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【ひ】「非常識」の話

タイトル 50音縛り。
かるたみたいに、【あ】【い】【う】……で【ん】まで書くという遊びをしています。

第27回【ひ】は、

「非常識」の話

最近とある人に「お前には常識がない!」と言われました。

僕に常識があるか無いかは置いといて、「非常識だ」と言って人を責める人は、あまり物を考えていない人だと僕は思います。

何が常識かって、考えれば考えるほどワケが分からなくなるものです。🤔💭❓❓

地域によって違うし、時代によって違うし、個人の解釈によっても変わってきます。
至極、あいまいなものです。

そんなよく分からないものを振り回して、人を殴ってはダメです。

ちょっと別の角度から。
僕の母の話をします。

小学生の僕がスーパーの店内で騒いでいると、母はこう言いました。
「篤史がうるさいと、私が嫌だからやめて」

決して、「店員さんが怒ってくるよ」とは言わなかったし、「常識だからおとなしくして」とも言わなかったです。

僕はこれ、とても良いと思います。

ここで常識を振りかざすならば、「子どもがうるさいのは常識だ」という反論もまた、成立してしまうわけです。

これは屁理屈ではありません。
「常識」とはその程度のものなのです。

その点、母が「私は嫌だ」と言うことに、証明は不要。
証拠も必要ありません。

「お母さんが嫌がってると分かっても、騒ぎたい!」そういう子どもも居るでしょうけど(笑)
少なくとも「常識」でぶん殴られるよりは、僕の心に響きました。

「たぶん母は、僕が理屈っぽい子どもなのを分かっててそうしたのだろうなぁ。すごいなぁ」とずっと思っていました。

大人になってから本人に聞いたら、
「いや、篤史がどうこうじゃなくて、常識うんぬん言う人を私が嫌いだからそうしたの」と言ってましたが(笑)

とにかく、常識に頼ってる時点であまり物を考えてない人なのは明白です。
非常識、大いに結構。

たいてい、常識からは外れた場所から、思考というものは始まるのです。

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