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自問自答ファッション教室にいってきた

2021年6月に自問自答ファッション講座を受けたのですが、それ以降、だいぶ普段着の制服化が進みました。しかし、ちょっと着飾って出かけようとなったときにやっぱり服選びに迷う状況だったので、ここらで少しあきやさんのご意見を伺いたいとなっていました。

と、もっともらしい理由を書きましたが、実際のところ、あきやさんにファッションにまつわるあれこれを聞きたい、あれこれを話したい、という気持ちが高じてしまったのです。

かくして私は自問自答ファッション教室に申込みました。

だいぶ倍率は上がってそうでしたが、まさかの当選だったので、ありがたく参加させていただき、満喫してきましたので、その記録をここにまとめます。

事前準備

前回の受講とその後の自問自答でわりといろいろなことが掘り下げられていたので、今回はあまり準備をせず、事前質問にさらっと回答し、少し考えておいてくださいね、と言われたこと(お金の心配がなければやりたいこと、自分の色等)をぼんやりと考えていました。

質問と回答は以下です。

【質問1】
お洋服に迷われたきっかけはありますか?
(例・リモートワークで着る服がわからなくなった…など)

【質問1回答】
セレモニーやちょっといいレストランに行くなど、かしこまったTPOで着る服がなくよく困っています。

【質問2】
制服化をしてどんな気分で過ごしたいですか?

【質問2回答】
心地よく楽しく過ごしたい(服のことを気にせずに状況を楽しみたい)

印象的だった内容

以下、教室で印象的だった内容です。

衣服とファッション、両方100%の服は(ほぼ)ない

「身体」守ってくれる「衣服」と、「心」を守ってくれる「ファッション」、両方100%の服はほぼ存在しないので、どちらが何%か、心のなかで唱えながら買い物しましょうというお話。

すごくラクで歩きやすく美しい12cmヒールなんてないという例えに頷きました。私はTPOが多いので(2023年2月11日現在最多TPOガール記録を更新中)、各TPOについて、衣服とファッションの割合を意識することは大切だなと思いました。

30日チャレンジ

変えられない要素を受け入れ、経験・努力の要素を前向きに工夫しようという見た目解体新書(「一年3セットの服で生きる」77ページ)のお話の中で30日チャレンジしましょうという課題が出てきました。

最初の10日間はリサーチ、次の10日間で色々試す(1つに絞らない)、次の10日間で1つのことを続ける方法をオススメされていました。

私の場合、スキンケアと姿勢について、わりとそんな感じのトライアルを続けてるな?となりましたので、なにかスタートするぞ!という感じではなかったのですが、メソッドとしていいなと思ったので、次になにか始めるときは試してみたいです。

DO駆動型PDCA

PDCAのうちどれが得意ですか?試着は得意ですか?というお話になり、「試着大好き!いまは月1日いくのが精一杯だけど、もっと行きたいです!」と回答したところ、試着(DO)大好きな私はDO駆動型タイプで、DOをマッチポンプに頑張るとよいというご提案を受けました。

全然試着にいけてないな、PLAN駆動の人間だなと思ってたので、DO駆動であることを指摘されたことにたいそう驚きました。しかし、驚いた同時に、行動しなきゃ変わらないといつも思っているのでDO駆動型だということが腑に落ちました。

なお、私は自分の試着旅(試着ツアー)をnote(こちらとか、こちらとか)に記録しているのですが、想像以上に「(試着旅の)ファンです」という反応をもらうことにちょっと不思議な気持ちでいたのですが(他人の買い物より、自分でお買い物にいったほうがずっと楽しいよね?みたいな気持ちです)、DOが苦手な方、DOが様々な事情によりできない方がたくさんいること、さらにあれを見て勇気づけられてお買い物にいく方がいることをあきやさんに教えてもらい、試着旅note執筆のモチベーションが上がりました。

苦手シーズン(アイテム)の克服

苦手なシーズン、アイテムを克服するために、あきやさんは、カフェに行き、街行く人を観察して、いいなと思ったものを書き留めるとのこと。例えばホテルのレストランに着ていく服を探しているならホテルの前でホテルに入っていく人を見るのもいいと思います、と教えてくださいました。

それを聞いて、ホテルのロビーラウンジにひとりで行って、観察するのおもしろいのでは!と思いつきました。気になっているホテルがあるので、今度の試着旅のときに行ってみようかと思っています。新しいダンジョンでのチャレンジという感じで、わくわくしています。

ファッションの”トリセツ”最適化

ファッションの"トリセツ"(「一年3セットの服で生きる」80-81ページ)は①ブランディング、②キャラクター、③外見との調和、④トレンド、⑤TPO、⑥機能からなり、それぞれ自分のこだわりに応じて①~⑥についてトリセツを作りましょうというお話です。

以前自問自答ファッション講座を受けたときにも作ってもらったのですが、そのときは、ほぼTPOと機能、外見の調和しか考えずに服を選んでおり、ブランディング(≒なりたい)やキャラクター(≒好き)は全くといっていいほど考えていませんでした。

それが、講座受講後、1年8ヶ月の間、好きを発掘し、コンセプトに沿って服を選んできた結果、ブランディング(なりたい)、キャラクター(好き)、トレンドに関する説明文がかなり明確になってきていたようで、トリセツのバランスがよくなってきていること、最適化が進んでいるということに、指摘を受けて気が付きました。

トリセツ観点から考えていなかったのですが、改めて確認して、成長が実感できて、とても感慨深かったです。

キーワード探し

自問自答ファッション講座・教室のハイライトといえば、このキーワード探し(「一年3セットの服で生きる」56-60ページがワークになったもの)で、前回もかなり脳みそを使ったハードなワークだったのですが、今回もけっこうフル回転で考えてワークしました。

このワークが始まったときに、「自分で自分に言ったときにどう感じるかで判断してください」とあきやさんはおっしゃったのですが、これはけっこうキモだなと思いました。誰かに言われたと考えると、穿った見方をしちゃうワードも出てくるのですが、自分から自分への声掛けだと、私の場合は、穿らなくていいんだという気持ちになれました。

このワークはリストアップされた単語を自分の反応に応じて分類していく作業になるのですが、作業をしていくと、分類できない単語が結構でてきます。

分類できない単語は欄外に書いていいそうですが、講座・教室でガールズとともにワークを続けているあきやさんは、各単語の解像度が上がってすぐに振り分けられるようになってきたとのこと。曖昧な単語には向き合って自分がどう感じるのか、ゆっくり考えるのは大切かもしれないと思いました。

同ブランドで試着 or 同日に試着

同ブランドで上下セットで試着するのがおすすめだけど、同ブランドが無理なら同日に探すのがよいというお話がありました。

同ブランドについて、上だけもしくは下だけ着たら違うな?となったものが、上下セットで着ることによってしっくりくるということもあるようです。同日というのは、買ったアイテムが手元にあれば、そのアイテムに合わせての買い物がしやすいということと、大きなファッションのトレンドの中で同じタイミングだと系統が似たものが見つけやすいということと理解しました(うろおぼえなので誤解してるかもです)。

買うまではYAZAWA、買ったら土井先生

あきやさんは買うまでは、「俺はいいけどYAZAWAはなんて言うかな?」という気持ちで自問自答しながら試着し、買ってからは土井善晴先生のように「ええんです」と自分にいっているというお話をしていました。

買う前は丁寧にコンセプトに照らし合わせて自問自答して、買ってからは、善し悪しの判断はさておき、買ったもの、買った事実と向き合って大切に使っていくということかなと理解。

お買い物の失敗をゼロにすることはできないし、最初からパーフェクトなお買い物をするのはほぼ不可能だし、百戦錬磨のあきやさんであっても買ってからの気づきに基づいてアップデートしていっているわですから、経験値が少ない私が失敗しないわけがないのですよね。

「失敗したかな」と思ったときは「(失敗しても)ええんです」と自分に声かけをして、買ったものと向き合っていくことはとても大切だなと思いました。

白いトップス制服のお洗濯問題

白いトップス制服は汚れたときのことを考えると1枚じゃ厳しいな、と思っていたので、同じく白トップスを制服にしているあきやさんに、1枚でリカバリできない汚れがついたときにどうするのか、聞いてみました。

まず、年に2回くらいどうしようもなく汚れることがあるけど、基本的に落とせない汚れはない、とのこと。ネットで検索して、その汚れに適した洗濯方法を実施して、だいたい落ちるとのことでした。

そして、3セットあるので、きられなくなったらまずは他のセットのトップスを流用、さらにどうしようもなくなったら「ユニクロで買えばいいんです」とのこでした。

なぜかしっかり自問自答したものしか買ってはいけない気持ちになっていたのですが、どうしようもなくなったら間に合わせでユニクロで買ってもいいんだなと、はっとしました。

制服Tシャツ2枚で回していて、不安なのであと1枚買おうか迷っていたのですが、買わなくていいや、と思えたのは収穫でした。

ファッションにまつわる社会問題

わりと白熱したのが、服の二次流通や、労働問題、伝統的デザインの登用にまつわる問題についての話でした。いろいろな側面があって難しいよね、と結論は出ませんでしたが、さすがあきやさんの元に集まる自問自答ガールズ、ファッションと社会問題に対して、意識が高いなと感嘆しました。

正直、これらの問題とまったく関わりのない服、現在はほぼないのではないかと思っています。これらの問題については今後掘り下げて考えていきたいところですし、感度高くいたいと思っていますが、今できるのは、知っている範囲で今できるベストの選択をすることかなと思っています。

おすすめブランド表

自問自答ファッション教室スペシャル資料のブランド表。オススメにマーカーをひいてくださるのですが、同じモード系でもオススメされるブランドとされないブランドがあったのが興味深かったです。

その理由を聞いたところ、ずばり「サイズ」で、納得しました。好きだけど全体に大きいと感じるブランドがあるんですよね。ダメじゃないけど、ぴったりくるものは少ないんだろうなと思いました。

コンセプト

キーワード探しのあと、「お金の心配がなければやりたいことはなんですか?(ほしいもの、やってみたい体験、やりたい仕事、etc.)」に答えていくのですが、私の場合、以前の受講時にかなり考え、その後もずっと考えていたため、難なく回答できました。

そして、キーワード探し、やりたいことについて話したあと、コンセプトを決めます。決まったコンセプトは以下です。

人の考えを可視化する
愛情深く自然体で楽しい
最適化スタイリスト

「愛情深い」「自然体」「楽しい」はキーワード探しで選んだ言葉です。「最適化スタイリスト」という肩書は以前の講座受講時につけてもらったものなのですが、時間を経るにつれてやはりいいなあとなっていたのと、あきやさんからもやはりこれですねとお墨付きをもらえたので、そのまま残しました。そして、この1年8ヶ月の間に浮上した自分にとっての重要ワード「可視化」を追加して完成版となりました。

前回の講座受講時に決まったコンセプトに「人の考えを可視化する」「愛情深くて自然体で楽しい」という説明文が追加され、これまで以上に具体的にコンセプトの人が考えられそうです。

また、コンセプトを決めたら、コンセプトの横に憧れの人を書き添えるのですが、それをすることによって、なるほど、自分のコンセプトとそこから想起されるあこがれの人はこの人か、と思うとともに、びっくり試着のアイデアも思いつきました。いまから試着の旅が楽しみです。

コンセプトの人としてやりたいこと

最近、やりたい仕事について考えながら、あきやさんのような、声をかけてくれた人と一対一とか少人数でお話を聞く仕事いいなーと思っていたのですが、その話をしてみたところ、「dmsさんと話してみたいガールズ、たくさんいると思います」と言っていただきました。

ただお話を聞くというのもそれはそれで楽しいと思うのですが、なにかテーマを決めるとか、伺った内容を可視化して私からフィードバックするとか、なにか面白いかたちのサービスできないかな?と考え中です。

TODO

自問自答ガールズとお話ししたいということ以外で教室を受けてやりたいと思ったことは以下です。新しいチャレンジにわくわくしています。

  • 30日チャレンジのネタを考える

  • ファッション観察

    • @カフェ

    • @ホテルのロビーラウンジ

  • 苦手アイテム克服(ドレスアップの服装、アウター)

    • 妄想クローゼット作り

    • 集めたアイテムの「素敵」「好き」の言語化

    • 試着(ブランド表のオススメを中心にチャレンジ)

  • お洗濯に関するnoteを書く(白トップス洗濯の知見共有)

  • 試着旅noteを書く

所感

かしこまったTPOで着る服探しについてのヒントがほしい、あきやさんとお話する機会がほしいなと思って参加しましたが、最近の服選びに関する悩みが雲散霧消して、さらにわくわくするチャレンジまで見つかって、最高の教室となりました。一緒に参加したメンバーもみなさん素敵な方で、才能がきらりと光る瞬間を一緒に拝見できてハッピーでした。

事前に体験者のnoteやTwitterを読んで、20時までなることもあると知り、心して参加したのですが、終わったとき、まさかの20:30過ぎ(記憶は曖昧なのですが時計を見たとき20:47だったと記憶)でした。熱中していたのと、たくさんのトイレ休憩(のおかげで飲み物が遠慮なくのめたこと)および提供されたおやつのおかげで、長いと感じることもなく、充実の8時間弱でした。

反省点としては、しゃべりすぎたことです。みなさんの思考の妨げになっていないことを祈るばかりです。コンセプトの人として、更なる聞き上手を目指していきたいと思います。

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