ビジネスの成功と出産を経て、6年振りの新曲をドロップ! Rihanna - Lift Me Up (2022)
2005年のデビュー以来、Rihanna(リアーナ)は全世界で2億5000万枚を売り上げ、そのうち14曲が全米No.1を獲得。また、グラミー賞9回、ギネス世界記録6回など、多くの記録を塗り替えてきました。
また、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」フォーブス誌の「最も稼いだセレブリティのトップ10」にも選ばれ、インスタグラムでは1億3000万人のフォロワーを持つグローバルファッションアイコンでもあります。
そんな彼女が、ニューシングル「Lift Me Up」(2022)をドロップ。
ソロ名義での新曲は、2016年に発表したアルバム「ANTI」からシングルカットされた「Love on the Brain」以来、6年振りとなりました
ここでは、この曲について解説します。
レーベル : Roc Nation & Westbury Road
リリース日 : 2022年10月28日
名前 : Rihanna
本名 : Robyn Rihanna Fenty
年齢 : 34歳
出身地 : バルバドス
Rihanna - Lift Me Up (2022)
実業家から母へ
アルバム「ANTI」のリリースから2年後の2018年、次のアルバムが2019年にリリースされることが公表され、後にそれがレゲエ・プロジェクトであることがわかりました。
しかし、2019年12月にリアーナはインスタグラムのコメントでアルバムを完成させたものの、発売日を無期限に保留していることを示唆しています。
ミュージシャンでの活動の傍ら、リアーナはキャリアの早い段階からファッションに興味を持ち、服飾デザイン業界で働きたいという希望を明らかにしており、2017年には化粧品会社「Fenty Beauty」を設立し、2018年末までに約5億ユーロ(約431億円)を売り上げ、2018年にはランジェリーブランド「Savage X Fenty」を設立しています。
2019年には、自身の名前を使ったブランド「Fenty」が、高級ファッショングループLVMHの傘下に入り、LVMHのオリジナルブランドを作った初の女性、LVMHのブランドを率いた初の有色人種女性となりました。
このLVMHは、ファッションブランドのルイ・ヴィトン(1854年創業)と、シャンパンメーカーのモエ・エ・シャンドン(1743年創業)とコニャックメーカーのヘネシー(1765年創業)が合併して1987年に誕生。
2021年には評価額が3290億ドルで、ヨーロッパで最も価値の高い企業となっています。
こうして実業家として次々と成功を収めた彼女は、2021年にラッパーのA$AP Rockyと交際しているのが明らかになり、そのプライベートに多くのメディアが注目するようになりました。
これまでは、Chris Brown、Drakeとの交際で度々メディアを賑わせ、2017年にはサウジアラビアの実業家と交際する姿も目撃されていました。
A$AP Rockyとの交際は順調のようで、2022年1月に第一子を妊娠していることが明らかになり、5月にロサンゼルスで男の子を無事出産しています。
新曲はマーベル映画のサントラに収録
リアーナの音楽業界への復帰作となった今回の新作は、マーベル映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のサウンドトラックに収録され、同サウンドトラックからのリードシングルとしてリリースされました。
この映画は、2018年に公開された「ブラックパンサー」の続編で、前作は全世界で13億ドル以上の興行収入をあげ、黒人監督作品として最高の興行収入となり、アカデミー賞7部門でノミネート、3部門で受賞しています。
サントラ「Black Panther: The Album」(2018)は、Kendrick Lamarがエグゼクティブプロデューサーを務め、アルバムは全米チャート1位を獲得。
映画のエンディングで使用されたKendrick Lamar、SZAのシングル「All the Stars」は、グラミー賞で4部門にノミネートされ、映画の成功に大きく貢献しました。
Kendrick Lamar feat. SZA - All the Stars
こうして2018年を代表する作品となった『ブラックパンサー』ですが、
主役を演じた"チャドウィック・ボーズマン"が2020年に大腸癌で他界し、多くのファンが悲しみに包まれました。
そんな中、今回の続編の公開が決定し、ファンやメディアから大きな注目を集め、主演俳優不在の映画について様々な憶測が飛び交いました。
映画の続編は着々と水面下で進行していたようで、映画監督のライアン・クーグラーは"チャドウィック・ボーズマン"が出演する予定で脚本まで書いており、彼が亡くなった時にはすでに下書きを提出していたそうです。
マーベルスタジオの社長"ケヴィン・フェイジ"は、彼の代役はいないと明らかにし、次のように語っています。
「Lift me up」の隠された意味とは・・・
約6年振りのソロシングルとなったリアーナですが、この曲ではブランクを全く感じさせないソウルフルな歌声を披露しています。
この曲は、Childish Gambinoの「This Is America」「Redbone」を手掛けたことでも知られるスウェーデン出身のプロデューサーLudwig Göranssonが手掛けています。
ソングライターには、Wizkidの「Essence」や、Futureのヒット曲「Wait For U」で知られる、ナイジェリア出身のTemsが共同作曲者としてクレジットされています。Temsは、この曲が"チャドウィック・ボーズマン"へのトリビュートであることを明かしています。
以前断ったスーパーボウルへ出演?!
9月末には、リアーナのInstagramに突如ラグビーボールの写真が投稿され、2023年のNFLスーパーボウルのハーフタイムショーへの出演をほのめかしたリアーナ。
スーパーボウルのハーフタイムショーといえば、ドクター・ドレー、エミネム、メアリー・J・ブライジ、ケンドリック・ラマーが、
史上初となる、ヒップホップ・アーティストだけのショーを行い、多くのヒップホップ・ヘッズを熱狂させたのは記憶に新しいところです。
リアーナのレーベルRoc Nationは、NFLとパートナーシップを結んでおり、レーベルのボスであるJAY-Zは次のようにコメントしています。
しかし、リアーナは2019年に出演依頼を受けたものの、辞退した過去を持ちます。その際にはカーディ・Bをはじめとする多くのアーティストも出演を辞退したと伝えられています。これは、人種差別に抗議し、国歌斉唱時に膝をつくアメフト選手コリン・キャパニックを支持したためと言われています。
そういった経緯を経て、今回の出演についてNFLの担当者は「とても嬉しく思っています」との声明を発表し、最初の依頼から3年越しに出演が実現するようです。
新曲のリリース、母親として新たなスタート、映画の公開、さらにはスーパーボウルへの出演と、来年に向けて話題が尽きないようです。
動き出した、新生リアーナに注目です!!
今回紹介した楽曲のDJプロモーション音源はこちら⬇️⬇️⬇️
※ DIGTRACKS.comは、音楽プロモーター、音楽業界に携わるプロフェッショナル(DJなど)専門のデジタル・レコードプールサービスです。
ご利用の際は必ず「ご利用規約」をご確認ください。
最新HITチャート
Digtracks.com ランキング
#hiphop #rnb #dj #新譜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?