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【鎌倉の社会資源】みんたべ食堂

こども食堂のことを日本のあちこちで聞くようになりました。誰かと一緒に食事をすると、体だけでなく心の栄養にもなります。
鎌倉には、みんたべ食堂があります。「みんなで食べる」の略で、利用できる人を子どもに限定していない団体も数多くあります。子どもだけでも、子どもとおうちの人の二人でも、大人一人でも、利用できるのです。

みんたべ食堂の紹介

団体のSNSなどを通して、活動状況を見てみました。最新情報は、各サイトでご確認ください。

一般社団法人ふらっとカフェ鎌倉

安国論寺で毎月第1日曜に「おてら食堂」を開催し、カフェ鎌倉ではピアノとバイオリン演奏会を行う。フードバンクかまくらは、食糧配達や無料配布会、フードドライブを実施し、市内で巡回配布会を行う。ハロウィンイベントや鎌倉女子大学の学生によるけんちん汁の提供も。活動はメディアに取り上げられ、様々な寄附を美味しいお弁当にしている。

なかよし大船こども食堂

フードバンクかながわとフードバンクTAMAから寄附を受け、冷凍品の管理には大型冷蔵庫を借りている。三浦の農園や家庭菜園から野菜、鎌倉社協から洋服、ブックサンタから本のプレゼントがある。需要が増え、ボランティアや大学生が袋詰めを行い、おもちゃの寄附も喜ばれている。イタリアンレストランからのスパゲッティや、インクルージョンネットかながわからのシャンプー、文房具、生理用品も寄附されている。その他、修道院や銀行、市役所、近隣の農園やクリニックからも支援を受け、子供にはお菓子や工作キット、クリスマスイベントも開催。

一般社団法人 インクルージョンネットかながわ

生活や仕事、住まい、経済的困窮、家族、心身の問題など、孤立や社会的排除に直面している人々に包括的かつ継続的な支援を行っている。寄付により子どもたちの居場所や「みんなでごはん」の日が充実しており、Amazonほしいものリストを通じての寄付も活用。学習支援は鎌倉市委託事業で、「みんなでごはん」は自主事業。「Spaceぷらっと大船」のクラウドファンディングは月500円から支援可能で、「インクル子ども若者基金」への協力も呼びかけている。

こども食堂について詳しい本

以下は読書メモ

こども食堂が地域の力で運営される背景
多様性と共同性は相性が悪い
配慮があれば多様性と共同性が両立できる

調べたワーカーから一言

みんたべ食堂やこども食堂は、孤独・孤立を軽減するのに良い場所だと思います。人は居場所を求めるものです。どなたでもどうぞという仕組みによって、地域・社会が優しく開かれ、大変な人が「大変」と言えるようになって良かったです。コロナ禍を経て、人々がつながるきっかけができ、配慮があれば多様性と共同性が両立できることも知りました。

スタッフから

一人暮らしだったり長いブランクを経たりしてデジKAMAに働きに来るワーカーの中には、とにかく自分の話を聞いてもらいたい人、何を話したらよいかわからないけれどもとりあえず人の輪の中に入っていたい人、その日に何を食べようか考えるのが億劫になっている人もいます。
誰でも行ってよいみんたべ食堂で食事をしながら元気を取り戻していってもらえるとよいなとの思いから、今回の記事にまとめました。


この記事は、各団体のSNSから情報を収集して文章にまとめたワーカー、「つながり続ける こども食堂」の書籍を元にスライドで読書メモをまとめたワーカーとの合作です。

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