私はとても我慢していたらしい。 〜ずっと生理が辛かった28歳が子宮筋腫手術を受ける。〜
明々後日に子宮粘膜下筋腫を子宮鏡下手術で切除する予定の28歳です。
6月に診断されるまで子宮筋腫とは聞いたことがあるだけの婦人科疾患でしかなかった。そんな自分が、人生初めての入院と手術を経験しようとしている。
正直、ものすごく驚いたわけではない。
というのも、私は10歳で初潮を迎えてから重いPMSに悩まされてきたからだ。
10歳 初潮
月経前症候群(PMS)に苦しむ。
22歳 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、ホルモン剤での治療開始
28歳 子宮粘膜下筋腫が見つかり、2023年8月下旬に手術予定。
生理が始まった時、母からはなんとなく生理というものについて教えてもらったが、10歳の頭では自分の身に何が起きたのか、分かっていなかった。
小学校で女子だけが保健室に集められて初めて生理について学んだあの日から、誰かに生理や女性の身体について教えてもらうことは正直なかった。
インターネットが普及したからこそ、自分から情報にアクセスしたり、人の体験談を見て知ったことが多かった。
生理はお腹が痛くなるもの。
吐き気もするし、倦怠感がある、眠くなるし、イライラする、この世の終わりみたいに悲しくなるし、何でもないことで涙が出るし、お腹が空くし、血も大量に出る。
あぁなんて煩わしいんだ。
でも、「なんで自分だけ。」と思ったことはなかった。
世界中の女性が同じように苦しんでるんなら、しょうがないか。こういうものなんだ。我慢しないといけないんだ。
そう思い込んでいる私は我慢している自覚もなく、22歳まで生きていた。
今となってはあんなに我慢したり苦しい思いをすることはなかったと後悔するほど、症状を軽減したり治療するという選択肢があることを知っている。
もっと知識や選択肢が欲しかったと、社会や当時の大人たちを責めた自分もいたが、子宮筋腫が見つかってから、自分の身体を大事にしてこなかった自分にも責任があることに気づいた。身体はずっと悲鳴をあげていた。
もっともっと身体を労わることはできたはず。それは知識がなくても、素直に生きていたらできたはずだった。
ごめんね、これからは大事にするね、という決意ともあって、noteに書くことを決めた。
今どこかで過去の私と同じように苦しんでいる方や、しょうがないと苦しみを受け入れていた過去の自分に向けて。
今の日本社会で性や生理について語るにはハードルはたくさんあるように見えるけれど、タブーにしてしまっているのは自分自身でもある。
SNSで発信することは精神的に傷つくことや、誰かを不快にしてしまう可能性があると思ってなかなか積極的になれなかったけれど、自分が発信することで誰かと共感できたり、共有できることがあれば。と思い、これから子宮筋腫の手術後までについて綴っていこうと思います。
#子宮筋腫
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#多嚢胞性卵巣症候群
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