見出し画像

Chromebook化したドンキPCでLinux (ベータ版)を利用する

Linux (ベータ版)をセットアップすることで、Linux の 無数の秀逸なソフトウェア を活用できます

Chromebook の Linux は Crostini と名付けられています。

Chrome OS バージョン 83.0.4103.97 で実行します。

通常は、Debian 9 (strech) がインストールされます。 

2020/8/29 追記
Chrome OS バージョン 84ではDebian 10 (buster)がインストールされます。

試験運用機能の有効化

Chromeを開きアドレスバーに chrome://flags と入力することで、
試験運用機能の有効無効の設定ができます。

警告: 試験運用版の機能です。 これらの機能を有効にすると、ブラウザのデータが失われたり、セキュリティやプライバシーが侵害されたりする可能性があります。有効にした機能は、このブラウザのすべてのユーザーに適用されます。

画像1

執筆時の安定版 (stable) Debian 10 (Buster)をするための設定など
以下の4項目を有効にしました。

crostini-show-mic-setting
Crostiniがマイクにアクセスできるようにするオプションを追加

crostini-gpu-support
CrostiniのGPUサポートを有効にします。

crostini-webui-upgrader
新しい WebUI Crostini Upgrader Dialog を有効にします。

crostini-use-buster-image
新しい Crostini コンテナは Debian Stretch の代わりに Debian Buster イメージを使用します。

2020/8/29 追記
Chrome OS バージョン 84ではcrostini-use-buster-imageは無くなりました

Linux (ベータ版) のセットアップ

設定を開き Linux (ベータ版) Linux オンにするをクリック

画像2

Chromebook に Linux (ベータ版) をセットアップ ダイアログ

次へをクリック

画像3

ユーザー名を入力し、インストールをクリック

画像4

Linuxをインストールしています…

画像5

4分弱でインストールが完了しました。

画像6

インストール可能なパッケージの「一覧」を更新する

sudo apt update

画像7

インストール済みのパッケージ更新をおこない、新しいバージョンにアップグレードする。

sudo apt -y upgrade

画像8

ソフトウェアのインストールと動作確認

試しに、screenFetchという簡単なソフトウェアをインストールして、実行してみました。

screenFetchとは、Linux ターミナル (bash) にアスキーアートのロゴとシステム情報を表示するコマンドラインツールです。

ディストリビューションを自動検出し、そのディストリビューションのロゴのアスキーアートとシステム情報を右側に表示します。アスキーアートの指定、色の指定、情報表示時のスクリーンショットの撮影、スクリーンショットコマンドのカスタマイズなどのオプションがあります。

sudo apt install screenfetch
screenfetch

画像9

出力されたシステム情報

digzero@penguin
OS: Debian
Kernel: x86_64 Linux 4.19.113-08528-g5803a1c7e9f9
Uptime: 7m
Packages: 1027
Shell: bash
Resolution: 1920x1080
WM: Sommelier
GTK Theme: CrosAdapta [GTK2]
Font: Roboto 11
CPU: 06/4c @ 4x 1.44GHz
GPU:
RAM: 7MiB / 2824MiB

ドンキPC(MUGA ストイックPC2)をChromebook化する方法

※この記事もChromebook化したドンキPCで書いてます。



よろしければサポートお願いいたします。クリエイターとしての活動費とさせていただきます。