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中国、ミャンマーとの全て国境貿易ゲートを閉鎖

アジア経済ニュースNNA ASIAは2024年10月28日に、独立メディアのミャンマーの新聞「ミャンマー・ナウ(Myanmar Now)」などが2024年10月24日に、中国は2024年10月22日までに、ミャンマーとの国境にある全ての貿易窓口を閉鎖したもようだ。ミャンマーの軍事政権に抵抗する国境地域の少数民族武装勢力に圧力をかける狙いとみられる。2024年10月24日に伝えた。

ミャンマーの貿易業者によると、中国は22日、北東部シャン(Shan)州の北部ムセと東部モンラー(Mongla/中国側は打洛)の全ての国境貿易検問所を閉鎖した。19日には北部カチン(Kachin)州で、少数民族武装勢力カチン独立軍(KIA)が支配する地域の全ての国境検問所も閉鎖しており、二国間の全貿易窓口が業務を停止した。

国境沿いに拠点を置く少数民族武装勢力に圧力をかけ、国軍への攻撃を止めさせる狙いのようだ。ムセは現在も国軍の支配下にあるが、モンラーはモン・ラ族のNDAA(National Democratic Alliance Army/シャン州東部民族民主同盟軍)が支配している。NDAAは、西部ラカイン州のAA(Arakan Army/アラカン軍)、シャン州のMNDAA(Myanmar National Democratic Alliance Army/ミャンマー民族民主同盟軍)とTNLA(Ta'ang National Liberation Army/タアン民族解放軍)の3勢力で構成する「兄弟同盟」と協力関係にある。同同盟が昨年10月にシャン州北部で開始した対国軍の攻撃戦略「作戦1027」には参加していない。

米政府系のRFA(Radio Free Asia/ラジオ・フリー・アジア)は、中国との国境地域は、同国からの輸入品に大きく依存していることから、現地では物価が高騰し、住民の生活に影響が出ていると報じた。

https://www.nna.jp/news/2720924
https://myanmar-now.org/en/news/china-blocks-all-goods-entering-myanmar-through-muse-and-mongla-gates/
https://www.rfa.org/english/myanmar/2024/10/24/myanmar-china-closes-border/

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