見出し画像

このポップなアートカバーは!?あのPharrellとDrakeが参加した、大注目ソング!! Brent Faiyaz feat. Drake - Wasting Time (2021)


画像1

2014年にSoundCloudに実験的サウンドなEPをアップロードして、その才能の片りんを示したBrent Faiyaz

初めて日の目を見たのはワシントンD.C.出身のラッパーGoldLinkのシングル「Crew」(2016)に参加したときで、この曲はR&B/Hip-Hopエアプレイチャート2位にランクイン。Hip HopオンラインマガジンRap-Upは「Brent Faiyazの感動的な歌声をフィーチャーした、メロウでありながら忘れられない大ヒット曲」と高く評価しました。

また、様々な音楽メディアにも取り上げられ、グラミー賞「Best Rap/Song Performance」にノミネート。一躍全米中にその名が知れ渡りました。

また昨年発表したシングル「Dead Man Walking」はR&B/Hip Hopチャートにランクインし、RIAAからゴールド認定を受賞。同年に2 Chainzのアルバムにゲスト参加するなど、業界から"今"熱い視線を浴びる若手シンガーの1人です。

そんな彼がカナダ、トロントを代表するラップスターDrakeを招いた新曲「Wasting Time」をドロップ。

Brent Faiyazの世界観が強く滲み出た1曲に仕上がりましたが、楽曲とは対照的なポップなアートカバーも印象的です。これはDJの皆様ならお気づきかもしれませんが、Pharrell Williamsのデビューアルバム「In My Mind」(2006)をインスパイアしています。

次世代シンガーBrent Faiyazの新曲について解説します。

Brent Faiyazのこれまでのキャリアについて書いたバックナンバーはこちら。

レーベル  : Lost Kids

リリース日 : 2021年7月1日

名前    : Brent Faiyaz feat. Drake

年齢    : Brent Faiyaz 25歳 Drake 34歳



出身地   :    Brent Faiyaz メリーランド州コロンビア
        Drake カナダ、トロント

Brent Faiyaz feat. Drake - Wasting Time (2021)

Drakeが業界の底上げを図る?

これまでに数々のヒット作をリリースしてきた、世界的ラップスターのDrake。近年は若手シンガー、ラッパーを中心にフックアップするなど次世代のアーティストの育成に力を入れている様子が伺えます。

昨年に発表した「Chicago Freestyle」(2020)では、客演に低音ボイスを武器にしたシンガーGiveonを抜擢。

この楽曲で全米中にその名を広めたGiveonは、自身のシングル「HEARTBREAK ANNIVERSARY」で大ブレーク。続いてJustin Bieberの全米No.1シングルに輝いた「Peaches」に起用されたことにより、数多くのオーディエンスの耳に入ったことでしょう。

Drake feat. Giveon - Chicago Freestyle (2020)

またリリースに至らなかったものの、Rod Waveを自らの楽曲制作へ招くなど、業界の底上げに力を入れているように思えます。

Rod WaveDrakeの楽曲制作時のストーリーはこちら。

また昨年シングル「You're Mines Still」が大ブレークしたラッパーのYung Bleuは、共通の知人であったNBAプレーヤーが仲介に入ったことで、DrakeとのRemixが実現。当時そこまでの知名度がなかったYung Bleuとの共演には、多くのオーディエンスが驚きました。

Wasting Time

そんなDrakeが次に白羽の矢が立てたのは、独特の世界観を放ち唯一無二の歌声を持つBrent Faiyaz

上述した「Dead Man Walking」はYouTubeで2500万再生を記録。「Rehab (Winter In Paris)」は4000万再生を超えるなど、今後更にブレイク必至なシンガーです。

表題曲ではDrakeを迎えたことにより、YouTubeでは公開からわずか3日で100万回再生を突破。全米iTunesチャート4位にランクインするなど初動の凄さから、オーディエンスの関心が高いことが伺えます。

肝となる楽曲は、美しいストリングスに808のキックが効いたトラック上でBrent Faiyazがソウルフルに歌い上げています。Drakeのラップが対照的で良いスパイスとなっています
。曲中では女性に向けて「時間を無駄にするなら俺と一緒に」とクールに口説く様子が印象的です。

I'll share my world with you
If you're gonna waste your time (Yeah)
Then waste your time with me
I mean, honestly
Open your eyes and see
Who's givin' you what you need?
If you're gonna waste your time
Then waste your time with me
You can have all the space
More than you need
It's no pressure, girl
If you got time to waste (Waste)
Waste it with me

※翻訳
僕の世界を君と共有しよう
君が時間を無駄にするつもりなら
俺と一緒に時間を無駄にしよう
正直に言うと
目を開けて見てごらん
君に必要なものを与えてくれるのは誰?
君が時間を無駄にするつもりなら
俺と一緒に時間を無駄にしよう
君は宇宙のように何もかも持つことができる
必要以上に
焦らなくていいんだよ
浪費する時間があるなら
俺と一緒に無駄に過ごそう

プロデューサー

今作はPharrell WilliamsChad Hugoの2人からなるプロデューサーデュオThe Neptunesがプロデュース。彼らはこれまでにも斬新なビートメイクで多くのオーディエンスを魅了し、Snoop Doggのシングル「Drop It Like It’s Hot」(2004)で、Snoopのキャリア初の全米チャート1位を獲得。

Snoop Dogg feat. Pharrell Williams - Drop It Like It's Hot (2004)

他にもJay-ZUsherBeyoncéなどのトップアーティストを手掛け、Billboardから「2009年、2010年に活躍したプロデューサー」で彼らを1位に選出しています。

表題曲「Wasting Time」では、Pharrell Williams自身のアルバム「In My Mind」(2006)のアートカバーをインスパイア。リリースから15年以上経っているものの、色褪せることのないインパクトあるジャケはPharrell Williamsらしさ光る1作です。

画像2

終わりに

ゲストにDrakeが参加し、Pharrell Williams率いるThe Neptunesがプロデュースしたことで、まさに鬼に金棒といったところでしょうか。

そして、GiveonYung Bleuに続き、ここでチャンスを掴むことができるのか・・・今人気急上昇中のBrent Faiyazには多くのオーディエンスから熱い視線が送られていることでしょう。


こちらで紹介した楽曲のDJプロモーション音源はこちら⬇️⬇️⬇️

※ DIGTRACKS.comは、音楽プロモーター、音楽業界に携わるプロフェッショナル(DJなど)専門のデジタル・レコードプールサービスです。
ご利用の際は必ず「ご利用規約」をご確認ください。

最新HITチャート

Digtracks.com ランキング

#hiphop  #rnb #dj #新譜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?