博士

欧米渡航時の時差対策は「寝ない」に限る【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第18回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新予定
<著者:山根康宏>

「エコノミークラスの座席で10時間以上も過ごしたくない」なんて人も多いだろうが、会社経費での出張ならいざ知らず、自費での欧米出張ともなればそんなことも言ってられない。最近アメリカへ行くときはマイルを稼ぐためにわざとニューヨーク入りしてそこから国内線に乗り継ぐこともあるが、自分の住む香港からニューヨークまでの搭乗時間は約16時間。1日の三分の二を機内ですごす羽目になる。映画でも長時間見ていれば目が疲れて眠くなってくるのでちょうどいいのだが、下手な時間に寝てしまうと現地に着いてからの時差ボケに悩まされてしまう。

これまで何度も欧米渡航を繰り返しているが、最初のころは時差調整に失敗して滞在中は毎日昼夜が逆転していた、なんて経験もあった。観光旅行ならまだいいだろうが、展示会取材ともなれば会場内を歩き回るのもつらくなる。そしてカンファレンスへの出席ならば、朝椅子に座ったとたんに眠気が襲ってきて、気が付けばお昼ご飯、それを食べたらまた午後も熟睡、なんて失敗を繰り返すこともあった。遠地へ飛ぶ場合はしっかりとした時差調整が必要なのだ。

ということで自分はどんな方法で時差を克服しているかというのが今回のお話である。まあ特にこれといったいいアイディアではなく、強引に身体を慣らすだけなのだが、これのおかげで毎回現地では到着後から眠くなることも無く快適に活動できている。

↑米の現地滞在を時差ボケ無しで過ごすには?

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