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結局Saliva Chiken Riceに行きつく

マレーシアの魅力の一つといえば、おいしいごはんだろう。個人的には、日本の料理の数倍はマレーシア料理のほうが旨いと思っている。というのも、マレーシアには「マレーシア料理」というのがない。一応、ナシゴレンとかそれっぽいのはあるが、これはインドネシア発祥の料理だ。

世界最高峰の料理

日本だったら「The Sushi」があるかもしれないが、マレーシアでは「The」という料理がない。ラーメンもあれば揚げ物もあるし、ナンみたいなインド料理からチキンライス、そしてミーフン、フルーツ、ドリアン、ナシレマ、なんでもある。唯一酒はタイガービールくらいしかない。

そんなカオスなご飯事情を抱えているこの国でいろいろなものを食べてきたが、結局一番食べたのは最も自分の家から近いところにあったレストランの料理だった。その名もSaliva Rice。チキンライスだが、10リンギでかなり美味しい。KLだったら20リンギはするだろうが、田舎で食べれば10リンギで済んでしまう。とんでもない高コスパ。

マレーシアはまだ物価が多少は安いので住み心地は良い。何より、外に出ると100%暖かい。しかし日本のような猛暑ではなく、どちらかといえばじめじめとしたもわっとした暑さといったほうがいいだろう。こういった表現のほうが的を得ている。

明らかに低い平均年齢

マレーシアに来るとわかるのが、周りを歩く人の若さだろう。日本だったらこんなに子供が町中にはいない。そのくらい平均年齢が低く、30歳くらいだ。東南アジアも今後「どうせ」高齢化のトラップにかかるのかもしれないが、マレーシアは移民国家とイスラム文化がどちらも混在しているからか、人口は現在もなお増え続けている。

周りが若いと異なることがいろいろとある。例えば、マクドナルドやスターバックスに夜の12時以降までいても、満席レベルで人がごった返している。そして、そこに座っているのは日本にもいるようなMacユーザー、ゲーミングPCユーザーだ。

一度街に駆け出したらありとあらゆるところでファミリー層を目にすることがある。こんなにもファミリー層がいること自体日本では考えられないことだ。

海外といっても開放的ではなかったりする

マレーシアといって、海外ではあるものの国によってなのかそこまで解放感を感じることはない。日本はよく「閉鎖的」と揶揄されることがあるが、マレーシアも文化レベルで言ったらそれぞれの民族、文化間で不要な干渉はしないという暗黙の何かがあるように思える。だからか、少し閉鎖的なのではないか?カオス、ではないのかもしれないと感じることはある。

というのも、ヒジャブをかぶったムスリムはムスリム同士で会話をしており働いている場所も同じだったりする。一方で中華系、インド系も同様でそれぞれ中華系ならば中華系同士で、インド系ならばインド系同士で会話していることが多く、それぞれの文化圏同士で店やレストランで行動している人が大半な印象である。

だからか、よくマレーシアは多様性が、とか言われるが、そこまで多様ではないしそれぞれがそれぞれの境界線を明確に分けているように思えてならない。だからか、ブギビンタンにある中華系バドミントン選手の看板はおそらくマレー系の人々には全く受けてないんだろうな、と思ったり、インド料理屋に入っても「どこか」中華系・東アジア系は浮いているように思ったりする。

とはいってもこれは少し深く洞察しすぎかもしれない。



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