日本の古物を始めます
お店とはまた別に日本の古物の発売を始めます。
その名も
ブローケン・ジャンク・ジャパン
です。どうぞよろしく。
↓インスタ↓
とりあえず、どんな物なのか写真を貼っていきます。
う〜ん可愛い。とっても可愛い。可愛いよな?可愛い。
これらは戦後から昭和にかけて日本で作られた物たちです。
ちょっと雑談させて下さい。
僕は旅行に行くとこれでもかという程お土産屋さんに立ち寄ります。
たとえ大人数で行こうが、彼女と行こうが、関係なしに立ち寄ります。
僕は自称 "おみやげ屋フリーク" なのです。
見知らぬ土地に行って、見知らぬ土地の物を見たい!
といういたってシンプルで当たり前の事が旅の醍醐味。
地方のお土産屋には僕の欲望の全てが詰まっており、お土産屋こそ最強で最高の小売店なのではないかと思う時もあります。
僕の事をよく知ってくれている人はそろそろ察した頃でしょうか。
この "BROKEN JUNK JAPAN" の第一章は古い日本のお土産品です。
アツく語ります。
古い時代の土産物には地産地消の奥ゆかしさがあります。
"その土地で取れる物を利用してその土地の物を作っていく"という構造もシンプルで純粋だし
その地の名物や風習、歴史をお土産として持ち帰ってもらうというゴールも素敵です。
な〜にを当たり前な事を言ってるんだ!と思う人もいるかもしれませんが、お土産屋フリークの僕を侮ってもらっては困ります。
こんなにも "純朴" とも言えるお土産は2022年もうほとんど存在しないように思うんです。
キティーちゃん、鬼滅の刃、アニメコラボ、謎のチャンバラソード、どこにでも売ってるインスタント抹茶アイス、などなどなどなど...
うわぁぁぁあああああぁぁぁあ!!
こんなにも電車に揺られ、車を走らせ遥々辿り着いたというのに何故僕はお土産屋で鬼滅の刃を見なければいけないんだ...涙
と肩を落とす変人が僕です。
お土産屋さんも一つの商売。売れない物は淘汰され、利益になる物が優先されてしまうのが道理。
少し寂しいけれど、仕方ない事なのです。
僕は昭和を生きた事がない人間なので確かな事は言えませんが、今の様にSNSやカメラ付きの携帯がない時代の旅行土産は 写真と物 しかなかったのではないかと思います。
自分はここに旅行に行ったんだよ〜!という旅の思い出に写真を撮って家に飾り、余裕がある人はそこで作られた物を買う。
それは今の時代も大きくは変わらないけれど、大体のお土産はサービスエリアで買えてしまい、なんならネット通販で買えてしまったりもします。
世界中の景色もyoutubeで見れてしまいます。
話が遠回りしてしまっていますが、テクノロジーと商売の狭間で淘汰されてしまったのが 地産地消 なんだと思います。
この写真の人形たちの半数以上は、今現在もう作られていません。
現在も作られている物は、それを伝統として受け継いでくれる人に恵まれた物だけだと思います。
僕は古い物を扱う人間として失われた物を嘆くのではなく、それを今どう見るかに意味があると思っています。
日本家屋や平家が無くなる事は仕方ないでしょう。街のレトロな喫茶店が閉店してしまうのも仕方ないです。
着物が普段着に戻る事も無いです。
アメリカ古着屋の僕が言うのもおかしな話ですが、日本の古い仕様の物はこれかはどんどん無くなってしまうと思います。
そんな2020年代だからこそ、僕は洋室に一つ二つ日本の素晴らしい手作り土産をインテリアとして飾る事は粋なんじゃないかなと思うんです。
作り手がいなくなっても作られた物は残っていきます。
その残された物をガラクタだと思うのか、価値を見出していくのかが僕の仕事です。
"日本の壊れたガラクタ"
このヤバいネーミングにはそんな意味がこもっております。
前回の狂文noteで異国情緒という言葉を使いましたが、これはその先にある自国情緒。
ついでに日本の歴史も知れるオマケ付き。なかなか良いと思いませんか?
偏った話が長々と続いてしまったのですが、こんな奇妙な考え方に興味のある方は是非実物を見に来て頂きたいです。
という事で告知です。
初出店とは思えない素敵なイベントに誘って頂きました。
詳細はインスタグラムで見て頂いた方が早いと思うのでここでは割愛。
今週の土曜日のみ出店。場所は岐阜県でございます。
昔の旅行の様に、岐阜県に来た思い出を持って帰って頂けたら幸いです。
最後にカッコつけた事書いてしまった。失敬。
今回のnoteもハートボタンで私の羞恥写真が出る仕様になっておりますので、ここまで読んでくれた方は食後のデザートとして楽しんで行ってください。
古物の男、こぶおからは以上です。
お金くれるんですか?あざす!