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[作品] 誕生日おめでとう! 「はねっこ」は、18歳になりました

(投稿2019年6月7日)

現在、VRChatで使っているアバタ「はねっこ」は、もともと、大昔、ドコモのiアプリ向けの2Dの萌えキャラクタのために作ったものでした。

「はねっこ」のデビューは、秋葉原で、2001年5月3日から開催の「iモードパラダイス」で、自分の試作iアプリを、2001年5月6日に、会場に展示されていた503i実機で動かしてみたのが最初になります。iアプリの基本画面は、下画像で、待ち受けモード対応の時計アプリや、15パズルなど作っていました。

試作したiアプリが、実機で動くことを確認して、購入に踏み切りました(;^ω^) iアプリは、無償公開にして、いくつかの種類のiアプリを作って置いておきましたが、累計で、1万ダウンロードを超えました。当時、iモード端末の台数が、1千万台を記録し始めた時代でした。アスキーの週間ランキングで1度、9位になりました。個人レベルのiアプリ公開では、ほぼ、快挙と思っています。要は、みなさん、ほんの数分間の暇つぶし手段を、潜在ニーズとして持っていたことが分かったのでした。

同時に、1998年頃から、MayaやRenderManも、個人で所有して、Toonシェーダを独自開発だしていました。2003年には、3DCGツールやグラボの低価格化の波が起きて、自分専用で、萌えなレンダリングテスト用の3Dモデルも欲しくなって、「はねっこ」は、3D化に進みました。下画像は、試作していたToonシェーダによるレンダリング結果になります。時期的に、ACM Siggraphの発表レベルで、ディズニーのCGアニメ「ムーラン」などに、先を越されていたのが、残念でした。ただ、米国大手CGプロダクションとも、自分の試行錯誤が、同時期に重なっていたとは感じています。

ちなみに、当時、個人で、MayaとRenderManを所有していたのは、日本では、自分1人だったようです。

そして、2018年には、VRChatが、盛り上がりを見せてきました。この波に、便乗して、「はねっこ」も、VRChatアバタ化へ進んだという訳です。今も、MayaとRenderManの所有者は継続中です。ツールは、長く使って、使い慣れることが肝心な気がします。

ベースの3Dモデルのデータは、あまり変えずに移行してきているのですが、割りと、変化して見えるのが、不思議なところです。2019年6月の今、「はねっこ」は、18歳なりたてという訳です。「はねっこ」の誕生日は、イベントで試用した日の2001年5月6日としましょう。

Happy Birthday to Hanekko!

でも、歳をとっても様相が老化しないのが、3DCGモデルの特徴とも言えますが、どうしましょ(;^ω^)

この先どうなるのかは、分かりませんが、可能な限り、ポーティングしていこうと思います。

あと、仕事でなく、趣味でやる方が少なすぎて、話し相手がいないのが、残念です。仕事でしてる方は、話していても、遊び成分がなくて、あまり面白くありません。

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