見出し画像

【Pick Up記事】在宅ワーカーの自己管理

1日2~3時間を週2~3日から、自宅でも働けると言っているデジKAMAは、鎌倉市独自の就労困難者向け支援事業です。たまに誤解されることがあるのですが、サラリーマンの副業やアルバイトなどのかけ持ちのように、個人が複数の所属先から収入を得ることを推進する施策ではありません。既に雇用されている人はこの事業の対象者ではないため、他の職場で副業が許可されていようとも、お断りしています。

通所でも在宅でも、ワーカーをフリーランスとして扱い業務委託することを就労支援としているのが、私たちの事業のユニークさです。特に就業経験がない個人だと、ツテやコネもなければ、クラウドソーシングのサイトでアピールするだけの実績もスキルもありません。
そこで、デジKAMAが一BPO事業所として案件を受託し、スタッフが指示書を整備したうえで、登録しているワーカーの志向や適性に合わせて分配していきます。ワーカーは、個人で活動していてはなかなか触れることができない企業受託案件に従事する経験を重ね、結果として最低賃金が保証された報酬がついて来ます。

デジKAMAではスタッフから「あなたにはコレ」と業務が割り当てられる

ワーカーは多様な属性とライフスタイルを持っており、一人として同じ状況の人がいませんが、「ずっとデジKAMAから仕事を受けられたら」と口にするワーカーは多くいます。しかし、ここは終着地点ではなく通過点であると、個別説明会でも必ず話しています。

デジKAMAで働いた結果、一般就労を目指していくか、フリーランスとして自らの力で歩んでいくかは人それぞれです。後者の場合、最初はデジKAMAの伴走の元で、さまざまな種類の案件について「このくらいの質と納期で仕上げられる」というレベル感を掴んでいきます。自立してからは、それこそクラウドソーシングのサイトなどで受注し、好きな時間に好きな量の仕事を手がけていくようになるのです。

デジKAMAで経験した業務がフリーランスとして自走する際のアピールになる

今回のPick Up記事は、いずれワーカーが自走して自由に働くようになったときに役に立つであろう、セルフマネジメントツールについての紹介です。

今回のPick Up記事

Color in Life社は、複数案件を抱えるフリーランスのためにセルフマネジメントを支援するAI案件管理ツール「Qocolor(コッカラー)」を2023年12月16日にリリースしました。

課題

  • 近年増加が著しい若手フリーランスですが、単価の低い案件を複数抱えつつスキルアップもしなくてはならないという大変な状況に置かれています。

課題に対する実践

  • Color in Life社は、複数のプロジェクト管理ツール「Qocolor」の開発に至りました。案件を登録するだけで、他の案件の進捗を考慮したガントチャートが瞬時に作成されます。

  • ダッシュボードでは、複数の案件の進捗が一目で確認できます。案件ごとに必要な情報を一箇所にまとめられます。

実践の結果

  • フリーランスは自分の時間や能力を最大限に活用し、効率的にプロジェクトを進めることができます。

将来の展望

  • 同社では、人々が自分の好きなことに没頭し、自分らしく自律的にイキイキと生きる社会の実現を目指します。


これを書いている2024年4月、ついに事業登録者が定員である50名に到達しました。今年度も、一人でも多くの鎌倉市民にパソコン1台で仕事をしていく面白さややり甲斐、社会との接点を体験してもらえるよう運営していく所存です。
今後は、デジKAMA卒業後についてもイメージができるような記事も出していければと思います。

【Pick Up記事】デジKAMAスタッフが選んだ記事を登録ワーカーが要約し、不定期でお届けしていきます✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?