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5月の試着旅1回目ーtotonoさん、オノデラユズカオさんとともに

2023年2月11日にあきやあさみさんの自問自答ファッション教室を受講した。 

教室後、帰宅前にtotonoさん(@totonoitamon) とオノデラユズカオさん(@yuzukao_o; 以下ユズカオさんとする)と夕飯を食べていたら、「ギャルソンの試着、いっしょに行きたいです」とのこと。

お二人はスケジュールを開いて「いつにしますか?」「暖かくなってからがいいかな」と日程を確認し始める。本気度にニヤリとしつつ、私もカレンダーを開き予定を確認した。

5月に試着旅開催決定。しかし、私の都合で日程再調整。5月下旬に予定されていた試着旅が連休中になった。こちらはその試着旅の記録である。

御本人の許可を得て、本文にお二人のお名前を出させて頂いています。また、私の曖昧な記憶に基づく記録に修正を入れていただきました。感謝。

装い

この日は暑くなりそうだったし、長距離歩くと思ったので、冬からずっと愛用しているコムデギャルソンのトラックパンツに3月に購入したコムデギャルソンの半袖カットソー、愛用のハイカットスニーカーで行くことに決めた。

寒くなったときのために、モンベルのEXライトウィンドパーカを羽織った。荷物はボディバッグのみとしたかったが、水分補給しないと危険と思ったので、水ボトルをBAGGUのサブバッグに入れて出発した。

アクセサリはリング、ブレスレット、ネックレスとフル装備にしたものの、眼鏡は長年かけている白山眼鏡か昨年新調したporocoか迷い、結局、最終的な決断をしないまま、日常使いの白山眼鏡のまま出立した。

計画

今回は「視野を広げる」「普段行かないところに行く」ことを目標にコースを考えてみた。

傘を見たいという意見が一致していたので、松屋銀座からスタート。そこからドーバーストリートマーケット、コムデギャルソン青山本店、表参道ヒルズのY's、そして私がいま気になっているセレクトショップ、ハウス@ミキリハッシン、それからちょうどミキリハッシンの近くにあり、totonoさんが行きたいと思っていたNEPENTHES。

バーニーズニューヨーク銀座や表参道ジャイルも寄りたかったが、時間的に厳しかろうと思ったらやはり全くその余裕はなかった。

訪問先

スターバックス銀座松屋通り店

最近は買い物を始める前に一呼吸置くのが習慣化していたのと、百貨店開店直後の挨拶を受けるのが苦手なため、スタバでコールドブリューコーヒを飲みながら開店前後の時間を過ごす。

開店前の銀座松屋や三越には長蛇の列ができていて、大層な繁盛だなと思いつつ、今日のスケジュールを再確認。

窓際がいい雰囲気です

松屋銀座3階

松屋銀座の傘売り場は3階だったので、3階を待ち合わせ場所とした。

少し早めに着いたので、エスカレーターを上がったところで開催されていた<イイダ傘店>新緑の傘展を眺め、店員さんの商品紹介を聞く。

おでん柄の傘にはからし型の留め具、とうもろこしの輪切り柄にとうもろこしの留め具なのですなど。オリジナルのテキスタイルがとてもかわいい。

個人的に欲しかったのは傘と同じ布でできたビール柄のポーチ。柄が可愛いうえに軽量・防水でよい。しばし迷ったが、形状が自分好みではないと思ったので、購入はペンディング。

ハギレも売っていて、自分でポーチを作ろうかと一瞬思ったが、それに時間を使うか?と自問自答し、否、となったので買わず。

傘売り場へ移動。折りたたみの日傘もしくは晴雨兼用傘を探そうと思って近寄ったたら、MOLLY MARAISという傘ブランドのポップアップの店員さんに声をかけられる。ロイヤルコペンハーゲンのデザイナーさんが傘作りたさに独立してブランドを立ち上げたそう。

自分好みのデザインの晴雨兼用折りたたみ傘があったので、開閉させてもらうと、すごく開閉がらくでよい。なんどか開いたり閉じたりを繰り返す。重さも200g以下でよい。お値段も安い。しかし、色柄について、自分の中でぴたりとこなかったため、購入の決断はできず。

他にも傘を眺めていたところ、お二人との待ち合わせ時間になったため、TwitterのDMで連絡しつつ、周りを見渡したらtotonoさんがいらっしゃった。すぐにユズカオさんとも合流。3人で試着写真を取りつつ、ひとしきり傘を眺める。

ほかにも靴下売り場に寄ったり、再度イイダ傘店のポップアップを見てわいわいと楽しんだり。

ここからドーバーストリートマーケットへ行く予定だったが、totonoさんはPARIGOTに気になるアウターがある、私はフエギアとY-3に行きたいということで、予定を変更してGIZNA SIXへ。

PARIGOT / GINZA SIX

PARIGOTでtotonoさんが試着する様子を見ながら、自分も気になるものを試着。そして、アイコンカラーですねとお二人が口を揃えて言うシャツがあったので、試着してみた。

確かにアイコンカラー!でもアイコンを着るというのは自分的にはちょっと違うのだなあとなる。ツヤツヤとした感じも個人的にパジャマを着てる気分になるので選ばないんですと話す。

これについてあとから考えてみたところ、自分はアイコンを身に着けたくはないんだなと思った。私は私の作品が知られることは好きだけど、私自身が知られることは好まない、そういう話とつながっているのだろう。

Ground Y / GINZA SIX

試着を終えて店を出たところ、Ground Yが目に入る。今日はモードを試着する旅なので、迷わず全員でスタスタとお店に入っていく。

ユズカオさんがGround Yを試着する様子を写真を取りつつ眺める。

個人的には教室当日に「(社会と)戦いたい」と言っていたユズカオさんにGround Yはとても良くお似合いだと思って見ていたが、お気持ち的にはそぐわなかったようであった。

ユズカオさんが着ていた白シャツが素敵だったので、私も2着ほどはおらせてもらう。オーバーサイズのシャツは普段着ないのだけど、このときに試着したオーバーサイズのロングシャツはとてもよかった。私が普段しないアシンメトリーな着方をtotonoさんが提案してくださり、なるほど、となる。しかし、そもそもロング丈は私の生活には合わないので、購入意欲はわかず。

Y-3 / GINZA SIX

半袖Tシャツを試着したく、店舗に行くも、店員さんは全員接客中であった。店頭にも欲しかったものがなかったため、今回の試着は断念し、店を離れる。

FUEGIA 1833 GINZA / GINZA SIX

今年の1月に訪問した際に、仕事で頭がかーっとしたときにクールダウンしてくれる香りを探していますと伝えて探してもらった香水がずっと忘れられなかった。3月に再訪したときもやっぱりいいなとなりつつも、購入には至らず。

しかし、締切仕事で頭がかーっとするたびに、あれが手元にあったら…!となっていたので、連休明けの締切仕事を乗り切るために、今日こそ!と店舗に向かう。

肌にのせ、別の気になっていた香りも肌にのせ、やはりこれだ、と予定していた香りをお迎えすることにした。Entre Ríos(エントレリオス)を、まさかの100mLボトルで。

私がエントレリオスに夢中な間、横ではtotonoさんとユズカオさんがtotonoさんオススメの不思議な香りを試していた。購入を決めたところで、その香りを嗅がせてもらう。チョコレートっぽいかな?たしかに不思議な香りだった。

EATALY / GINZA SIX

気がついたら12時を回っていたので、そのまま上にあがりEATALYでランチを取ることにする。ピザとサラダをシェア。ユズカオさんが頼んだイタリアのコーラが美味しそうだったので、一緒にコーラを注文。

ピザ。美味しかった。


イタリアのコーラたち


ドーバーストリートマーケットギンザ

ランチ後はドーバーストリートマーケットへ。

1階の草間彌生コラボのルイヴィトン商品を眺める。気になったブレスレットを試着させてもらう。すてきだったが、メンズなので大きすぎて落っこちそうであった。

草間彌生さんのインスタレーションがかっこいい

少しずつ階を上がりながら、お店を眺めていたところ、出会ったらもう一本買おうと思っていたトラックパンツがたくさんあるのが目に入る。

今回は紺も試着させてもらおうと思っていたため、紺も試着するが、SでもMでも私が着るとただのジャージ…ということで憧れ成仏。手持ちは黒のMだったが、黒のSを履いて、今回はこっちの方がバランスが好き!となり、黒のSをお買い上げ。

そこから移動し、お二人がGUCCIの服を眺めるのを眺める。ユズカオさんはスパナとリップ柄のパンツに心惹かれたようである。

noir kei ninomiya ではtotonoさんにたいそうお似合いの長袖Tシャツが見つかる。私は同じデザインの半袖を試す。悪くはないが、今探している「職場に着ていくためのTシャツ」としては可愛すぎたので見送り。

そしてnoir kei ninomiya ブルーグリーンのチュールアイテムがあまりにかわいかったので、記念に試着して写真をとってもらった。

今季カラーは好きな色なので、気に入るアイテムがあったら買っちゃうのに、と思うが、リリースからだいぶ経ったこのタイミングでは残っているアイテムも限られていることであろう。

最上階まで一通り眺め、だいぶ歩いて疲れたので、タリーズに移動してコーヒー休憩。

コムデギャルソン青山本店

休憩しながら次の行き先を再検討。totonoさんはコムデギャルソン青山本店に行きたいとのこと、私もリニューアルした青山本店を見たかったので、表参道に移動してコムデギャルソン青山本店へ。

お店に着いたところで、いままで出会ったことのなかったペイントバッグが店頭に3つも並んでいてテンションが上がる。思わず記念撮影。

MY ENERGY COMES FROM FREEDOM
というメッセージが好きです

1階を眺めていたところ、お二人はJUNYA WATANABEの大きいパールがついた服が気になったようで、ご試着。ゴージャスなアイテムがお二人ともお似合いであった。その間、店員さんとリニューアル後はじめてきたんですなどと、おしゃべりを楽しむ。

2階に上がる。広い。目についた白いもふもふした帽子をかぶる。似合う。ほしい。しかし、これは秋冬の帽子…買える値段…ほしい…を脳内で繰り返す。

さらに鞄を発見。横長の、肩にかけられる長さのハンドルのついた鞄。がま口。私がほしい形そのまま。持ってみた感じもよい。しかし、もう少し柔らかい素材のものを探してたよね?と冷静になる。

さらには冬に購入を見送った大判ストールもあり、思わず手をのばす。こちらは冬になったら再検討しよう、となる。

noir kei ninomiya ゾーンを見る。ドーバーストリートマーケットよりもお品物が多く、さっきはなかったスカートもあった。プリーツスカートもすてきだったが、探していなかったので試着はせず。

店員さんと「noir kei ninomiya のハーネスは即完売だったんですよ」、「そうですか、ハーネス、かわいいですよね」、「あれひとつで雰囲気がらっと変えられて、けっこう使いやすいんですよね」、などとお話する。ハーネス、次に出会ったら試着だけでもしてみたいものである。

noir keininomiya ゾーンのとなりはGIRLであった。かわいいTシャツがたくさんかけられている。ユズカオさんが赤いカーディガンを羽織る様子を眺める。私が選ばない色や形のものを選ばれていて興味深い。

私は再び店員さんとお話しながら、GIRLはリニューアルでエリアがすごく広くなって、置けるアイテムが増えて、しかも本店限定のアーティストコラボTシャツまで出たんですよ!と教えてもらう。

アーティストコラボという単語に弱いので、さっきから一番好き!と思っていたTシャツを手に取る。かわいい。いま職場に着ていく白Tシャツを探しているのでなければ買ってしまっていたかもしれない。私が職場に着ていくTシャツとしては、GIRLのプリントTシャツは可愛すぎる。

自問自答ファッションを知る前だったら勢いで買ってしまっていたかもしれない。しかし、自問自答ファッションを知らなかったらコムデギャルソン本店に足を踏み入れることもなかったなと思う。

再度もふもふ帽子をかぶり、後ろ髪ひかれつつも退店。

店を出たところで、生活のたのしみ展に行くユズカオさんとお別れする。私は生活のたのしみ展も気になりつつ、今日はハウス@ミキリハッシンに行きたかったので、ミキリハッシンの近くにあるネペンテスに行きたいtotonoさんと共にミキリハッシンに向かう。

ハウス@ミキリハッシン

ハトラというブランドが気になりだしてから、取り扱い店舗として出てきて知ったセレクトショップ。表参道の裏道のセレクトショップというのは個人的にはとてもハードルが高い。せっかくなので、同行者がいる今日、チャレンジしたかった。

お店に入り、一番見たかったハトラのアイテムを試着。よかったし、すてきだったが、買いたいというほどではなく。

その後、他のアイテムを眺めるとリネンシャツが目についた。手にとってみたところ、まさに私が求めていた素材と色、かたちだったので試着させてもらう。試着したところ、サイズもぴったりだった。店員さんからブランドのこと、アイテムのことなど聞きながら、お迎えを決める。

他にもいくつか試着。ベージュの帽子がよかった。日常的に使えそう。しかし、そんなに勢いよく買い物して、私は後ろめたさなく月報に書けるのか?と自問自答し、お迎えを思いとどまる。

お会計前にぜひ蓮沼千紘さんの作品も見てください、ということでオウセツマに足を踏み入れる。蓮沼さんと軽く挨拶をする。

白いヘッドピースだろうか、かわいい三角形のアイテムが目に入る。手にとって頭に巻いたり、首に巻いたりして写真を撮ってもらう。かわいい。とてもかわいい。変形菌というのもエモい。お値段を確認。先日月報をまとめ、ファッション予算口座の残高を眺めたにも関わらず、今日もここまでしっかりと散財している(後悔はまったくないけど!)ので、理性が働く。購入(発注)を見送る。

シャツのお会計に臨んだところ、レジの横の小さなスペースでせっせと編み物をする蓮沼さんともう一方が目に入る。こうやって実際に黙々と編む様子を見るのはとてもいいなあと思う。アートな編み物。丁寧に一目一目編むということができない私には尊敬しかなく、またこうやってあの作品ができてくるんだと感慨深くなる。

そんなことを考えながらお会計をしていると、蓮沼さんが「白がお好きなんですね」とぽろりという。そこで衝撃が走った。白が好きか嫌いかなんて、考えたことがなかったから。

このときお会計しながらなこともあって、誰がそういったのかさえ記憶が曖昧だったのだが、「お好きなんですね」と言ったのは蓮沼さんで、「いまさら(気づいたん)ですか?!」とツッコミを入れていたのがtotonoさんだったらしい。

白が好き?!好き?ですね!でも真っ白じゃなくて、ちょっと色がついていたり、動きがあったりするのが好きなんです、などと答える。そんなふうに白を説明している時点で、もう白好きだと言っているようなものなのだなあと気がつく。

ハウス@ミキリハッシンは表参道の裏道の隠れ家的セレクトショップという私にとって超上級者的ショップだったが、お店の方はとてもとても感じがよく、そして、一つ一つのアイテムに対して思い入れが感じられて、とてもよい体験ができた。ぜひまた伺いたいと思う。

NEPENTHES

ミキリハッシンの次はtotonoさんが行きたかったネペンテスへ。足を踏み入れると漂う甘い香り、多数の異国の人がソファに座りながら靴を選んでいて異国を感じる。

totonoさんお目当てのジャージは少なかったが、totonoさんはその中から一つを手に取って試着室へ向かう。試着室は2階らしい。私は1階に残り、帽子を見つけて被ってみる。実用性の高い虫除けネットのついたもの。私の好きなマルチカラー。サイズが少し大きいが似合っている。とはいえ、即決するほどではない。

今日は帽子が豊作である。何十個も帽子がある店に行っても一つも心惹かれない日もあるのに、今日1日で蓮沼さんのヘッドピースも含め4つもいいなと思うものがあった。わたし的には快挙である。

しばらくしてもtotonoさんは戻って来なかったので、2階へ上がってみた。すると、そこは何列ものハンガーラックにジャージがかかるフロアであった。

totonoさんはすでに別のジャージを試着している。今日の試着を通してよくわかったのは、totonoさんはゴージャスなものがお似合いだし、お好きなようだ。この時試着していたジャージも白などほとんど入っていない、ゴージャスな色の組み合わせのジャージだった。とてもお似合いだった。

お似合いだけど、少しオーバーサイズですね、ポリエステルはお好きでないとのことでしたがどうですか、などとお話しする。

試着を終え外にでる。と、そこに同じロゴが窓についたもう一つの建物があることに気がつくtotonoさん。入ってみると、そこはレディースの店舗であった。先程試着していたものよりワンサイズ小さいものもある。かわいい小物もあり、私もいくつか手にとって眺めた。

店舗が3ヶ所に分かれてるなんて、トラップでしたね、でもレディース店舗見つけて快挙!夜で明かりで目立ってよかったですね、などとお話しする。

1日中歩いて、流石に疲れてきている。totonoさんも同じだったようで、表参道の駅まで一緒に戻り、そこで解散した。

所感

今回は「視野を広げる」「普段行かないところに行く」ことを目標とした試着旅だったが、私個人としては、私自身は選ばないオススメされたアイテムを着てみたり、普段は着ないかわいいnoir kei ninomiyaのチュールアイテムを試着したり、ハウス@ミキリハッシンに行けたりしたので、無事に目標を達成できたと思う。

そして、お二人のチョイスを見たり、ご意見をもらいながら、私は服におもしろさを求めてないなとか(小物で少し取り入れるくらいが程よい)、アシンメトリーよりシンメトリー派でアシンメトリーなら左重めが好みだなとか、白が好きだとわかったりした。

自問自答ガールズのツイートを見ていると自分の趣味嗜好や特徴がくっきりしてくることがよくあるのだけど、リアルに試着旅を共にすることもまたそういうものをくっきりさせてくれるものだなと思った。

お2人もこの試着旅でなにかくっきりしたものがあったのであれば幸いだなと思う。

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