[ラッシュCSベスト8]陰湿ルカメタ

はじめに

はじめまして、でぃる と申します。

この度第1回カードラッシュCSにて、ベスト8に入賞することができました。
普段はありぽけ(@Iy0cK)さんや、大須のNextPro(ネクストプロ)さんで様々な方と練習しています。

過去の実績は、
CL横浜2021 9-4 day2 best64(セキタンザン)
シティリーグ2022 S4準優勝(ルカメタ)
第4回マグノリアカップ best16(ルカメタ)
などです。

本題に入る前に、ルカメタの記事を詳しく読みたい人や理解を深めたい人はありぽけ(@Iy0cK)さんのnoteを併せてお読みいただけるとより良いと思いますのでこちらも是非読んでください。

環境考察

環境考察にあたって、関東の自主大会やシティリーグの結果、デッキ分布の参考は前提として、YouTuberなど招待枠の方々の予想デッキを考えた上で以下のtier表になりました。

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デッキ選択理由

なぜルカメタを使用したか、理由は2つあります。

1つ目の理由は、普段自分が練習している東海と比べて、関東は「ルカメタに対するマークが薄い」ということです。
薄ければもちろん、ルカメタというデッキの通りが良くなります。対面はルカメタに対しての対策が薄いこと、立ち回りがある程度定まっていないことから、勝率が高いと感じていました。

2つ目は、「安定性及びデッキの再現性が高く、不利対面が少ない」ということです。
なぜ再現性か高いかというと、そもそものポケモン構成が、「ルカメタ」「ザシアン」「ザマゼンタ」の3種の種ポケモンであること。ザシアンのふとうでの事故軽減、タッグサポートの恩恵を得ていること。相手のプランニングに応じた動きが3種のポケモンで取れることです。
明確な不利対面は「黒馬バドレックス」、微不利対面は「ジュラルドン」であり、例え不利とはいえ、構築単位の対策やプレイングで勝率は5分近くまで上げられることがわかりました。
また現環境では、ルカメタの弱点を突いてくる炎デッキと対面する確率も少なく、安心して持ち込めるデッキだと感じました。

以上の理由からルカメタを握ることに決めました。

リスト解説

ここから先は有料部分となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
もしよろしければTwitter(@dill_puipui)やnoteのフォロー、拡散等もよろしくお願い致します。
ありぽけさんのTwitter(@ly0cK)やnoteのフォローもして貰えると本人が泣いて喜ぶらしいです。


当日使用したリスト

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採用カード

ポケモン 8枚
・ルカリオ&メルメタルGX - 2枚
使う対面と使わない対面がありますが、GXワザは強力で、サイド落ちを考慮して2枚採用です。
ワザ「こうてつのこぶし」で山を混ぜられること、「ヘビーインパクト」でクイックシューターのインテレオンや、小クワガノンを倒せるのでアタッカーになることも覚えておくと良いです。超抵抗も忘れないようにしましょう。

・ザシアンV - 4枚
必須。以前はザマゼンタと共に3枚で回していましたが、主に白馬、三神系統に強く出れるので4枚になりました。基本的にどの対面も1体は盤面に出すのと、2体使う対面もあるので4枚採用です。
アタッカー運用も偉いですが、特性「ふとうのつるぎ」の手札補充の方がメインです。
特性でエネが付くことは強いのですが、手札に鋼エネルギーがない場合、縦引きのサポートがなく、次のターンに確実にエネルギーが貼れる保証がない場合は貼らない方が良いときもあります。

・ザマゼンタV - 2枚
VMAX対面において、基本的に1枚は使います。
以前は2枚使う対面もあり、サイド落ち考慮で3枚採用でしたが、前述にも説明しましたが、白馬、三神系統に強く出たいが為に、2枚になりました。
ワザ「アサルトタックル」で特殊エネルギーを剥がせるので、対面に応じて見極めながら、優先的に育てましょう。

グッズ 19枚
・タッグコール - 4枚
必須、安定感の塊です。
後攻を取った際に、グズマ&ハラが使えないと苦しい対面があるので最大枚数の4枚です。
主に先行2ターン目でザシアンを突破してくる対面で、マントを貼ったザシアンを作れないと先行2ターン目に倒される可能性があるからです。
相手に手札干渉をされた際の返しに特に強く出れるカードだと思っているので、出来る限り温存をしながらプレイができると良いです。

・ポケモンいれかえ - 3枚
人形の枚数と合わせています。ブレキャリ連打ができること、人形などに入れ替えて壁にしながらふとうのつるぎを打って盤面を整えることもあるので3枚採用です。

・メタルソーサー - 3枚
ルカメタのフルメタルウォール即起動、ザマゼンタの早期育成、2体目のザシアンの育成スピードを上げられるため必須なカードです。タッグサポートのコストとして鋼エネルギーを落としながらソーサーを打つ動きも強く、噛み合いも良いです。
以前はポケモンの育成スピードを上げるために4枚採用だったのですが、序盤に使わないことも多々あるので3枚に落ち着きました。

・リーリエのピッピ人形 - 3枚
前の方でも説明しましたが、ポケモンいれかえと枚数を合わせています。マオスイでベンチに戻したポケモンをすぐに使ったり、ベンチでふとうを安全に使えるので3枚採用です。
しかし、スイクン対面でブリザードロンドのダメージが伸びること、ヨガループの対象になるので盤面に出す際は気をつけましょう。

・ツールスクラッパー - 1枚
主にふうせんを対象に、LOプランを取る際に必要となるので採用しました。マントが付いたポケモンにブレイブキャリバーを被せるとサイド2枚取れること、自場のマント付き手負いポケモンの道具を割って自壊して、サイド1枚リセットスタンプを決めることもごく稀にあるので頭に入れておきましょう。

・リセットスタンプ - 2枚
マリィでの手札干渉もできますが、終盤に相手の要求を上げたいこと、サイド1枚スタンプを打ちながら人形を前にしてふとうを打って捲る試合もあるので2枚採用しました。
後述のカゲツで相手の手札を見た際に手札が弱ければ打たない、強ければ打つ択も取れること、ミュウ対面で手札をリフレッシュさせ、動いてもらうこともあるので幅広く使えます。

・タフネスマント - 2枚
ザシアンとザマゼンタの耐久を上げるための採用です。耐久を上げて場持ちをよくしたいため必須カードであり、3枚目の採用も視野ですが2枚で足りたことや枠の都合上で2枚採用です。

・にじいろのはな - 1枚
主に小クワガノン対策の1枚です。貼ってベンチでルカメタを育てながらゲームを進めたいがために採用しました。他にもれんげきウーラオスVMAXのキョダイレンゲキ、テンタクル対面フルメタル上の9枚要求、ミュウ対面でハチマキタブレット3枚テクノバスターで落ちなく、タブレット4枚要求ができたりなど活躍の場面は多いです。

サポート 16枚
・マリィ - 2枚
ドローソース兼手札干渉札です。以前は4枚採用だったのですが、ミュウ対面にそれほど強く打てないこと、山が混ぜれないことや他に優先したいサポートが増えたため枚数が減っていき2枚に落ち着きました。

・ボスの指令 - 4枚
先2ボスブレキャリやLOプランを取るために最大枚数の採用です。裏でエネを貯めているポケモンにフルメタルウォールを当てることも多く、裏を縛りながら人形を前にふとうして盤面を整えることもしばしばあるので4枚採用です。スタンプ打たれた後に引きたいカードの1枚でもあります。

・マオ&スイレン - 3枚
基本的にこちら側のポケモンが倒されないプレイを行うため、タッグコールから触れる回復兼いれかえ札として採用しています。ポケモンをいれかえることだけもできるので忘れないようにしましょう。以前は2枚採用でしたが、連続で打ちたいシーンが現環境ではしばしばあったため3枚採用です。

・シロナ&カトレア - 2枚
タッグコールから触れる縦引き兼サポート回収札です。基本的に回収札はボスの指令やマオ&スイレンですが、手札を捨てながらドローを進めれるカードなのでメタルソーサーとの噛み合いも抜群です。サポートを回収することだけもできるので忘れないようにしましょう。
サポートを回収できることはとても便利ですが、シロカトの枚数を増やすよりかは現物が多い方が強いと感じてるので2枚採用から変わることは現状ないと思います。

・グズマ&ハラ - 2枚
タッグコールから触れる盤面安定剤(語彙力の無さ)
後攻1ターン目に打つ確率が1番高いサポートです。確実にスタジアムの張り替え等をしたいことからシロカトで回収することもたまにあります。
サイド落ち考慮の2枚採用です。

・エリカのおもてなし - 1枚
ベンチを広げる対面に強く出れるがために採用しました。現環境はベンチを広げる対面が多いのと、手札が細い際にとても役に立つカードなので1枚採用です。

・セイボリー - 1枚
主にスイクン対面や小クワガノンなどうらこうさくを用いた対面で使用します。ムゲンダイナ対面に強く打てることはもちろん、ドローを進めながら相手の盤面を壊せるカードであり現環境にマッチしているため1枚採用です。非エクを重く見るなら2枚採用も強いです。

・カゲツ - 1枚
今大会のMVP。
主にふうせんを対象に、LOプランを取る際に必要となるので採用しました。
いちげき、れんげき対面では特に強く打てるかと思います。スタンプの欄でも説明しましたが、相手の手札を見れるので手札の強さ次第でスタンプを打てる択を取れるのは強いです。

スタジアム 4枚
・結晶の洞窟 - 4枚
白馬、ミュウ、れんげきウーラオス対面において特に重要札であること、どの対面においても置くだけで強いため最大枚数の採用です。
具体的にはインテレオンのクイックシューターやオドリドリのじょうねつのしずくをほぼ無力化できること、白馬バドレックスVがマントザシアンに後1つきさすを打った際に洞窟での回復を行い、後2ダイランスから耐えるためです。

エネルギー 13枚
・基本鋼エネルギー - 12枚
ふとうでエネが付く期待値が上がること、毎ターン確実に手張りをすることを重く見た際にこの枚数となりました。

・キャプチャーエネルギー - 1枚
タッグコールから全ポケモンに触れるエネルギーです。2枚採用の方が安定感抜群なことは充分承知なのですが、ザシアンの枚数が4枚である以上ザシアンに貼る動きが弱いこと、ふとうでキャプチャー引いてエネが貼れない思いをすることを極力避けたいからです。


シティリーグ準優勝(10/9 石川)した際は、
(ラッシュCS使用リストとの変更点)

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OUT

リセットスタンプ 2枚→1枚
カゲツ 1枚→0枚

IN

マリィ 2枚→3枚
混沌のうねり 0枚→1枚

シティリーグでは、白馬やスイクン対面の頂への雪道や手札干渉しながらふとうで盤面を整えることに重点をおいてこのリストになりました。

マグノリアカップ(10/17)では、
(ラッシュCS使用リストとの変更点)

画像4

OUT

リセットスタンプ 2枚→1枚
カゲツ 1枚→0枚

IN

セイボリー 1枚→2枚
混沌のうねり 0枚→1枚

マグノリアカップでは、白馬やスイクン対面の頂への雪道や、れんげきテンタクル、小クワガノン等のうらこうさく対面に重点をおいてこのリストになりました。

不採用カード

・げんきのハチマキ
ザシアンがゲンミミをワンパン、ルカメタがメッソンをこうてつのこぶしで倒せること、ヘビーインパクトで白馬バドレックスVMAXをワンパン、うらこうさくのインテレオンを倒せますが、使える場面が限定的なのと無くても勝てるので不採用です。

・くちたけん
ハチマキと似た部分はありますが、こちらはザシアンがマントスイクンを倒せるようになります。
ルカメタミラーではスクラッパーで道具を割った後に貼るとフルメタル上からも倒せたりします。
しかし、前者においては枠を割いてまで入れなくても勝てるのと、後者においてはミラーを想定してまで入れるカードではないので不採用です。

・くちたたて
タフネスマントの3枚目を採用するならばこちらの採用をすると思います。今回はザシアンが4枚採用であることと場持ちを良くしたいがためにマントを優先しました。れんげきテンタクル対面においてマントに比べて1枚要求が増えるので厚く見るなら採用も視野になると思います。

・ヒガナの決意
手札とドローの噛み合いが良ければ強く使えるカードではありますが、安定性を重視したため不採用です。エリカのおもてなしに優先度の軍配は上がると考えています。

・無人発電所
今後れんげきテンタクルや悪パーフェクションが流行るようなら採用も視野です。現状は使用しなくてもよいと判断したため不採用です。

・コーティング鋼エネルギー
グズマ&ハラから触れる特殊鋼エネルギーとして優秀かと思いますが、1枚でも多く基本鋼エネルギーを増やしたかったことやふとうの期待値を上げたかったので不採用です。

・ガラル鉱山
黒馬、三神、レックウザ対面でLOプランを取る際に必要なカード。使う場面が限定的かつ難しいカードなので枠の都合上不採用となりました。

・混沌のうねり
白馬対面時の1スタ雪道やザシアンが倒される際に被せられるのを嫌って採用していたカード。採用しなくてもプレイの仕方で補えたので不採用です。ザマゼンタの通りが良くなるので3枚時は採用も視野です。

各対面の立ち回り


ミュウ
この対面ではルカザシザマを使います。
基本的に人形を前にしながらザマゼンタとマントザシアンをベンチで育てましょう。フルメタルウォールは極力基本エネが2枚付いたポケモンに当てると効率が良いです。フルメタル上のルカメタはハチマキタブレット×3枚(にじはな付きだとハチマキ無しタブレット×4)でしか落ちないので極力前で耐えながら気を取らせましょう。この対面はLOプランが比較的通りやすく、トラッシュの入れ替えリソースやエネを確認しながらボスでゲノセクトを縛る動きも有効に働きます。

はくばスイクン
この対面ではザシルカザシを使います。
白馬に弱点を付けるため一見有利対面に見えますが非常に難しく、互いの練度差によって変わります。自分がルカメタスタートかつ手札にドローソースがある時に限りフルメタルウォールを打ちます。基本的に対面が白馬なら1エネフルメタル、スイクンなら追加フルメタルを目指します。それ以外はザシアン2体の育成をします。こちら側が殴る時に白馬がいるなら優先的に白馬を倒しましょう。余裕がある場合はベンチのインテレオンやジメレオンを倒しましょう。育成途中のザシアンを倒されない立ち回りが重要だと思います。
前にも話した通り、ザシアンスタート時にマントが付いてもつきさす+ダイランスで倒されてしまうので、つきさすの返しに結晶の洞窟にアクセスできなさそうな場合は諦めて後ろを育てると良いです。白馬で順当に殴りに来る場合は3-3で取れますが、スイクンから入られる2-3-3が苦しく、最後に雪道スタンプで勝負を仕掛けてくるため厳しいです。その為、自分のサイドが2〜1になるタイミングでスタンプやマリィで手札干渉ができるとよいです。こちら側も2-3で取らせてスタンプ勝負を仕掛けましょう。この対面に関しては特に練習量が重要なので何度も対戦をして感覚を掴むといいです。どのようなプランで来られてもこちら側は臨機応変な対応ができるよう練習ができると実際の対面での勝率も上がると思います。

こくばバドレックス
この対面ではルカザシザマを使います。
序盤はザマゼンタをしっかり育てながらドローを進めていきましょう。相手の3エネ付いた黒馬バドレックスVMAXがザシアンを倒してきた返しにフルメタルウォールを打てると良いです。3エネ付いたオロヨノにフルメタルを打つこともしばしばあります。基本的にゲンミミがこちらのザマゼンタを倒しに来るので手札のトレーナーズを絞りながら2パンしましょう。常にポルターガイストのケアを意識しながらプレイができると良いです。
この対面はLOプランが比較的通りやすく、エネが付いていない黒馬を縛ったりザマゼンタとVMAXを対面させていれかえやエネルギーやボスを削る動きも有効に働きます。カゲツでふうせんや雪道が落とせると尚更LOの通りがよくなると思います。

クワガノン
この対面ではルカザシを使います。
かなり苦しい対面です。早い段階でフルメタルを打ち、ふとう等でドローを進めていきます。にじはな付きルカメタとザシアンでクワガノンを出来る限り倒しましょう。ルカメタで攻撃する際にダメージを受けたらすぐにマオスイで回復しながら下げるなどにじはな付きルカメタが倒されないよう立ち回ることが鍵となります。
もし余裕がある場合はメッソンを倒しにいきましょう。アサルトタックルもそれなり有効に働くのでザマゼンタもタイミングを図らいながら育てても良いです。タッグサポートを打つ際はポケモンを捨てないなどしてやまびこホーンケアを怠らないようにしましょう。

れんげきウーラオス
この対面ではザマザシザマを使います。
ルカメタを使わなくても勝てる対面ですが、ルカメタスタートしてしまい手札にドローサポートがある場合は1エネフルメタルウォールを打ちましょう。手札が細ければふとうで強くして、ひゃくれつラッシュを打たれたら追加効果フルメタルウォールを狙いましょう。基本的にザマゼンタ育ててウーラオスを攻撃していきます。相手のれんげきエネルギーをアサルトタックルやカゲツで割りながら戦えると有利にゲームを運べます。結晶の洞窟は後貼りするなど常に洞窟を盤面に残すプレイが有効に働くこと、相手はヨガループからの捲りがあるため人形をむやみに置かないプレイを心がけましょう。

三神ファイヤー
この対面ではザシルカザシを使います。
基本的にオルタージェネシスの返しにフルメタルウォールを打ちます。人形を前にしながら三神のペースに合わせてルカメタを育てて、ザシアンやガラルファイヤーが見えたらマント付きザシアンを育てましょう。相手のザシアンをこちら側のザシアンで倒せるとその後ファイヤーにオーラバーンを打たれても入れ替えながらブレキャリ連打で倒せます。フルメタル上のルカメタにオーラバーンを打たれてもマオスイ洞窟でもう一度耐え、こうてつのこぶしとヘビーインパクトでファイヤーを倒せること。三神はこぶしとブレキャリで落ちるがこちら側が貼った洞窟で倒せなくなるので気をつけましょう。
毎回フルメタル優先するのを考えるのではなく、アルティメットレイでエネの付いたポケモンをザシアンで倒す方が強かったりするので手札や盤面を見ながら臨機応変に対応していきましょう。

ムゲンダイナ
この対面ではザマザシザマを使います。
ルカメタを使わなくても勝てる試合ですが、ルカメタスタートしてしまい手札にドローサポートがあり相手の盤面が多ければ1エネフルメタルウォールを打ちましょう。手札が細ければ人形を前にしながらふとうで強くして、ダイナで殴ってきたら追加効果フルメタルを打ちましょう。フルメタルを打つとマント付きザシアンの場持ちが良くなりガラルファイヤーやブラッキーを処理しやすいです。余談ですが、非Vポケモンに手張りをしてきたらルカメタをあえて出してムゲンダイナに手張りを誘い、誘いに乗った返しに1エネフルメタルを打つとダイナは2回の手張り、こちら側は1回の手張りで技が打てて場持ちも良くなるためエネテンポなどトータルして有利なゲーム運びができます。
序盤はザマゼンタにエネを貼っていきながらふとうでドローを進めていきます。ガラルファイヤーに先殴りすることを目標に中盤〜終盤は回復しながら殴っていれば大丈夫です。ブラッキーVMAXのダークシグナルでベンチを呼ばれてしまうためベンチに下げる場合はマオスイで回復させながら下げると良いです。
この対面はLOプランも比較的通りやすく、相手のいれかえやエネルギーの枚数を見ながらブラッキーVMAXを縛る動きも有効に働きます。

れんげきテンタクル
この対面ではルカザシザマを使います。
フルメタルウォールは早急に打って相手の要求を1枚上げましょう。
早期にこちら側のポケモンが一撃で倒されることは少ないので序盤は毎ターンエネルギーを手張りしながらふとうをしてルカメタとマント付きザシアンを焦らず育てていきましょう。中盤はマリィで手札干渉しながら相手の正面を倒して返しに倒されないようにしたりボスでメッソンやオクタンなどのシステムポケモンを倒していきましょう。相手の盤面にオドリドリが出ている場合はボスで縛るのも1ターンもらえる可能性が高く有効です。終盤は2-3でサイドを取らせた状態からのスタンプ勝負を仕掛けます。その際にオドリドリがいる場合は優先して倒しましょう。
このマッチングは特に時間の管理が大事です。基本的に毎試合時間ギリギリの勝負になるため、プレイしているなかで間に合わないと感じたら対戦相手を急かすことも大切です。その際は相手が不快に感じない伝え方をするよう気をつけましょう。

当日のマッチング

予選
1戦目 れんげきウーラオスガラルファイヤー (4位ふったかさん) 後 ○
相手のプレイミスに救われましたが、ファイヤーの着地や育成が遅れてたのでれんげきウーラオス対面の動きをしながら立ち回り順当にサイドを進めて勝ちました。

2戦目 悪パーフェクション 先 ×
厳しい対面です。相手側は順当な動きをする中こちら側はふとうでエネが付かないなどポケモンが上手く育たないままエネのたまったあくのはどうで押し切られ、最後にデッドムーンGXを飛ばされて負けました。ビッグパラソルや無人発電所も入れてないので順当に動いたとしても厳しい試合だったと思います。

3戦目 水軸ミュウ 先 ○ 投了
お互いに事故が続いたままゲームが進んでいき、カゲツで相手の手札を見た際にメロンとウィークガードが見えたので落としながら水エネが貼ってあるミュウを倒してメロンを打たせないよう盤面を作っていきながらゲーム終盤を迎え投了をもらい勝ちました。

4戦目 れんげきウーラオス 後 ○ 投了
お互いに順当に動いたままゲームが進んでいき、最終的にこちら側の洞窟が割られないままアサルトタックルやカゲツでれんげきエネルギーを落としてたら投了をもらい勝ちました。

5戦目 ミュウ 先 ○ 投了
順当に動いたままゲームが進んでいき、お相手の立ち回りも上手くタイミングを見極めながらサイコジャンプで逃げられ、ゲノセクトを縛った返しにすぐいれかえられたりカミツレを使いながらミュウ2面をしっかりと作られ厳しいと思われましたがこちら側もマオスイを上手く使いながらアサルトタックルで特殊エネを剥がし続けていたらリソースや時間の問題もあり投了をもらい勝ちました。

6戦目 はくばバドレックス (1位いちごさん) 先 ○
最終戦まさかのいちごさんで急遽いちご杯の開催。相手側はスイクンスタートだったのでふとうでザシアン育成とドローを進めながらタイミングを見て1エネフルメタル起動。こちら側のベンチに2エネ付きザシアンで待機させていたらバドレックスVに1エネ貼って出してきたので返しにザシアンで倒してテンポを取ったつもりだったが最後は互いにサイド1スタンプ勝負になり、幸い雪道を被せられなかったのでふとうで手札を強くしてからサイドを取り切って勝ちました。

結果は5-1の5位通過で大勢の猛者が集う中なんとか決勝トーナメントに進出する事ができました。

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決勝トナメ
1戦目 れんげきウーラオス 後 ○ 投了
ルカメタスタートかつドローサポートもあったため1エネフルメタル起動。こちら側のザマゼンタの育成が遅れ、早い段階でザシアンとルカメタが倒れサイド6-1で苦しい展開となったが1スタを決めながら雪道が張られる前にザマゼンタでれんげきエネルギーを枯らせたことや雪道の返しに洞窟を貼りかえしてマオスイで耐久しながら相手のリソースを枯らせたところで投了をもらい勝ちました。

2戦目 れんげきウーラオスガラルファイヤー (4位ふったかさん再戦) 先 ×
再戦ということもあり相手側に上手く立ち回られたこと、ふとうでエネが付かないことやザマゼンタの育成も遅れたことからガラルファイヤーとウーラオスが育ってしまい、こちら側はマオスイで回復しながら人形を前にして番を返すことで精一杯なゲームとなってしまいそのまま時間が迫ってサイド差も当然勝てないままタイムアップして勝敗規定により負けてしまいました。

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ルカメタはかなりの練度が必要なデッキです。
JCSで活躍されたありぽけ(@ly0cK)さんのルカメタに憧れひたすら練習の日々でした。毎日構築やプレイングでは悩んでは考え、苦労も沢山しました。各対面のプランニングをしっかりと覚え、どう立ち回れば自身の優勢に変わるかを考えながら練習できると良いです。
今回のnoteが皆様の一助となれば幸いです。

内容についてご意見・ご質問等ございましたらでぃる(@dill_puipui)までお願い致します。

皆さ〜ん!れーっつ!!いんしーーつ!!!

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