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イギリス中部、HS2中止区間で輸送効率向上のため、高速鉄道の新設を計画。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年09月16日に、イギリスのイングランド北西部(North West England)の都市圏グレーター・マンチェスター(Greater Manchester)とウエストミッドランズ(West Midlands)の首長らは、中部バーミンガム(Birmingham)とマンチェスター(Manchester)を結ぶ新たな高速鉄道の計画を発表した。ロンドンとイングランド北部を結ぶ高速鉄道「HS2(High Speed ​​2/ハイスピード2)」の計画のうち、中止された第2期区間に当たる。鉄道網全体での輸送効率向上や交通渋滞の解消を狙うと、BBC電子版などが2024年09月13日伝えた。

計画される区間は、HS2終点のスタッフォードシャー(Staffordshire)からマンチェスター空港西(Manchester Airport West)で建設予定のノーザン・パワーハウス鉄道(Northern Powerhouse Railway)に合流するまでの50kmである。完成すれば、ロンドンからマンチェスターまでの所要時間は、HS2の当初計画より約15分長くなるが、2時間以上かかる現在の鉄道網よりは少なくとも30分短縮される。

各自治体から委託を受けて調査した民間コンソーシアムは、HS2は第2区間がなければバーミンガム北部の輸送能力向上に寄与しないと結論付けた。報告書では「マンチェスターとバーミンガムの間で何もしないことは、経済的にも運用的にも良くない。HS2への国の投資も費用対効果が低くなる」と指摘している。

ロンドンとバーミンガムを結ぶHS2第1期区間の工事はすでに進められており、少なくとも£225億が投入されている。第2期区間は2023年に中止されたが、すでに£20億以上が費やされていた。新計画では、政府が買い上げた土地やインフラを活用することで、コストを抑えられるとしている。

https://europe.nna.jp/news/show/2705655
https://www.hs2.org.uk/what-is-hs2/hs2-project-update/
https://www.globalrailwayreview.com/news/176756/transport-experts-urge-uk-government-revitalise-high-speed-rail/
https://assets.publishing.service.gov.uk/media/5a789f5540f0b63247698da2/hs2-decisions-and-next-steps.pdf

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