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こだわる人のホログラムステッカー(データ作成方法)

前回の記事で紹介した釣りステッカーのデザインを生かして、ひと味ちがうステッカーを作ってみました。

現在、画像ひとつからステッカーが作れるサービスが増えてきました。しかし、簡単に作れる分シンプルな仕上がりになってしまいます。人とは違ったもの作るにはデータ入稿が欠かせません。データの作り方をマスターしてこだわりのステッカーを作ってみませんか?

前回の釣りステッカーについては以下の記事をご覧ください。

ステッカーには通常の白い紙種だけでなく、金や銀、透明など様々な特殊素材がありますが、今回は七色に光るホログラムへの印刷をしてみました。
ホログラムには通常のレインボー、ビックリマンシールのようなレンズなど様々な種類があります。その中でラメのような細かい粒子の模様のホログラム-ノイズを使用しました。
レンズほど模様は大きくない方がいいけど、レインボーだとちょっと寂しく感じる方にオススメです。

今回作成したステッカーの仕様は以下の通りです。

ステッカー印刷
紙種  :ホログラム-ノイズ
加工  :マットラミネート
     ホワイトインク
納品形態:四角形裁ち落とし


マットラミネートでギラつきを落ち着かせる

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デジタでは光沢とマット、2種類の質感のラミネートを用意しています。
通常、光沢のある素材には光沢のラミネートをします。ですが、今回はあえて真逆の質感のマットラミネートにしてみました。
ホログラムに光沢ラミネートをすると、より強く光沢やホログラムの模様が出ます。ですが、このステッカーのサイズだとホログラムのギラつきがしつこく感じてしまうためマットラミネートで落ち着かせました。
これは好みによるので、物足りなく感じる場合には光沢のラミネートをお選びください。

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また、ラミネートを使用すると色の濃度に多少の影響が出ます。マットラミネートでは淡色だと濃く見えて、濃色だとちょっと白っぽくなります。
見え方が想像と異なる恐れがあるので、発色が心配な方は無料サンプルで色味をご確認ください。


部分的に質感を変えて差をつける

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いくらマットラミネートでギラつきを抑えていたとしても、ステッカー全体が光ってしまうと派手すぎると思い、部分的に光らせることにしました。
中央の魚のイラスト部分にはホワイトインクを印刷し、白地にすることで質感をマットにしています。ビックリマンシールのキャラクターや名前がはっきりとした印刷になっているのも同じ手法です。

ホログラムはホワイトインクを使わずともKの100%やリッチブラックなどインクが濃いほど輝きが抑えられます。背景色の紺色もC100 %、M85%、Y50%の濃い色味になっているので、文字に比べて光り方がちょっと弱くなっています。
そのため、1つのステッカーで「 文字 > 背景 > 魚 」の順でホログラムの輝きに差が生まれ、それぞれ違った質感に仕上がります。
デザインの中に目立たせたいものがある場合には他の箇所を控えめにすると、より際立つのでぜひお試しください。

ホワイトインクについては過去の記事でも解説しています。

※ホワイトインクを使用する場合、通常よりも印刷が剥がれやすくなります。ラミネートを必ず施してください。


色の沈みやギラつき防止にも

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ホログラムはシルバーベースに作られているので、カラーだけを印刷すると色が少し沈みます。また、マットラミネートなのでギラつきが緩和されていますが、光沢ラミネートだとより模様の輝きが強くなります。特にノイズは細かい粒子状なのでベタやグラデーションなら気になりませんがデザインが細かいほど見づらくなります。

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しかし、ホワイトインクをそのまま使用すると、ノイズの模様や光沢が失われてしまいます。そんな時はホワイトインクを薄く印刷することで、色の沈みを抑えつつ質感を極力残したまま印刷することができます。参考写真の、色違いの水色の下にはホワイトインクの濃度を20%で印刷しています。

ステッカー1枚つくるにもこのようなちょっとした工夫の積み重ねで、クオリティが一気に上がります。
その分完成を想像するのが難しくなりますが、うまくいった時にはとても感動します。

今回ご紹介したステッカーは現在、印刷のKOKOROMIにて無料配布しています。実際に手元で見てもらった方がわかりやすいと思うので、ぜひこの機会に入手してください。
無料のため、数に限りがございます。4月11日まで注文受付期間ですが、なくなり次第終了となりますのでお早めにご注文ください。

実物に併せてデータも配布しています。この解説を読みながらデータを見ていただくとわかりやすいと思います。データに関しては常時配布していますので、ご安心ください。



ありがとうございます!
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