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年齢への考え方

たいへん久しぶりの投稿になります。ずいぶん間があいて申し訳ありませんでした。わたしはこの夏の間に、こどもを日本の小学校へ一時就学させるため日本に帰っておりました。一時就学とは、ほかに、体験入学、仮入学という呼ばれ方もしますので、固定された呼び名ではないようです。

さて、今日は年齢への考え方というテーマでひとつ書いてみようと思います。

例えば日本の小学校の学年のことを思い浮かべてみましょう。

4月2日~(翌年の)4月1日までが同じ学年になりますね。4月1日に生まれた人は前の年度の学年に入るという奇妙なことを除けば、日本は一般に、年度の始まり(4月)から年度の終わり(3月)までが同じ学年ということになります。

では、アメリカではどうなのか。

わが市(カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の、ある市)では、新年度は8月後半にはじまります。去年は8月19日に始まりましたが(初めてのことでとても緊張しており日にちまで覚えています)、今年は8月22日から始まりました。

アメリカの学年は一般に、8月できりかわる考え方を採用しているところが多いです。少なくともわが市はそうです。

長女は5月生まれ、二女は8月生まれ。つまり二女は日本の早生まれ(3月)と同じなので、その学年の中では最も幼い、最も遅い進歩の組で、その学年に組み込まれることになるわけです。

つまり、不利か有利かといえば、不利です。

文字の読み書きも、運動能力も、12カ月前の子には当然負けやすい。

ここでアメリカの面白いところですが、学年に関する考え方が非常にファジーなので、8月生まれの子は、次の学年にいくこともできるのです

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