見出し画像

ブロックチェーンで地域課題解決! 【デジテック・ミートアップ】オンラインセミナーを開催しました

 こんにちは。デジテック運営事務局のみらいです。今週くらいから昼間の気温が上がってきており、春の訪れを感じられるようになってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は春のセンバツ高校野球を楽しみに日々頑張っております。

 久々の投稿となりますが、2/25(金)に開催いたしましたデジテック・ミートアップイベントの模様をお伝えします。
 今回のミートアップは、デジテック会員である株式会社NTTデータ中国様に、「ブロックチェーンを活用した地域課題の解決 初級編」と題して、オンラインセミナー形式にて実施いただきました。
 講師は、株式会社NTTデータ 技術革新統括本部 システム技術本部の 山下 真一様です。山下様は、入社以来、オープンソースプラットフォーム技術、ビッグデータ技術を軸にした取り組みに従事されており、2016年からブロックチェーン関連の活動に参画され、ブロックチェーンを軸とした新たなビジネスの創出にご活躍されております。

1.ブロックチェーンとは

 ところで、ブロックチェーンと聞くと、みなさまどのようなイメージをお持ちでしょうか。ブロックチェーン ≒ ビットコインというイメージをお持ちの方も多いのではないかと思います。(私もその認識がなかなか抜けずにいました…)
 本講演の1章では、「ブロックチェーンとは」ということで、その成り立ちから特徴、ブロックチェーンの技術概要についてご説明をいただき、私自身も改めてブロックチェーンを構成する技術や特徴を学ばせていただきました。
 私なりに理解したことを整理すると、ブロックチェーンとは、ブロックと呼ばれるデータの固まりを、ブロックチェーンのネットワークに参加しているみんなの合意(検証)のもと、データを安全に管理することができる仕組みということでしょうか
・・・まだわかりにくいですよね。もっと端的に、一言でいうとするなら、「安全にデータを管理できる仕組み」ということでしょうか。ビットコインにおいては、この安全にデータを管理できる仕組みを活用することで、第三者の機関を経ることなく暗号資産を管理しているということになりますね。

2.ブロックチェーンの利用事例

 講演の第2章では、ブロックチェーンの利用事例について、わかりやすくイメージいただけるように、日常生活に組み込まれた事例をご紹介いただきました。
 買い物における食品のトレーサビリティへの適用や、買い物時における地域通貨での活用事例、最近話題の仮想空間(メタバース)上におけるNFT流通の適用事例等、私たちの生活の中において、多くの適用可能性があることを知ることができました。
 事例から、特にトレーサビリティが高い点について、とても興味を持ちました。従来の、第三者機関が集約して提供する(データ活用の)仕組みでは、それぞれのデータを誰が持っていて、どこでどのように活用されているかを知ることはかなり難しいことですが、ブロックチェーンの仕組みを活用することによって、そのデータの所有者を証明することができる、またそのデータの流通を知ることができる、また活用することができる点において、大きな可能性を秘めているのではないかと思います。

3.ブロックチェーンの今後の展開

 第3章ではブロックチェーンの今後の展開として、最新の代表的なトピックスをご紹介いただきました。
 ブロックチェーンネットワークは今後様々な分野で適用されていくと考えられていますが、それぞれのブロックチェーン同士の連携を図るためのインターオペラビリティが重要になってきておりその検討が始まっている、またビットコイン例とするブロックチェーンネットワークにおいては、多くの電力消費が必要となることから、消費電力が少ない仕組みによるブロックチェーンの仕組みも利用され始めているそうです。

 この辺の技術動向については、なかなか詳細を理解することは難しいところではありますが、言えることとしては、ブロックチェーンがビットコインを代表とする暗号資産の流通だけの技術ではなく、私たちの生活に密着した様々な分野での課題解決の手法として活用できる可能性があり、その実現に向けて私たちも、想像・創造していくことが大事であるということでしょうか。

4.さいごに

 今回のブロックチェーンの講演については、「初級編」ということで開催をいただきましたが、更なるブロックチェーンの理解促進に向けて、中・上級編の開催も検討しておりますので、ご期待いただければと思います。

 デジテック・ミートアップは、会員のみなさまが「Y-BASE」の設備を活用して企画を実施することが可能な仕組みです。「○○技術をぜひ会員のみなさまに紹介したい」、「◆◆に興味のある方々と交流を図りたい」等、会員の皆様同士や県内の同じ思いを持つ方々とのコミュニティ形成やコミュニティの活性化を図るツールの一つとして、ぜひご活用いただければと思います。
 また、Y-BASEではおかげさまで多くの県内企業や自治体さまの抱える課題解決に向けたコンサルティングやその実証を実施しております。DXに取り組んでみたいがどう進めてよいかわからない等のお悩みがありましたら、お気軽にY-BASEへご相談いただければと思います。