兼ね備えたチームが多く野球王国であるともいえるだろう。個性派ではあるが、チームワークも非常に良いというイメージもある。

現在はあれだこれだとデータを見たり今まで見た経験をどうこう言いながら観戦しているが、那覇高校の比嘉選手を初めて見てからしばらくはただ純粋に見ることが好きだったのだろう。今は純粋な楽しみ方はできない。

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