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第508回:『介護福祉の「匠」の育て方』同和園の橋本武也さん

訪問介護のでぃぐにてぃ電動車椅子の代表吉田です。

でぃぐにてぃの今を伝えるブログ508回。

7/13(木)『介護福祉の「匠」の育て方』同和園の橋本武也さん
受け手目線でみると「介護の質」って当たりはずれが大きいように感じます。どんな介護事業者・介護士さんと出会うかで生活の質(QOL)は良くも悪くも劇的に変わります。「介護の質」の標準化はジブンゴトで私の生涯の課題。

国際医療福祉大学大学院の講義、今回の講師は京都の特別養護老人ホーム同和園園長の橋本武也さん。バンドマン(ベーシスト)で僧侶として私のふるさと岐阜のお寺で修行されたと聞いて勝手に親近感を覚えます。

テーマは『介護福祉の「匠」を育てる』「匠」いい響きだなぁ。介護福祉の「匠」を育てて介護してもらうことは私の夢でもあります。

(勝手に)師と仰ぐ『風の村』池田さんのお師匠さんと聞いてワクワクしながら参加しました。

『橋本さんのお話抜粋』
・自分達だけ質の高いサービスを目指すだけでは多くの要介護者を救えない⇒特養全体の標準化を目指そう!

・まず介護士が安心して働ける環境⇒介護人材の確保⇒サービスの質の確保の順で取り組む。

・京都では「きょうと福祉人材育成認証制度」を作った⇒上位認証施設は人材が集まりやすくなり、質の高いケアをする事業者に介護士が集まる京都になりつつある!

・『同和園』では調査研究企画室があり(!)、京都の特養が参加して組織活性化プログラムアンケートを実施している⇒「職場内環境」と「法人方針」がたいせつということがわかった⇒理念研修を年一回から月一回に増やして橋本さん自身が行っている。

・『同和園』では職員間コミュニケーションに130台のインカム導入⇒コミュニケーションが密にスムーズに行えるようになった。

・24時間365日の園内保育所を創ったら⇒人気過ぎて園内保育園の待機児童問題があるほど!

『私の学び』
・介護を考える時、家族単位の視点で介護の仕事をどうみるか⇒子から親への恩返し=「贈与返礼」としての家族介護を支援する意識がたいせつ!⇒家族と介護を引き離しすぎないように気を付けて介入していく。

・ケアの「標準化」は「画一化」とはちがう。介護士全員が守るべき基準を設けはするけれど、介護士それぞれの個性を活かす「標準化」になっているか気を付けていく。

さすが僧侶の橋本さん、でぃぐにてぃの「介護の質」だけを考えていた、自分の視野の狭さに「喝」を入れていただいた感じです。もっと大きな視野を持って、介護業界全体の質向上に貢献せねば。貴重な教えありがとうございました!

次回をお楽しみに。

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