スーパーボウルのハーフタイムショーで世界に衝撃を与えたメアリー・J・ブライジがニューアルバムをドロップ! Mary J. Blige - Good Morning Gorgeous (2022)
先日行われたNFLスーパーボウルのハーフタイムショーで、Dr. Dre(ドクター・ドレー)、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、50 Cent(50セント)、Eminem(エミネム)、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)らとともに唯一の女性シンガーとして登場したMary J. Blige(メアリー・J・ブライジ)。
HIPHOP界のレジェンド達との夢の共演は多くのヘッズを魅了し、日本のメディアやyoutubeでも取り上げられています。
そんなメアリー・J・ブライジのニューアルバム「Good Morning Gorgeous」(2022)が2月11日にリリースされました。
前作「Strength of a Woman」(2017)以来、5年振りのリリースとなる本作は、これまでで最も長いスパンでのリリースになったそうです。
本作には、昨年末にリリースされ、アルバムのタイトル曲となったシングル「Good Morning Gorgeous」や、以前解説した「Amazing」なども収録されています。
ここでは、話題のハーフタイムショーとニューアルバムについて解説していきます。
レーベル : 300 Entertainment & Mary Jane Productions Inc.
リリース日 : 2022年2月11日
名前 : Mary J. Blige
本名 : Mary J. Blige / Mary Jane Blige
年齢 : 51歳
出身地 : ニューヨーク
2022年のハーフタイムショー
今年のパフォーマンスは、YouTubeのNFL公式チャンネルで動画が上げられ、公開からわずか2日で4000万回以上再生される勢いでした。
まだチェックしていない方は、この機会にぜひチェックしてみてください。
アメリカ3大テレビ局の1つであるNBCによると、今回のテレビ観戦者は1億110万人で、前回より約1000万人増加しました。ストリーミング視聴者は1,120万人になり、昨年は約570万人で当時では最高値でしたが、今年は約2倍となっています。
音楽以外でもストリーミングが主流になり、日本でもテレビ離れが深刻化していますが、これは世界共通のようですね。
ご存知の方も多いと思いますが、昨年のハーフタイムショーは、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)でした。
2度目の出演
メアリー・Jブライジは2001年にはAerosmith(エアロスミス)、Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)、Nelly(ネリー)と共演しましたが、エアロスミスの名曲「Walk This Way」(1975)の一部を歌ったのみで、自分の楽曲は歌えず幕を閉じました。
それから20年以上の時を経て、ハーフタイム史上初めてヒップホップアクトのみで構成されたショーで、サプライズ出演した50セントからバトンを受け、ドクター・ドレーが手掛けた「Family Affair」「No More Drama」を歌い、観客を感動の渦に飲み込む見事なパフォーマンスを披露しました。
今回、ヒップホップレジェンドたちとの共演について、彼女は次のように語っています。
また唯一の女性パフォーマーであることについては、メアリー・J・ブライジは次のように語っています。
また今回のパフォーマンスについて、90年代から活躍するMissy Elliott(ミッシー・エリオット)がツイッターで彼女を絶賛しています。
ショーでの彼女の煌びやかな衣装は1万個のスワロフスキークリスタルで飾られています。
これはノルウェーのファッションデザイナー、Peter Dundas(ピーター・デュンダス)によるもので、はユキヒョウ(動物)をイメージしたようです。
ピーターは、メアリーについてこのようにコメントしています。
余談ですが、ピーターは、2020年に出演したShakira(シャキーラ)の赤いクリスタルを散りばめた衣装も特注で制作しています。
5年振りのニューアルバム!
今回のニューアルバムには、Usher(アッシャー)、Fivio Foreign(ファイヴィオ・フォーリン)、Dave East(デイヴ・イースト)などが参加しています。
13曲入りのアルバムで、エミネムと共にハーフタイムショーにサプライズ出演したAnderson .Paak(アンダーソン・パーク)も参加しています。
メアリー・J・ブライジはアンダーソン・パークについて「思い出に残る瞬間がたくさんある」と語っています。
冒頭でも触れたDJ Khaled(DJキャレド)とのリードシングルの「Amazing」やファイヴィオ・フォーリンとの「On Top」は、トラップやドリルミュージックを取り入れた、メインストリームを意識したナンバーに仕上がっています。
Mary J. Blige feat. Fivio Foreign- On Top (2022)
またプロデューサーには、Cardi Bをヒットに導いたプロデューサーJ. White Did Itや、アトランタを拠点にクラブヒットを手掛けたLondon on da Trackなどの若手を起用。
さらに昨年Silk Sonic(シルク・ソニック)で話題を呼んだD'Mile、若手シンガーのH.E.R.、ベテランプロデューサーデュオCool & Dreが参加するなど、幅広いジャンルで活躍するプロデューサーが参加しています。
これについて彼女は、既成概念にとらわれないことを意識しているようです。
終わりに
今作についてメアリー・J・ブライジは、次のように明かしています。
またヒップホップが音楽界で認知されて約50年を迎えますが、それにあたり今回のハーフタイムショーについても言及しています。
これまでのキャリアを振り返り、メアリー・J・ブライジは自分を信じてやってきたからこそ、ヒップホップとともに成長したと名言しています。
この確固たる思いが「ヒップホップ・ソウルの女王」と賞賛されるに至ったと言えるのではないでしょうか。
伝説のハーフタイムショーとあわせて、彼女のニューアルバムもチェックしてみることをおすすめします。
こちらで紹介した楽曲のDJプロモーション音源はこちら⬇️⬇️⬇️
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