中国が暗号通貨の採掘と取引を違法と宣言。

PC Magazineは2021年09月24日に、中国が国内での暗号通貨活動を排除しようとする最新の試みとして、暗号通貨の採掘と取引を違法と宣言したと報告した。

中国は、刑事罰の恐れがあるため、マイニングを含むすべての暗号通貨関連の活動を非合法化している。

https://time-az.com/main/detail/75260

2021年09月24日金曜日、政府系の中国人民銀行(People’s Bank of China)は、海外の暗号通貨取引所が中国市民にサービスを提供することも禁止する新しい規制「关于进一步防范和处置虚拟货币交易炒作风险的通知」を導入した。

2021年09月24日、中国の国家発展改革委員会(China’s National Development and Reform Commission)は、無駄なエネルギー消費を止めるために、仮想通貨のマイニングを全国的に取り締まることを発表した。同命令では、中国市民が新たにマイニングリグを建設することを禁止し、中国政府機関に取締りを強化するよう求めています。

中国はここ数年、暗号通貨に対して友好的ではなかった。主な理由は、この技術が同国の通貨管理を回避できるからである。2017年、中国政府は国境内の仮想通貨取引所を閉鎖し始めた。しかし、中国の電子機器サプライチェーンや海外の暗号通貨取引所のおかげで、国内の人々は暗号通貨の売買やマイニングを続けてきた。

2021年09月24日金曜日に発表された新規則は、すべての暗号通貨との関連を禁止することで、そのような状況を終わらせることを目的としている。この禁止を実施するにあたり、中国人民銀行は、国家安全保障を維持する必要性を挙げている。同規則では、暗号通貨取引が「経済・金融秩序を乱す」と同時に、賭博、違法な資金調達、詐欺、ねずみ講、マネーロンダリングなどの犯罪の増加につながっているとしている。また、中国人民銀行は、ビットコイン(Bitcoin)、イーサ(Ethereum)、テザー(Tether)を違法な仮想通貨として具体的に訴えた。

この動きにより、2021年09月24日金曜日には、ビットコインとイーサリアムの両方の価値が一時的に暴落ました。しかし、新たに発表された規制は驚くべきものではない。

同国の多くの暗号通貨採掘者は、ここ数カ月間に行われた過去の政府による取り締まりを受けて、すでに活動を停止したり、国外に逃亡したりしている。

さらに、2021年09月25日には、Huawei(Huawei Technologies Co. Ltd./华为技术/ファーウェイ/華為技術)の創業者の娘である副会長兼CFO(最高財務責任者)孟晩舟(Wanzhou Meng)は、拘束されていたカナダから帰国し、英雄的歓迎を受けるが、彼女は無罪放免になたわけではないはずである。

日本近海で密猟した漁師も、日本が開放すると、英雄的な歓迎を受け、日本に冤罪で謝罪を要求した！

つまり、中国人の中には、犯罪意識が低い人がいるようで、これでは、どのような罪を与えても、英雄気取りで犯罪を犯し続けることだろう。

つまり、法律より国民意識改革が先である。

2019-04-24---ブロックチェーンの「分散型ユートピア」は幻想に終わるのか？
2019-04-08---仮想通貨マイニングの70％が中国で行われ、その中国がマイニング禁止を検討！
2019-03-27---横浜地裁、仮想通貨「マイニング」で、他人のPC無断利用に無罪 ！？
2018-11-06---仮想通貨マイニングの時代は終わった！？
2018-08-20---仮想通貨のマイニング・ツール企業「Bitmain」が上場へ！
2018-07-02---他人のパソコンをウイルスで、仮想通貨のマイニングに悪用した被告に有罪判決。
2018-01-31---中国の人気仮想通貨「Tether(テザー)」。
2018-01-04---自作パソコンで、仮想通貨の「マイニング(mining/採掘)」に参入。
2017-12-25---仮想通貨、取引所破産に備え信託で保全を計画。
2017-09-25---上海の仮想通貨取引プラットフォームの幹部ら上海から離れられず！
2017-09-16---中国、資本流出防止へ強硬策として、仮想通貨の3大取引所を閉鎖！
2017-09-14---中国最大のBitcoin取引所は、 9月末で全取引業務の停止を発表！
2017-09-11---中国は、一時的に全てのバーチャル通貨の商業用交換を閉じた。
2017-09-04---中国のICO全面禁止、仮想通貨下落。