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両足切断の登山家がエベレストで歴史を刻む。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2023年05月22日に、43歳のグルカの退役軍人カトマンズのハリ・ブッダ・マガール(Hari Budha Magar)は、世界で最も高い山に登頂した最初の両膝上切断者となった。

アフガニスタンで両足を失ったイギリス軍の元グルカ兵(former Gurkha soldier)は、2023年04月17日にエベレストに到着したが、頂上に到達するのは2023年05月19日まで待たねばならなかったと報告した。

グルカといえば、世界最強の陸軍で、日本兵とビルマで戦った歴史があり、カトマンズのグルカ駐屯地を訪ねたことがある。

2010年にアフガニスタンでIED(Improvised Explosive Device/即席爆発装置)によって脚を破壊されてからちょうど13年目の2023年04月17日に、退役軍人はネパールのエベレストに到着した。
しかし、登頂には2023年05月19日まで待たなければならず、彼はエベレストのベースキャンプで18日間、天候が回復するのを待つことを余儀なくされた。

安全に登頂できる状況になっても、悪天候のためサングラスや酸素マスクが凍ってしまい、頂上での滞在時間はわずか数分だったそうである。
エベレストのベースキャンプからPA通信(Press Association news agency)の取材に応じ、彼は 「私のジャケットはすべて完全に凍っていました。すべて凍っていました。温かい水も、サーモスにお湯を入れていたのですが、それも凍ってしまい、飲むことができませんでした。」と語った。
「降りてきたときには、酸素がなくなっていました。みんなは酸素を持って上がってきてくれた。私はお尻をぶつけながら降りていったが、酸素は残り30~40分で、まだ降りるまでに2~3時間あった。

中国とインドの登山家は、別々のエベレスト遠征で死亡した。

こんなことができる彼は、シェルパ族だろう。

ブダ・マガールが初めて登山を志したのは、裸足で学校へ通っていた頃だった。
ネパールを離れ、イギリス軍のグルカ連隊で伍長として働いていたが、人生を変えるような怪我を負ってしまった。

https://www.scmp.com/news/asia/south-asia/article/3221340/double-amputee-climber-makes-history-mount-everest
https://www.scmp.com/topics/afghanistan?module=inline&pgtype=article
https://www.scmp.com/topics/mount-everest?module=inline&pgtype=article
https://www.scmp.com/topics/nepal?module=inline&pgtype=article
https://www.scmp.com/topics/mount-everest?module=inline&pgtype=article

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