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世界銀行。カンボジアは2023年経済成長率予想5.5%で維持と予測。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2023年10月04日に、カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」のメイ・クンマカラ(May Kunmakara)は2023年10月02日に、世界銀行が2023年10月02日に発表した報告書「東アジア・太平洋地域経済アップデート(East Asia and Pacific Economic Update)」で、カンボジアの2023年の経済成長率予想を5.5%に据え置いたと伝えたと報告した。

世銀はカンボジア経済について、観光を中心にサービス産業が順調に回復していることや、農業部門が好調であることを評価している。

報告書によると、2023年01~07月の外国人観光客数は前年同期比約4倍の300万人。新型コロナウイルス流行前だった2019年実績の8割の水準に達した。また、農作物の栽培面積は、2023年07月までに前年同期比24.5%増の150万ヘクタールとなっている。

2024年の成長率については6.1%と予測。輸出の拡大が見込めるほか、新投資法が追い風となりFDI(Foreign Direct Investment/外国直接投資/海外直接投資)が拡大するとの見方を示している。

世銀は2023年と2024年のカンボジアの成長率を6月時点でそれぞれ5.5%、6.1%と予測していた。

カンボジアの経済成長率については、ADB(Asian Development Bankアジア開発銀行)が先月20日、23年が5.3%、24年が6.0%になるとの予想を発表。今年の成長率予想を前回予想の5.5%から引き下げた。

世界銀行東アジア太平洋地域の首席エコノミストのアーディティヤ・マットー(Aaditya Mattoo0は、最近のビデオ記者会見で、カンボジアにとって東アジアRCEP(Regional Comprehensive Economic Partnership/地域包括的経済連携)がもたらす潜在的な利点を強調した。
アーディティヤ・マットーは、RCEPは市場アクセスの予測可能性を高め、政策改革を促す可能性があると指摘した。 これは貿易と投資の流れを促進する可能性があり、衣料品産業に大きく依存してきた同国の経済多角化計画を支援する可能性がある。

https://www.phnompenhpost.com/business/growth-pegged-55-23-recovery-stage-world-bank
https://www.worldbank.org/en/publication/east-asia-and-pacific-economic-update
https://openknowledge.worldbank.org/server/api/core/bitstreams/5620cb1a-0b68-4a83-91c1-d8d701910a7f/content
https://www.pwc.com/gx/en/about/pwc-asia-pacific/asia-pacifics-time.html

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