初心者のために医師国家試験ビデオ講座の基本知識をシンプルに

医師国家試験の勉強について調べるといろいろなビデオ講座(オンライン授業)についての情報がいろいろヒットします。

筆者も3年生くらいからなんとなく調べていたのですが、断片的なネットの情報から全体像を掴むのに時間がかかりました。

このnoteでは、あまり詳しくない方の助けとなるよう基本的な情報をシンプルにまとめておきます。感想とかではなく、どういう講座があるかの整理です。


医師国家試験予備校まとめ

まずは医師国家試験予備校をまとめます。

基本的にメジャーどころは大きく4つ
・TECOM
・MEC
・medu4
・Q-Assist(medicmedia)

受講者は少ないようですがMACという予備校もあります。

TECOM、MECが昔からある予備校medu4、Q-Assistがここ3年くらいで出てきた予備校です。後者2つはテキストがPDFで配布されるという特徴があります。(紙で勉強する場合には自分で印刷する必要あり。)

TECOM、MECは大学単位でのセット購入がメインになります。

medu4は各講座のバラ売りもあります。

Q-AsssitはQBについているシリアルを入力することで使用可能になります。
例外的に公衆衛生講座・直前Assistなど一部の講座はバラ売り。

→2019年版より1年あたりの課金制に変更になりました。

講座まとめ

次はビデオ講座の内容の大まかを解説します。

基本的には上で紹介した予備校で構成は似かよっています。

基本構成は

・臓器別講座
・後期講座
・弱点補強型講座
・直前予想講座

という感じです。

【臓器別講座】

臓器別講座は多くの人が想像する講座で、循環器・消化器・神経というように系統別に病気について網羅的に勉強する講座になります。

量も最も多く、メインテキストの量も多いです。勉強の中心になる講座になります。

ビデオ講座の勉強を開始したときに一番最初に取り組む講座です。今までの一般的な受講スケジュールでは5年生〜6年生前半で受講するのが大多数であると思います。

TECOM → Select
MEC  → 臓器別対策講座
medu4 →あたらしい内科外科
Q-Assist →  Q-assist疾患講座編

★参考資料 各予備校のサイトも

▼TECOM

▼Q-Assist

▼MEC臓器別対策講座

▼medu4 あたらしい内科外科

【後期講座】

筆者が理解できなかったのがこの講座です。

6年生の秋(10月)頃開講 ← 後期講座を定義するとすればおそらくコレ
・TECOM、MECのみ
・内容は臓器別に総復習的な内容 + 予想的内容
・TECOM、MECの模試はこの内容からも出題される傾向にある

TECOM、MECのフルセットで申し込んだ場合にはこれらもセットに含まれていますが、後期講座はこれだけ受講する案内が来ます。

TECOMはターゲット
MECはサマライズ
という名称です。

なので臓器別はmedu4で後期講座はサマライズという選択も可能です。
(大学によっては、後期講座だけの受講は不可能という噂も)


medu4ではこの時期にテストゼミという演習→解説をというタイプの講座があります。

【弱点補講型講座】

こちらも分かりにくい講座です。

学生が苦手にする内容や特定の対策が必要な内容をまとめて授業してくれる講座です。予備校・年によってラインナップが異なります。

わかりやすいのが必修対策講座。どの予備校にもあります。

例えば、113回対策のmedu4では
・必修対策講座
・栄養
・輸液
・酸塩基
・判断

という内容の講座がありました。


【直前予想講座】

それぞれの予備校がほんとに直前期に行ってくれるのが、直前予想講座です。
(出し惜しみ感)

予想が多かったり、総復習的な内容だったり、必修が多かったりとそれぞれの予備校の特色がよく出てくる講座でもあります。

TECOM
→ラストV

MEC
→ラストメッセージ

medu4
→国試究極MAP

Q-Assist
→直前Assist


まとめ

感想などは抜きにしてシンプルに予備校についてシンプルにまとめてみたつもりです。誤りがあればご指摘お願いします。

この記事が役に立ちましたら、Twitterなどで共有してくださると大変うれしいです。よろしくおねがいします。


↓こちらのマガジンで医師国家試験勉強のデジタル化についてまとめていますので、興味のある方はぜひどうぞ!!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?