元ネタはあのバンド! O.T. Genasis feat. Chris Brown & Charlie Wilson - Back To You (2020)
レーベル : The Conglomerate Entertainment, Atlantic Records
リリース日 : 2020年10月9日
名前 : O.T. Genasis feat. Chris Brown & Charlie Wilson
年齢 : O.T. Genasis 33歳 Chris Brown 31歳 Charlie Wilson 67歳
出身地 : O.T. Genasis カリフォルニア州ロングビーチ Chris Brown バージニア州タッパハノック Charlie Wilson オクラホマ州タルサ
2014年にコカインをテーマにしたシングル「Coco」が大ヒットし一躍時の人となったO.T. Genasis。
O.T. Genasis - Coco (2014)
US Hot R&B/Hip Hopチャートで5位、全米シングルチャートで20位にランクインしクラブヒットとなりました。MVは当初公開されていたものとは別にTVバージョンを改めて撮影しており、自主制作に近い安っぽいものから、高級車やクルーザーが登場するド派手なものに生まれ変わっています。さらにBusta Rhymes、DJ Khaled、Timbaland、Ice-T、Ice-Tの奥さん(Nicole “Coco” Austin)がカメオ出演しています。
翌年にはYoung Dolphをフィーチャーしたシングル「Cut It」がUS R&B/Hip Hopチャートで11位にランクイン。「Coco」に続くヒット作となりYouTubeでの再生回数は2億回を超えています。
O.T. Genasis feat. Young Dolph - Cut It (2015)
ニューシングルの「Back To You」は客演に迎えているChris BrownとCharlie Wilsonのソウルフルな歌声が、どこか懐かしさを感じさせるトラックにマッチしていて、ラウンジプレイやドライブで映えそうな仕上がりになっています。
トラックにはCharlie Wilsonが所属していたThe Gap Bandの「Outstanding」が大胆にサンプリングされています。元ネタはこちら。
The Gap Band - Outstanding (1982)
オクラホマ州タルサで結成されたFunkバンド、The Gap Bandの1982年作。
バンドはCharlie Wilson、Ronnie Wilson、Robert Wilsonの3人兄弟で構成されて1970年代から1980年代にかけて活躍していました。残念ながら2010年にバンドは引退を発表し、現在はCharlie Wilsonがソロとして活動しています。
「Outstanding」はUS Billboard Hot Black Singlesチャートにて1位を獲得し彼らの代表曲でもあり、また最もヒットしたナンバーとなりました。
「Back To You」のプロデューサーにはHitmaka、Ray Keys、Bongo。今回はHitmakaにスポットを当ててご紹介します。
イリノイ州シカゴ出身のHitmakaは以前、ラッパーYung Bergとして活動しており2007年に発表したシングル「Sexy Lady」が全米シングルチャートで18位になり、クラブヒットとなりました。
Yung Berg feat. Junior - Sexy Lady (2007)
また同年にRay Jのシングル「Sexy Can I」に客演として参加し、全米シングルチャートで3位と、Yung Bergとして最もヒットした作品となりました。
Ray J feat. Yung Berg - Sexy Can I (2007)
その後2010年代に入ってからは現在のHitmakaとしてソングライター、プロデューサー業を行っており、2011年にLil Wayneのシングル「John」をプロデュース。収録されていたアルバム「Tha Carter IV」が全米アルバムチャート1位、年間のR&B/Hip-Hopアルバムチャートでも1位を獲得しました。
Lil Wayne feat. Rick Ross - John (2011)
また2016年にはBig Seanのシングル「Bounce Back」を手掛けてR&B/Hip Hopチャートで3位とクラブヒットし、Big Seanの代表曲の1つとなりました。
Big Sean - Bounce Back (2016)
他にもMeek MillやNicki Minaj、Wiz Khalifaなどのヒット作を次々にプロデュースし名前に恥じない仕事をしています。笑
彼が手掛けた作品はイントロで「Hitmaka」とプロデューサータグが入っていますので、今後もこのタグを聞く機会が多くありそうです。
こちらで紹介した楽曲のDJプロモーション音源はこちら⬇️⬇️⬇️
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