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メタバース環境で会議を開催しました!

デジテック運営事務局のHです。北京五輪が始まりましたね。早速、スキージャンプの小林選手が寒空を切り裂く見事なジャンプで日本勢第1号の金メダルを獲得しました。生観戦しましたが、興奮する展開でしたね。今後も日本勢の活躍に期待したいところです!
さて、今回は、タイトルのとおり、現在のバズワードとも言える「メタバース」いわゆる仮想空間の中で、デジテックのスペシャルサポーター・ヤフー株式会社の水田さん、それから県下の自治体でもデジタルで先駆け的な取組を進めている宇部市職員さんとご一緒して「Horizon Workrooms」による会議を開催しましたので、概況について報告いたします!

デバイスはOculusQuest2を使用

今回のメタバース会議では、Facebookを運営するMeta社が提供しているデバイスOculusQuest2」を使用しました。実のところ、デバイス購入から会議に至るまで様々に苦労もありました…。ここでは一旦端折らせて頂きますが、皆さんにお役立てできる内容になりそうな感触があれば、裏側のところも別途投稿させて頂きます。

Horizon Workroomsというアプリで会議開催

今回、水田さんと宇部市さんとの会議では「Horizon Workrooms」を使用しました。OculusQuest2同様に、Meta社が提供しているアプリになります。昨年Meta社が提供を始めたビジネス用のバーチャル会議アプリです。Oculusがあれば無料で使えるアプリです。

メタバース上で会うと、すぐそばに存在を感じられる

定刻を迎えて、メタバース上で水田さん・宇部市さん・運営事務局が一堂に会しました。それぞれ東京・宇部・山口と離れた環境にいるのですが、メタバースでは、アバター参加のメンバーと、まるで1~2メートルほどにいる距離感で話ができました。

奥にあるホワイトボードにはペン書き込みもできます。

こんな配席で会議を開催したのですが、デバイスのスピーカーから聞こえる声が、配席に応じて発言者のアバターが居る方向から聞こえますし、メタバース上ではアバター間の距離が近いので、リアルに相手の存在を感じることが出来ます。
アバターの姿は、アプリの設定から顔や髪型や服装などをパーツごとに選んでカスタマイズができます。水田さんアバターは、ご本人の雰囲気を感じられる印象です。他のメンバーはどうなんでしょうか、宇部市の担当者さんはヒゲは伸ばしていなかったような…。自分がなりたい姿になれるのも仮想空間の魅力の一つですので、それもアリですよね!

OculusがなくてもPCから会議に参加できます

宇部市さんと運営事務局は、会議の参加人数に対してOculusの台数が不足していたのですが、「Horizon Workrooms」は、会議に付されたURLからPCで参加することが出来ます。ちなみに、PCから参加したときはこんな感じでPC画面からアバターの様子を見ることが出来ます。

一方、アバター側からはこんな感じでPC参加者を見ることができます。

会議室をカスタマイズしてY-BASEのロゴを入れてみました。
こだわりの空間を作ることもできますよ。

資料共有はPC参加者からするのをオススメ

通常のウェブ会議では、資料共有を使われるかと思います。
資料共有は、Oculusからでも対応したPC等を保有していれば可能ですが、対応機種やリンク用ケーブル等の条件が現在は厳しいので、PC参加者から共有をかけるかたちで会議を行いました。通常のウェブ会議アプリと操作が似ているので、宇部市さんが昨年公開された渡辺翁記念会館の仮想展示空間に関するYoutube動画紹介やプレゼン資料も難なく共有ができました!
この日の会議では、デジタルを使った地域の振興などについてディスカッションし、取組の方向性について水田さんからご助言をいただきました。

メタバースの良いところ

先日、メタバースを題材にした某テレビ番組でも紹介されていましたが、メタバース上では、外見や距離を超えてやりとりをすることが出来ます。
ビジュアルが柔らかいことや実際の外見がわからないままであることも影響するのか、やりとりの相手がアバターだと、人によってはリアルよりも壁を感じずにやりとりできたり、相手を優しく感じられるようです。そうした特性を踏まえて、これまで遠慮がちに個人が抱えていた悩みや、思い切って言えなかったアイデアなどが飛び交い始める、そんな可能性も秘めているのではと感じました。

引き続き探求していきたいと思います!

今回、まずはビジネス用会議のアプリ利用というかたちでメタバースを体感したわけですが、単に仕事に関するやりとりを交わすということではなくて、近い距離感で接することができる、あるいは高い没入感を得られるといった特長を生かして、様々な分野で地域の課題解決に資するプラットフォームとしても期待できるのではと感じました。デバイスの普及はまだまだこれからといったところですが、将来的には、メタバース上で会員さんと交流しているかもなんて想像も膨らみます。
デジテック運営事務局では、今後もメタバースの動向を注視しながら継続的な探求を進めていきます。現実空間に加えて仮想空間も念頭に、会員の皆さまと共に様々な取組にチャレンジし続けたいと考えていますので引き続きよろしくお願いいたします!