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第552回:出張講義@日本福祉大学「事例研究ー福祉職場の課題解決」後編

訪問介護のでぃぐにてぃ電動車椅子の代表吉田です。でぃぐにてぃの今を伝えるブログ552回。

日本福祉大学の田島誠一先生にお招きいただき、名古屋で「事例研究:福祉職場の課題解決」講義のゲスト講師としてお話してきましたの巻後編。

今回聴いていただいた方々、すでに介護領域で働かれています。法人の課題解決の実際事例のケースワークで集まった皆さん。遠くは広島、神奈川、長野などなど。学ぶ気満々の方々。凄いっ!

なぜ田島先生が私を呼ばれたか?例年大型の法人さんの事例講義が多かったが、中小法人さんに「大手だからできるんでしょう」「うちの規模だとその施策はちょっと」となかなか響かなかったので、今年、小ささでは群を抜く(!?)でぃぐにてぃの教育・評価領域の大きなチャレンジを取り上げていただくことに。

でぃぐにてぃの5つの施策、がっつり聞いていただけました。

1.マナビホーダイ制度:「なんでも」「どれだけでも」学び放題。費用0
2.メンター制度と面談制度:毎日フィードバック・週1管理者・4半期代表面談
3.多面評価制度:360℃評価+お客様アンケート
4.ロングOJTでの研修制度(3ヶ月)@代表宅
5.研修旅行制度:社員が行き先選び

この5つの制度と、私とメンバー全員が毎日やり取りするメール日報のお話をしました。

学生さんから「職員が記録が出来なくて困っています。どうしたらいいですか?」とご質問もらっていたので「昼夜逆転」を「中夜逆転」と書かれて絶句した話や、改善点の欄に「寒くて手がかじかんで洗濯物が落ちた」などと書かれて途方に暮れた話をさせてもらいます。

文章を書くのが好きな人は、事務方の仕事に就くので、介護士が記録を書けないのは当たり前。愚直に時間を掛けて文章の書き方や課題改善の考え方を伝えることで記録力・課題解決力は必ず上がるとお伝えしました。

また「なにをやっても覚えが悪い職員はどう育てますか?」とご質問いただいたので、「3年、我慢してみていると得意なことがひとつもない人はひとりもいないことがわかるので、そこまでじっと辛抱、観察します」とお話ししています。

ま、実際は辛抱・我慢なんて私はしてなくて心優しい介護士たちが私のムチャ振りを耐えてくれているんですが・・

お風呂掃除はダス○ン並みの人、調理は料亭並みの人、いろんな介護士さんの世話になったもんだ。

というわけで実体験中心のドロッドロに泥臭いお話を一生懸命聴いてくださった学生の皆様に感謝!

「でぃぐにてぃのように小さくても(笑)本気の旗を掲げていれば、介護の職場改善はきっとできます!」という田島先生のお褒めの言葉がうれしすぎたので、最後に自慢で書いておきます。

次回をどうぞお楽しみに。

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