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電話文化は衰退の道、今のうちにデジタルシフトを進めよう

デジタル化していく世の中でも尚残っているコミュニケーション文化の一つが電話。

メールやチャットが普及して、だいぶ使用頻度は減った気がしますが、それでもFAXや手紙と違って、一年間電話を使わずに生活しろと言われたら、結構まだまだ厳しいのではないかと思います。

とはいえ、それすらも普通の電話からはLINE電話やFaceTime、Rakuten Link、zoomといったデータ回線を使用する通話アプリに置き換えらてきているのが現実だったりはします。

昔、長電話して高額料金を請求されたのはもはや何だったのか・・・。

まだ電話番号をなくすことはできない

さて、それでも企業対応としてはまだ顧客(消費者企業問わず)からの連絡窓口として電話番号を残しておかねばならない時代ではあるのかなと思います。

若い方やデジタル志向の強い方はNo電話コミュニケーションに長けていますから、今後徐々に無くなっていくのかなとは思いますが、まだ世間には電話で話したいんです、という人が一定数はいるので。

さすがに「メール送ったんで見てください」って電話するレガシーな人は少なくなりましたけど、「メールだけだとわかりづらいので電話で補足したい」とか、「メール打つの時間かかるので電話しちゃいました」な方は結構いますよね😅

しかし実態は普通の電話ができない人が増えている

先日、たまたまベルメゾン(千趣会)のカタログを眺めていたら、0120のフリーダイヤルの横にLINEの無料通話って書いてあるんですよ。

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そこまでかとちょっと驚いた反面、千趣会さんのマーケティング力が高いのは有名ですから、「さすが!」とも。

実際にQRコードをLINEアプリでスキャンしてみたら、すぐさま通話が始まっちゃいそうな感じでした。

でもこれ、フリーダイヤルの番号あるんだから、いらなくない?と思った方も多いのではないでしょうか?

いや、違うんですよ、フリーダイヤルって携帯電話に対応していないものもあって、千趣会さんのもそうなんでしょうね、だから無料で話すにはLINEなんですね。

それからこれは私も最近うちの大学生インターンと話して初めて知ったおじさんですが、スマホをデータ通信のみの契約で使っている人がいるんです。

どうせ電話しないし、その方が安いから。

でもLINE電話ならデータ回線で電話できますから、使えるんです。

つまり、千趣会さんがそういう人が増えてる現状まで理解して設定したかはわかりませんけれど、結果的にそこまでフォローできているのはすごいなと思いました、感服です。

なんだか話が千趣会さんの凄さになってしまいましたが、私が言いたかったのは、こういう電話番号自体を持たない(実際には番号が発行されてはいるんだけど、そこにかけても通話はできない)層がいるので、旧来の電話コミュニケーションが成り立たなくなってきているということです。

私自身、15年前に実家を出るとき、「携帯電話があるから家電話はいらないよね」って感じで言ったら、当時だと「家電話ないなんて変だ」くらいに諭されたものですが、今じゃそんなの普通ですよね。

そういう感じで、そのうち「電話番号ないの普通だよね?」ってなると思っています。

得意先がテレワークで担当者につながらない

テレワークしている企業が増えている中で、法人営業担当の方から最近よく聞く話が、担当者に電話がつながらず、電話営業の成果が出ない件。

事前に携帯電話の番号を押さえておければ良かったけど、そうでもなかった場合とかテレアポの場合、電話しても「担当者がテレワーク中です」では困ってしまいますよね。

実際に弊社でもテレワークを実施していて、緊急事態宣言の時期とか、オフィスに誰もいないので、電話しても誰も出ないというのを遠慮なくやっていました。

6月過ぎてもその状態だったんですが、流石にお客さんからクレームが来たので、月1万円の電話代行サービスを頼み、そこに全部転送するようにしました。

だって電話対応のためだけに出社するなんてバカバカしいじゃないですか。

私が選定したのはfondeskというサービスだったんですが、着信があるとオペレーターが対応し、内容をチャットワークで通知してくれます。

通知を受けて、必要であれば折り返すスタイルです。

こうなると、営業電話に折り返すことはないから、かけてもかけても永遠に「不在です」と言われるだけなので、うちに営業したい方は骨折り損ですよね。

こういう企業もありますので、電話営業自体がナンセンスになってきているかもしれません。

電話衰退の過渡期、今のうちにデジタルシフトを強めよう

このような流れから、電話自体はレガシーなプロダクトになってきていますが、まだ過渡期なので、現時点では完全になくせないでしょう。

ただいまもし電話に頼っているのであれば、それは改めていく方向に舵を取らないと、あるとき突然通用しなくなるのは間違いありません。

このため、今のうちにデジタルシフトを進めておく必要があります。

インサイドセールスであればインターネット広告を学ぶ、サポート窓口ならチャット対応を充実させるとか。

もし自力で進めるのが難しいようでしたら弊社でコンサルティングや運用代行などをご提供していますので、ぜひお声がけください。

私たちとしては最終的にはインハウスでデジタルマーケティングできるように支援していきます。


この度は私のnoteをご覧いただきありがとうございます。 もしもサポート頂ける場合は、お礼にデジタルマーケティングに関するお悩みにお答えいたします! 追ってお礼メッセージとともにご連絡させていただきます。