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「グレートありがとウサギ」の人がグリットマン書いてた

ACジャパンのあいさつの魔法を覚えている人はいるだろうか。
2011年、東日本大震災の際に、TVでひたすら流され続けたTVCM。これがネットで変なバズり(当時はそんな言葉なかったが)をし、一時期ニコニコで大量にMADが作られた。

その中で、一番伸びたMADがこちら。

あいさつの魔法で出てくるキャラのひとりを、巨大ロボットとして変身させるという、ただそれだけのシンプルなネタMAD。
でも、そのクオリティの高さに当時のインターネットでは大いに盛り上がっていた。


なんで、今更こんな話をしているのかというと、この動画の製作者が、TRIGGERに入って、グリッドマンシリーズの原画をやっていたから。

このツイートはダイナゼノンのものだけど、しっかりと、最新作のグリッドマンユニバースにも参加していた。


名もなきインターネットヒーローたち

ニコニコ動画からのプロ人材と言えば、米津玄師とか、そういったボカロPが有名だ。ヒャダインとか。
とにかく音楽系が多い。

彼らはニコニコ動画の中でも特段に人気だったし、知名度も抜群だった。言うなら、インターネットの中でも、光が差し込む日向の存在だったと思う。一方で、ニコ動の文化を支えてきたのは、こうしたMAD職人たちであったのも忘れてはいけない。

昔のニコ動なんて、オリジナルはごく少数で、大多数がアニメ・漫画のMADだったのだ。
そういったMAD職人が、既存の作品を少し茶化しつつも、愛をもって作品を作り続けたからこそ、インターネットの文化はこうして発展してきたのだと思っている。

そんな、インターネットを支え続けていた人材が、プロになっているのは非常に嬉しかった。きっと自分に見えてないだけで、こんな人材はいっぱい居るのかも知れない。


今回のは手書き系の作者だったけども、映像系のクリエイターってどういった形でプロになっていくのだろうか…PV製作者とか?

ネット漁ってたら見つけた、個人的に嬉しいニュースでした。


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