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Googleフォームはデジタルマーケティングにどこまで使える?

デジタルマーケティングにおいて、顧客に情報を入力してもらう「フォーム」は使われる頻度が高いツールですよね。

例えば、商品の送付先を記載してもらったり、アンケートに協力してもらったり、様々な局面で利用されることと思います。

しかし、こうしたフォームの作成は、ちゃんと動作するかのチェックが必要だったり、蓄積された情報の管理や集計などで、毎回一から作るとなかなかの労力がかかるものです。

Web制作会社に依頼して毎回XX万円取られるみたいなことを経験されている企業もいらっしゃるのではないでしょうか?

またフォームは、デジタルマーケティング用語として「EFO(入力フォーム最適化)」という言葉があるくらいで、ユーザーにとって入力しやすく、迷いがない、最後まで到達しやすいかというのも非常に重要となっています。

そこで界隈で使用頻度が高いのが「Googleフォーム」というGoogleによる無料のフォーム作成システムですが、顧客への印象はどうか、セキュリティ的に問題がないのかとか、ビジネスとして使う場合の懸念を調べてみました。

20200511テレワーク状況 事業部アンケート

Googleフォームを使うかどうかの判断は自分たちの企業イメージを気にすると良い

まず、使用した場合に顧客からどう思われるか、どういう印象を与えるかかについて考えていきたいと思います。

大前提として、Googleフォームは無料で使えるという側面から、ビジネスに関係なく一般人も気軽に利用しているということが挙げられます。

つまり、人によりますが、ちょっとチープな印象を持っている方がいるかもしれません。

その結果、老舗の大手企業なんかがGoogleフォームを使っていると、イメージのズレが起き、印象が悪いかもしれないです。

この辺りはそれぞれの人の感覚ではあるので、絶対的な基準を申し上げにくいのですが、例えば私でしたら、もしも三井住友銀行からGoogleフォームでアンケートが来たら、「これ本物かな?」とちょっと警戒するかもしれないです。

何より個人情報を大事にすべき銀行、しかも最大手が独自で堅牢なフォームを作らないことに疑問を抱くからです。

このため、一般論ですが、イメージを大切にされる大手企業などでは使用を控えた方が良いかもしれないです。

ただ逆に、上場企業でもIT・Webサービスの先端企業ですと、普通にGoogleフォームを使っている例をよくみます。

例えばクラウド会計ソフトサービスを提供するfreee株式会社(東証マザーズ上場企業)は、よくアンケートの依頼がGoogleドキュメントで来ます。

この会社だって、企業の会計情報を蓄積している、セキュリティには人一倍気をつけて欲しい銀行並みにセキュリティを担保して欲しい企業な訳です。

でも、そこに対して私は違和感なくアンケートを入力しますし、他のユーザーもそうだと思います。

これはITベンチャー・スタートアップという企業イメージから、便利なWebサービスはどんどん使うという姿勢にイメージ上のギャップがないからだと思います。

このように自分たちが市場から見て、どういう風に思われている企業なのかは考えてみると良いかと思います。

多くの人が使うからセキュリティは堅牢、だがクレジットカード情報とかまで聞くのには不向き

次にセキュリティ面です。

何を聞くのかと言うのもありますが、基本的にフォームに入力してもらうのは気軽に外に出て良い情報ではないはずです。

結論から言うと、誰でも使える仕組みだからこそ、セキュリティ的にはかなり堅牢な仕組みができていて、そう簡単に内容が盗まれることはないです。

ただ、Googleアカウントで制御しますので、その管理Googleアカウント情報(ログインPWなど)が盗まれたらアウトですし、共有設定の設定ミスなどは論外になりますね。

また入力された情報がいったんGoogleに保存されることに嫌気が差す企業も多いでしょう。

高いセキュリティポリシーをお持ちの企業の場合、大切な個人情報を第3企業に渡すことに懸念があると思います。

それにそもそもGoogleフォームは無料である以上、万一バグ等があったとしても責任を取ってはくれないでしょうし、ましてや損害賠償などはできないはずです。

つまり、セキュリティ面ではGoogleを信用するかどうかですね。

ただ、やはり受け手であるユーザーの印象として、Googleフォームでクレジットカード情報を聞かれたら嫌だと思う人が大半だと思います。

これも人によって感覚が違いますけど、メールアドレスは許容範囲、でもパスワードまで聞かれたら嫌です。

そこは、実際に安全かどうかを超えて、イメージの問題かもしれないのですが。

完全自動運転の自動車があって、ハンドルやブレーキが一切ない車に100%信頼して乗っていられるかどうか、みたいなものだと思います。

Googleフォームは万能ではない、必要に応じて使い分けよう

結論としては、Googleフォームは便利で手軽な反面、無料でパブリックなイメージが強いためか、ユーザーイメージとしてそこまで非常に強い安心感を与えるまでは至っていないと思います。

このため、セキュリティに細心の注意が求められる企業かつ老舗大手(銀行とか)には不釣り合いなところがありますし、決済情報などセキュリティ的に一つ上の情報まで求められると、不信感が出てしまうと思います。

あくまでパブリックなユーザーアンケートとか、メールアドレスくらいまでしか取らない応募フォームなどに有用なのかなという印象です。

必要に応じて、フォームはしっかり作った方が良いですね。

もしフォームの制作や運用などでお困りがあれば、良い運用方法だったり、安心なASPサービスのご紹介とか、デジタルマーケティング大学校で何かお手伝いができるかもしれませんのでお気軽にご相談ください。


この度は私のnoteをご覧いただきありがとうございます。 もしもサポート頂ける場合は、お礼にデジタルマーケティングに関するお悩みにお答えいたします! 追ってお礼メッセージとともにご連絡させていただきます。