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はじめてのnote①: わたしが140字を超える長さの文章を書かなくなって数年が経ちました

 わたしが140字を超える長さの文章を書かなくなって数年が経ちました。
 ……なんて書くと、オオアリクイにご主人を食い殺された29歳未亡人のようですけど、でもそうなんです。

 140字というのは、言うまでもなくTwitter(自称X)の字数制限のことです。
 わたしは昔からどうでもいい文章を書くのが好きでした。特にMacとインターネット環境を手に入れてからは、Adobe PageMill(っていうホームページ作成ソフトがあったのです)で作成した個人HPに日記を書いていたのですが、2000年前後でしょうか、そのころがいちばんキーボードをたたいていた時期です。
 やがて個人HPの管理が面倒になって、ちょうど登場したblogサービスに移行しました。長く使ってたのはJUGEMだったかな。でも結婚したり子供が生まれたりするうちにだんだんと自分の時間が少なくなって、そうこうするうちに登場したのがTwitterでした。
 ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、Twitterはサービス開始当時「ミニブログサービス」をうたっていました。もう完全に死語ですね。

17年もTwitterをやっている狂人

 プロフィール欄によると2007年5月にアカウントを作ったようです。
 Twitterを使うようになって、ますます文章を書かなくなりました。ときどき思い出したように長い文章を書きたくなってぽつぽつとblogに投稿したりはしていましたがそれもホントにときどきで、以前のように毎日まいにち習慣的に書くということがまったくなくなったのはこのころです。
 不思議なもので、文章って書かなくなるととたんに読まなくもなるんですね。少なくとも自分の場合はそうでした。子供のころから何かしら、それこそペットボトルのラベルの成分表示でもいいから読んでいないと気がすまないようなワードホリックだったのに、たまに本を買っても積ん読するばかりになりました。

 こうした文章離れとでもいうべき現象のうえで決定的だったのは、令和元年から調子を崩してその翌年、令和2年に診断を受けたうつ病でした。日常生活にはさほど支障のない軽度ではあったんですが、とにかく文字が読めなくなったんです。読書はおろか、ちょっとした書類ですら内容が頭に入ってこない。「目が滑る」という言い方をするそうですが、まさしくそういう感じでした。ましてや文章を書くなんてとんでもない(うつの話はまた今度あらためて)。

 ここにいたってわたしはいよいよ、それなりの長さをもつ文章を読み書きする行為と疎遠になってしまったのでした。

つづく

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