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【トルコ】ネスカフェ…を断ったことを後悔したら、素敵な出会いが待っていた<前編>

今回のサイクリングのお話は前編と後編に分けて書いてみました。
では、どうぞ

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サイクリングin ガジパシャ 第2話


お天気は曇り空だが、やっぱり自転車に乗りたくて出かけた。



気づけばお昼近い。
急いで準備をし、家の近所からブルーラインに合流して終点がどこまで続いているか終わりまで行ってみようと思い立った。

おっと、ブレーキが!

少し高い場所にある家からスタートした直後、下り坂でかけたブレーキが戻らないという困った事が起きてしまった。大焦り。

恐る恐る坂を下り、最寄りの自転車屋さんに駆け込んで、見てもらった。

飛び込んだ自転車屋さん


どうやら、ブレーキのワイヤーが古くて亀裂が入ってるらしい。その場でワイヤーを外し始めた。

まだ1回しかのっておらず、しかも借り物自転車…。
修理代がいくらになるか恐る恐る聞いてみたら
何とお値段は60リラ(約300円)と激安。
そのかわりクレカはダメで現金で払ってほしいとの事。

迷うことなく交換をお願いした。

交換をお願いしている間に現金を取りに部屋へ歩いて戻り、
現金を持って再び自転車屋を訪れた。

「歩き」はちっさなモノを見つけやすいね

店に戻ったころには整備は完了していて、すぐに乗れる状態だった。
店長さん、さすが!お仕事早い!乗って試して問題なし!

お金を払い終わったら、店主がニコニコ笑顔で「ネスカフェ…」とぽつり。
どうやら、私にコーヒーをごちそうしてくれるつもりらしい。

「ネスカフェ…」に一瞬、こころ惹かれたが、雨が降らないうちに自転車に早く乗っておきたかったので断ってしまった…。
あとで考えてみたら、店主とネスカフェした方がずっと面白かったはずなのになぁ…せっかくのNoteネタをつかみ損ねたのでかなり後悔している。

なぜ私がそんなに後悔していたのかは理由があって、
私の地元、沖縄のお気に入りの自転車屋さんズ(複数)もそうなんだけど、
そういう時って、だいたい面白い話が聞けるチャンスだから。

お店で「どうぞどうぞ!ささ、これも!」と飲み物やらおやつをサービスしてくれる時って、お店の人が余裕がある時、だからいろんな話を聞ける。

というのも、自転車に関することはもちろんだが、自転車だから通れる裏道あるよといったツウなルートの話だったり、週末に面白そうなイベント情報、早朝から開いているカフェやパン屋さん情報、お客さん同士仲良くなって「一緒にサイクリングしましょう♪」なんてことにもなる。途中の休憩やゴールを自転車屋さんにしてお茶することもあったなぁ…。

私が自転車にハマるまでは、自転車屋さんってちょっと入りづらいと思っていたが、通い始めると、実は憩いの場だという事に気づく。

ガジパシャの地元ネタ、たくさん聞けたかもしれない…。

おっと、話がそれた。

自転車屋はまた次の機会に行けばいい!と自分に言い聞かせて、お店を出発した。

後半へつづく


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