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開発者からの便り⑥みずのえ・みずのと

ディレカの開発者である田村喜久雄が生前、HPに掲載していたコラムを
noteにて再掲いたします。

~活水器Dilekaの開発者による水のコラム~

みずのえ・みずのと

「みずのえ」は「壬」と書き、「みずのと」は「癸」と書く。
それぞれの水の兄、水の弟ということが、水の陽、水の陰という意味です。

これらは十干(じっかん)の中に挙げられている。
十干とは古代中国で、自然環境が生命に及ぼす影響は、太陽と地球の位置関係によって異なるとして、
その特色を十通りに考察したものであり、「干」とは幹の意である。

十干とは
申(コウ/きのえ)、乙(オツ/きのと)
丙(ヘイ/ひのえ)、丁(テイ/ひのと)、
戊(ボ/つちのえ)、己(キ/つちのと)、
庚(コウ/かのえ)、辛(シン/かのと)
冒頭に記した壬(ジン/みずのえ)、癸(キ/みずのと)十干である。

つまり木(甲・乙)、火(丙、丁)、土(戊・己)、金(庚・辛)、水(壬・癸)の
五元素の輪廻作用である「五行」に、それぞれの兄弟を配して十種類としたものである。

水という一元素は、季節でいえば冬、方角でいえば北、色は黒が象徴閲係に当たるという。
この五元素はどういう順序で生成したかというと、もともと微かな存在の水から始まるという。つまり水、火、木、金、土、の順です。

「相生」という相互関係はプラスの関係で、
木生火、火生土、土生金、金生水、水生木とされている。つまり木は火を生じ、火は土を生じ、というふうに読んでいきます。

※相生とは順送りに相手を生み出して行く、陽の関係のこと

「金気は即.殺気である」、金気は五行の中で最強で不義を伐つことを
その本性とする。あるいは春の「生」に対し、秋の「殺」の象徴で、万物を粛殺することをその本性とする。
後にはこの世の始まりと同じようにただ水だけがある、ということではないだろうか。
そして「水生木」水から木が育ってゆく…。

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