いきたくない

隣で小さな子がプリンセスのドレスを着て
楽しそうに両親に手を引かれてる
僕もその子のように好きなキャラクターの服を着たかったのか
両親が仲良さそうなことが羨ましいのか
八つ当たりのようにそれを疎ましく妬ましいと感じる僕は
やはり何処か壊れているのだろう
すべての音が煩くて
目に入るものすべて消したくなる
だから文字の世界に逃げ込んで
こうやって爆発しそうな自分を抑えつける
今は単に疲れているだけだ
今はただ調子が良くないだけだ
そう言い聞かせる
行きたくもない仕事に行く途中
言い聞かせながら笑顔を貼り付ける
あぁ、生きたくないなぁ
本音を隠して


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